問題は無いのか?回収された不用品のリサイクル・転売について

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先日、僕は友達ととあるリサイクルショップに行きました。

古い物やもう新品で買えないような中古品が安く手に入るので、特に買いたい物が無くてもたまに遊び感覚で行くことが多いです。

店内をぐるぐる歩いていると、友達が「おい!ちょっとコレ見てくれ!」と言うのです。

友達のところに行くと、一台のテーブルがあるのです。

このテーブルがどうかしたのかと聞くと、友達が先月便利屋と称する廃品回収業者にタダで回収してもらった物、つまりその友達の私物だった物なのです。

友達はそのテーブルをもう使わないと思ったから廃品回収業者に渡したので、てっきりもうゴミになっていると思っていたのですが、売り物になっていたのです。

僕はその廃品回収業者がこのリサイクルショップに持ち込んだんだろうと言いました。

しかしその友達は、「そんなことやって良いのか!?」と、釈然としない様子。

リサイクルショップの店員に食ってかかりそうな勢いだったので、なだめて店から出ました。

さて、コレってやって良いことなんでしょうか?

それとも違法で、やったらダメなことなんでしょうか?

今回このブログでは、廃品回収業者や不用品回収業者に引き取られた不用品が、その後どうなるかという話について、廃棄処分や転売を織り交ぜながら紹介していきます。

廃品回収業者は無料で不用品を回収してくれるのか?

廃品回収業者は無料で不用品を回収してくれるのか?
その廃品回収業者は友達テーブルをタダで回収したそうなのですが、これは珍しいことだと言えます。

なぜなら、街の中を巡回している廃品回収業者は不用品を回収する時に、ほとんどの場合お客さんから「処分料」を銘打って回収料金を払ってもらって回収するのです。

つまりお客さんが料金を払って回収された物は、その後売ることができず処分せざるを得ない物だと言うことです。

友達の場合はテーブルをタダで回収してくれたそうなのですが、この場合処分するのではなくキレイにすれば売れてお金になると廃品回収業者が思ったのでしょう。

また、廃品回収業者がより高値で売れると思った物に関しては、廃品回収業者が買取料をお客さんに払うこともあるのですが、それは極めて稀なケースだと言えます。

回収業者による転売が違法ではないのか?

回収業者による転売が違法ではないのか?
では、回収した物を転売したり再び売ったりするということは、良いことなのでしょうか?

これも多くの場合、問題ないことだと言えます。

許可を持っているから

他人から得た物を売ったり買ったりして利益を出すためには、「古物商」という許可が必要になってきます(古物商に関しては「こんなにも資格を得るのは大変!不用品回収に欠かせないモノ」をお読みください)

この古物商の許可という物がなければ、リサイクルショップは営業できません。

今回の友達のテーブルの場合、廃品回収業者自身は古物商の許可を持っていなくて自分自身ではテーブルを売ることができないので、そのリサイクルショップに「売って」金銭を得たのでしょう。

仮にその廃品回収業者が古物商の許可を持っていたら、廃品回収業者自身がそのテーブルを転売して利益を得ることができます。

廃品回収業者が友達から「無料で」引き取ったテーブルを売って得た金銭は、車の維持費や燃料代などの経費を引かれた残りは「利益」になるのです。

所有権は既に回収業者→リサイクルショップになっているから

テーブルの回収の際に金銭の授受があって、レシートや領収書でもあれば決定的なのですが、友達は「必要無いから」テーブルを廃品回収業者に渡したので、この時点でこのテーブルの所有権は廃品回収業者に渡ったことになるでしょう。

