引っ越し前後は、短期間にやらなければいけないことがたくさんあり、誰もが猫の手も借りたいほどの忙しさにみまわれます。あなたも、「引っ越しで忙しいから片付けくらいはパッと終わらせたい!」と思ったりしませんか?

プロとして申し上げますと、引っ越し前後の片付けをスムーズに終わらせるには、『梱包作業を確実に行うこと』が最重要。引っ越し作業では『梱包』が最も時間のかかるメインの作業であり、梱包の良し悪しが片付け完了までの時間に大きく影響するからです。

梱包を上手にできれば、効率よく計画的に引越し前の片付けを終えられ、引っ越し後は片付けの時間短縮までできるんです。

そこで今回はこれから引越しをする人に向けて、プロの視点から、絶対に失敗しない引っ越し片付けのためのコツ・事前準備・流れを紹介します。

実践していただくことで、引っ越し前後に慌てふためくことはほぼゼロになり、困ることなくスムーズに新生活のスタートを切ることができますよ!


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1 梱包がうまくできるかで引っ越し時の片付けの成功が決まる

引っ越し前後は次のような流れで進みます。

梱包がうまくできるかで引っ越し時の片付けの成功が決まる

図を見て頂ければ一目瞭然ですが、いかに梱包がその他の片付けに影響を及ぼす最重要作業であるかがわかりますね。

梱包ができていないと退去もできませんし、梱包が適当だと開梱するのにどこになにがあるのか分からず困ってしまいます。引っ越し前後をよりスムーズに片付けるために、梱包のコツと、梱包に必要な道具を解説しますね。

梱包のコツ(1)使用頻度の低いものから片付ける

使用頻度の低いものから片付けることで、作業効率がアップします。

また、生活に支障をきたすことなく順調に片付けを進めることができます。

具体的には次の順に梱包していくのが効率的です。

  1. 1ヵ月以内に使用予定のないオフシーズンものや思い出品、シーズン品だが急を要さない衣料品や食器、日用雑貨
  2. 1週間以内には使用するもの(例:服の替えなど)
  3. 引っ越し先ですぐに使用するもの

特に注意して欲しいのが、『引っ越し先ですぐに使用するもの』です。

次のものは、最後に梱包し、新居に移動したら当日中に開梱しましょう。

  • 身分証や通帳などの貴重品、スマホ充電器
  • 掃除道具
  • 下着、2日分の衣類、タオル
  • 最低限の食器
  • 洗面道具、お風呂場道具、ドライヤー
  • 仕事の関連品
  • 引っ越し関連の書類(引越し前住所で発行した転出証明書、新居の電気使用申込書、水道使用開始申込書、管理会社や大家への問い合わせ先がわかる書類)
  • 寝具、カーテン

梱包のコツ(2)中身がわかるようにラベリングする

梱包のコツ(2)中身がわかるようにラベリングする

どの箱にも『誰の』『何が』入っているのか、しっかりとラベルに書いて貼り付けておきましょう。

※ちなみに、梱包に用いる箱は、ダンボールが最も最適です。

中の見えるプラスチックケースが便利に思われがちですが、引っ越し先でタンスや棚に収納した後、プラスチックケースが不要になると、予想以上に場所をとり邪魔になってしまいます。

梱包には段ボールを使用しましょう。

梱包に必要な道具

  • ラベルシール

1,000円程度で買える上記のラベルは、手書きにもプリンター印刷にも対応しており、非常に便利です。

  • ダンボール、紙袋

1セットあたり、2,000円~3,000円程で購入できます。
※段ボールは引っ越し会社が譲ってくれる、売ってくれることもあるので確認しましょう

  • ガムテープ
  • クッション材

古タオル・布、新聞紙などでは心もとない場合は、上記のような商品が2,000円弱で購入できます。

  • 油性マジック(ラベリングに使用します)

