僕の母は最近、時間を見つけては頻繁に母の実家に行くことがあります。何をしに行っているのかと言うと、亡くなった祖父の遺品を整理しに行っているのです。

亡くなった祖父と言っても、ここ最近亡くなったわけではなくもう10年も前に亡くなっているのです。母も祖母も祖父のことを慕っていましたから、中々遺品を片付ける気になれなかったのです。

ただこのままズルズルと祖父の遺品を整理せずにいると、80歳を超えている祖母が仮に亡くなってしまったら、母ひとりで祖父母両方の遺品整理をすることになりかねないのです。

ですので、時間を見つけては実家に行って、祖父の遺品整理と祖母の生前整理の両方をしているのです。しかし…母も祖母も祖父のことが好きでしたから、思い出の品が出てくる度にふたりとも思い出に浸ってしまうものですから、中々作業が進まないのです。

そういうことで祖父の遺品整理に時間がかかっているので、未だに祖母の生前整理が出来ないと言うのです。また運転が苦手な僕の母からしてみれば僕の家と母の実家は車で1時間ほどかかる距離なので、行って帰るだけでもかなりの負担なのです。

行って帰るだけでも疲れるし、遺品整理は進まない…。ひょっとしたら今この記事を読まれている方の中にも、今まさに親の遺品整理をしているという方がいらっしゃるのでは?そしてまさに、家と実家との往復や遺品整理が進まないということで、困っているという方がいらっしゃるのではないでしょうか?

今回のこの記事では、遺品整理を自分ではなく代わりにやってくれる「遺品整理業者」について紹介します。

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1 遺品整理を代わりにしてもらうメリットとデメリット

「亡くなった家族の遺品を、家族親族以外の人間がやるなんてあり得ない!」このように受け止められる方も、きっと大勢いらっしゃると思います。現に僕も初めて遺品整理業者の存在を知った時は、そのように感じました。

しかし、この複雑な社会構造の中で、今遺品整理業者という職業は輝きを見せているのです。それくらい遺品整理を代わりにやってくれる存在は、今必要とされているのです。

では、なぜ遺品整理業者が必要とされるのか?遺品整理業者に遺品整理を頼んだ場合のメリット・デメリットについて紹介します。

メリット(1)遺族が精神的負担から解放される

亡くなった人の物をひとつひとつ手に取っていくと、その方との色々な思い出が蘇ってきたり余計に悲しんだりして、精神的に負担がかかり中々片付けが進められないというケースは多いです。

仮に遺品整理をする場所(家)が持ち家の場合だとまだ良いかもしれませんが、そこが賃貸の物件で借りている場所であったら、退去期日までに全ての遺品を整理しなくてはなりません。

精神的に参っている状態に加えて、時間的な負担も加わってくると、スムーズに遺品整理をするのは難しいと言えるでしょう。しかし遺品整理を遺族ではなく遺品整理業者にやってもらうと、遺品をひとつひとつ丁寧に扱ってくれ、かつスムーズに整理をしてくれます。

もちろん遺品の中にも遺族にとって必要な物と不必要な物とがありますので、それを判別するために遺族の方には遺品整理の場に立ち会っていただく必要があります。

しかし整理という作業を、遺族自身でするか遺品整理業者がするかで、整理のスピードは圧倒的に違うと言って良いでしょう。また、そういうケースとは真逆のパターンでもメリットがあると言えます。

遺品整理業者に遺品整理を依頼される方の中には、亡くなった方と会いたくなかったり絶縁をしていたりするご遺族もいらっしゃいます。どうしても故人に会いたくない・故人の世話をしたくないという方にとっても、遺品整理業者に遺品整理を依頼することで精神的な負担を減らせれるでしょう。

メリット(2)遺族が肉体的負担から解放される

我が家と母の実家は、車で1時間ほどの距離があります。母は運転が苦手なので、いつもヘトヘトになって帰ってきます。しかし我が家の場合は、まだ良い方だと思います。

今この記事を読まれている方の中には、今住んでいる場所と実家の場所がかなり離れているという方は大勢いらっしゃると思います。車で何時間も走らないとたどり着けない場所に実家があったり、新幹線や飛行機を使わないといけないという方もいらっしゃると思います。

そのように大変な思いをして実家に行って、多少疲れた状態から遺品整理をする…考えただけでも大変ですよね?しかし遺品整理業者に遺品整理を依頼することで、遠く離れた実家に通う頻度は圧倒的に少なくなりますし、遺品整理をする手間も大幅に減らせます。

デメリット(1)金銭的な負担がかかる

遺品整理業者に遺品整理を委託するわけですから、遺品整理業者にサービスをしてもらうためにお金を払わなければなりません。

いくつかの遺品整理業者に尋ねてみましたが、家の広さや部屋の大きさである程度価格は決められていますが、やはり実際に現地に行って見てみないと詳細な見積もりは出せないという話でした。ただ、例えば新幹線や飛行機で行かないといけない遠方に実家がある場合、実家までの交通費などを考えると、必ずしも高くはないと思われる方もいらっしゃると思います。

デメリット(2)トラブルが起きるかもしれない

あなたは「伝言ゲーム」をしたことがあるでしょうか?何十人かが並んで、最初の人が次の人に何かメッセージを伝えて、それが一番最後の人になると全然違うメッセージや意味になってたりするあのゲームです。何が言いたいかと言うと、誰かに何かを頼むということは、あなたとその誰かとの間に、意識の違いや言葉のニュアンスの違いが生まれてしまい、それがトラブルの元となりかねないということです。

本当は亡き父の物だけ片付けて欲しかったのに、終わって見てみたら違う物まで処分されていた…という事態が起こる可能性も、なきにしも非ずです。しかし優良な遺品整理業者に遺品整理を依頼すれば、ちゃんと細かい部分まで話し合ったり確認し合ったりしてくれるでしょう。

また、遺品整理業界という業界は参入がしやすい業界であるので、悪徳な業者も少なからず存在します。そういった業者に遺品整理を依頼してしまうと、もっと大きなトラブルが起きるかもしれません。

2 起こりうるトラブルとは?