そして廃品回収業者がリサイクルショップにそのテーブルを「売った」段階で、このテーブルの所有権はリサイクルショップに渡ったと見なすことができます。

なので残念ながら、このテーブルについて友達がああだこうだ言えない状況ということなのです。

もし友達がこのテーブルがリサイクルショップで売られていることに納得いかないのであれば、お金を出してこのテーブルを買って、自分の所有物にするしかないのです。

廃品回収業者が回収した物が転売されていることは、何の問題も無いのです。

ポイントは「不用品」をどう捉えるか

ポイントは「不用品」をどう捉えるか
ポイントは不用品を「何」と捉えるかなのです。

基本的に「ゴミ・廃棄物」を収集・回収・処理するには、自治体から交付される「一般廃棄物収集運搬許可」が必要になってきますが、この許可を得ることは至難の技と言えます。(詳しくは「違法な廃品回収業者とは?不用品回収に関わる違法性について」をお読み下さい)

では友達がテーブルを渡した廃品回収業者がこの許可を持っているかと言うと、恐らく持っていない可能性の方が高いです。

それでは違法ではないかと言うと、それはそうでもないのです。

廃品回収業者はこのテーブルを「ゴミ」とか「廃棄物」として回収しているワケではなく、また使える物として回収しています。

まだ使える物として回収して転売したり、回収した物をバラして資源として売ったりすることは、大丈夫なのです。

不用品を「ゴミ」捉えるか、ゴミと捉えずに「まだ使える物」として捉えるかで、違法か否かは大きく異なってくるのです。

回収された不用品の流れ

回収された不用品の流れ
それでは、具体的に回収された不用品がどうなるかを見ていきましょう。

価値があるかどうか判断する

あなたが持っているテレビが不用になったため、廃品回収業者や不用品回収業者に回収を依頼したとしましょう。

もしそのテレビがまだ販売後5年経っていないような比較的新しい物であったら、それその物として売れる可能性が高いです。

回収業者自身が売るか、もしくは古物商の許可を得ている業者に売られることになるでしょう。

逆に、ブラウン管のテレビのような古いテレビの場合だと、もうそれその物の価値は無いに等しいです。

なので、分解されて金属やプラスチックなど構成素材ごとに分別されて、それらを扱う専門業者に売られることになるでしょう。

そうしてまでも価値にならない部分は、前にも出てきました「一般廃棄物収集運搬許可」を持っている業者に渡って、適切に処理されることになるでしょう。

このようなことはテレビだけではなく、洗濯機や冷蔵庫などの大型家電や電子レンジや電話などの小型家電はもちろん、ベッド・本棚・パソコンなど何にでも当てはまります。

価値があるなら売れる

売れるか売れないかのポイントは「価値の有無」です。

価値とは端的に言うと、「欲しいと思っている人がいる」ということです。

この「欲しがっている人がいる」かいないかを知るためには、インターネットオークションを見ると良いでしょう。

あなたがいらないと思っている物でも、インターネットオークションで同じ物に入札がされていると、少なくともこの世の中にひとりは「欲しいと思っている人」がいるということなのです。

新しいテレビは誰か欲しいと思っている人がいる可能性が高いですが、古かったり壊れていたりするテレビは欲しいと思っている人がいないと判断される可能性が高いのです。

しかし、古かったり壊れていたりしているテレビでも、リサイクルすればまた新たな物に生まれ変わる素材で構成されているので、そういった素材やパーツだと価値が出てくることもあるのです。

まとめ

以上のことを友達に説明したら、憤りも収まり理解してくれたようです。

むしろ、「自分にはもう必要無いからゴミだと思っていたけど、必要としてくれる人がいると判断されて売られていると思うと、意義深くて良いことだ」と言っていました。

価値があるからこそまた売られ、必要としている人の元で再び使われるのです。

「価値」とはそのようなことだと思います。

僕も最近はいらないと思った物に関しては、捨てる前にインターネットオークションを見て価値があるかどうか調べるようにしています。

そこで価値があるのようならオークションに出品しますし、無いようなら捨ててしまいます。

ただ、インターネットオークションで入札がされている物でも、回収業者やリサイクルショップに売りに行ったら売れなかったという場合も考えられます。

あくまでひとつの指標として、不用品を売る場合は活用してみてください。

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