ケース(1)「言った言わない・やったやらない」などのトラブル

売買契約書・領収書・委任状・納品書などなど…ビジネスには多くの書類が必要になってきます。しかし悪徳な業者の場合、こういった書類を携帯しておらず、口頭での約束だけで仕事をしている可能性があります。

口頭での約束に法的拘束力が無いわけではありませんが、例えばあなたと業者でいわゆる「言った言わない・やったやらない」などのトラブルがあったとします。書面を交わしていれば面倒なことにはなりにくいですが、口頭での約束だけだと業者がしらばっくれる可能性があります。

ケース(2)追加料金を取られる

業者に見積もりに来てもらい、遺品整理の見積もりをしてもらったとします。あなたがその見積額で契約し、実際に遺品整理業者に遺品整理をしてもらいました。

しかし遺品整理をしてもらった後に、「実は◯◯の処分は別料金でして…」とか「◯◯はリサイクル料金が必要です…」「廃棄物処理法が云々…」という様に追加料金を請求してくる遺品整理業者がいます。

ケース(3)あらぬ罪を着せられる

不法投棄をする業者もいます。例えば、悪徳な遺品整理業者が遺品整理で回収した物を、山の中や道端に不法投棄するとします。その不法投棄した物の中に、あなたやあなたの家族の名前が書かれた物があったら、どうなるでしょう?

警察がそれを見つければ、この名前の人が不法投棄をしたと認識するかもしれません。家に警察がやってきて追求される可能性があります。しかしこれらのトラブルは、悪徳な遺品整理業者に遺品整理を依頼しなければ、回避できます。

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3 悪徳な業者を避ける3つの方法

許可を確認する

遺品整理業者や不用品回収業者などは、一般家庭から排出される廃棄物を回収したり処分したりしています。そしてそういったことをするためには、自治体から交付される許可や資格が必要だったり、許可を有している廃棄物処理業者と取引をしていることが重要になってきます。

例えば、一般家庭から排出される廃棄物を運んだり処理したりするには、一般廃棄物収集運搬業許可が必要です。しかしこの一般廃棄物収集運搬業の許可というのは、中々取得するのが難しい物なのです(詳しくは「違法な廃品回収業者とは?不用品回収に関わる違法性について」をご覧ください。

その代わり、会社や法人から排出される廃棄物を運んだり処理したりするのに必要な産業廃棄物収集運搬許可は、一般廃棄物収集運搬の許可に比べれば取得が容易なのです。

遺品整理業者の中には産業廃棄物収集運搬許可を有しているとアピールしていることがありますが、本当に必要なのは一般廃棄物収集運搬許可の方なのです。

なので遺品整理業者を探す場合は、一般廃棄物収集運搬許可証を有しているか、一般廃棄物収集運搬許可を有している業者と取引・提携をしているかを確認するようにしましょう。

相見積もりは必ずとる

きっと多くの方が、「遺品整理業者なんて利用したことが無い…」のではないでしょうか?だとすると、遺品整理業者が一体いくらくらいの料金で遺品整理をしてくれるのか、皆目見当が付かないと思います。それが相見積もりです。

まずは、あなたが遺品整理をしてほしい家がある地域で営業をしている遺品整理業者を、2、3社ピックアップします。(遺品整理業者の探し方は、「ゴミ屋敷をキレイにしたい!片付け・不用品回収業者の見つけ方」や、「大掃除で頼むかも!?優良な不用品回収業者を見つける方法」を参考にしていただけると良いです。)

そして、それらの遺品整理業者に、実際に家に来てもらい見てもらって、正確な見積もりを取るのです。たった1社だけだと相場は見えませんが、2、3社の業者の見積もりがあると、遺品整理をしてもらいたい家の周辺地域の遺品整理の相場が見えてきます。また、実際に業者と会うことでわかる情報もあります。

態度が悪かったり、服装に乱れや清潔感がなかったり、細かな部分を詰めない業者は、やはり信頼することは難しいと思います。料金と業者を実際に見てみると、どの業者に遺品整理を依頼すべきかがわかってくると思います。

相場より安い見積額を実現する方法

地域の相場よりも安い見積額で、遺品整理をしてもらう方法があります。それは、複数の遺品整理業者を同じ日の同じ時刻に家に呼んで、どの業者が一番安い額の見積もりを提示してくれるかという、言わば「見積もりの競争」をしてもらうのです。

遺品整理業者同士で見積額の競争をしてもらって、一番安い見積額を提示してくれた遺品整理業者に遺品整理の依頼をするのです。

まとめ

僕の母と祖母は、とりあえず自分達でできるところまでやって、大きな衣装箪笥や本棚などの物については、遺品整理業者なり不用品回収業者なりに頼もうと考えているようです。

亡くなった方の遺品を整理するということは、遺族の方にとってみれば苦痛や抵抗感を感じ、中々進めづらいことだと思います。特に実家が遠方にある場合や賃貸で退去期限がある場合などは、時間的な制約を受けてしまいますので、遺品整理業者の存在は重要だと感じます。