1本100円程で購入できます。

2 スムーズに片付く!引っ越し前後のポイントと順番

流れ通りに計画的に片付けることが成功の秘訣です。計画を作り、順番通りに行えばスムーズな片付けができるようになりますので、ぜひ実践してみてください。

引越し前

スムーズに片付く!引っ越し前後の片付けの流れ

引越し前は、退去という明確なタイムリミットがある中で作業することになります。

しかし、

「急いでいるから…」と適当に梱包
「忙しいから大変なことは後回しにしよう」と優先順位を乱す

こんな風に計画性を無視して作業すると、リミットまでに終わらない事が出てしまいますので注意しましょう。

ポイント:ゴミの処分と掃除は早めに

新居に運ばない粗大ゴミやリサイクル家電がある場合は、次の処分方法があります。

  1. 購入から日が浅く状態もいいならリサイクルショップで売る
  2. 行政に粗大ゴミ・リサイクル家電として出す
  3. 不用品回収業者に回収を依頼する

行政に出す場合は、事前に手続きが必要です。

粗大ごみについては、『【粗大ごみ回収料金一覧表】行政処分から回収業者依頼まで徹底解説!』をご確認ください。

リサイクル家電については、『洗濯機回収をより安くより安全で適切に処分する方法』で解説している通りに、自治体処分の事前手続きを行ってください。

また掃除については、怠ると退去時にクリーニング料金を高く支払う羽目になりかねません。

『お風呂』『トイレ』『ガスコンロ』の頑固な汚れの多い箇所は自分でキレイにしておきましょう。

それぞれのお掃除方法については、次の記事で紹介していますのであわせてご確認ください。

引っ越し当日~1ヵ月間

引っ越し当日~1ヵ月間

今度は、梱包した時とは逆に、『使用頻度の高いもの』から開梱していきましょう。

開梱を上手に進めるコツは次の通りです。

  • 新居の地区のゴミ出し日を早めに確認しゴミを溜めない
  • 予想より新居の収納スペースが狭く家財が入りきらないとわかったら早めに断捨離する
  • オフシーズンものを片付けるときは、どこに片付けたか忘れないようにメモを残す

引っ越し後1ヵ月までにはすべての開梱・収納・ゴミ捨てを終えるのが鉄則です!


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3 つまづきやすい注意点

起こりやすい予期せぬトラブルに次のようなものがありますので、注意しましょう。

引越し前の注意点

最も多いつまづきが、『退去日当日なのに片付き終わっておらず退去できない』と焦ってしまう例です。

引越し前のつまづきやすい注意点

左上の写真の状態で、大家さんとの立会い1時間前になって「どうしよう…」と困っても、すぐに右上写真の状態にキレイにすることは困難です。

ほかにも次のような点に注意しましょう。

  • 引っ越しゴミが大量に出たが、うっかりゴミ出し日を逃してしまった
  • 搬入できると思っていた家具が玄関から入らない事がわかり急遽処分しないといけなくなった
  • 仕事の引継ぎなど残業が重なり、予定通りに梱包が進まずもう時間がない

引っ越し後の注意点

引っ越し後は、片付けられずにずるずると物置部屋ができてしまう、という例が非常に多いので要注意です。

引っ越し後につまづく注意点

引っ越し後につまづく注意点2

他にも次のようなことで頭を抱えるケースが多い傾向にあります。

  • 思っていたより新居の収納スペースが足りておらず大量に収納し切れないものが出た
  • 引っ越し疲れで体調を崩し、開梱が思う様に進まないで精神的にも参っている
  • インターネット回線や転出届などの手続きに追われて片付けまで手がまわらない

4 困ったら業者に相談!プロに手伝ってもらう際の全国の相場料金

引っ越し前後は、期限の決まった役所手続きやライフライン系の契約手続きなどで予想以上に時間をとられることがあります。

「やろうと思っていたことができていない!もう時間が足りない!」と感じたら、すぐに業者に相談し、手伝ってもらいましょう。

梱包・開梱の手伝い…作業員1人1時間あたり6,000円程度
ゴミの処分…1立米あたり10,000円~12,000円程度

※引っ越し繁忙期(8~9月、12月、3~4月)は、予約が殺到し取りにくいので注意しましょう。

計画倒れしたあともずるずると作業を先延ばしにすると、後々生活に悪影響を及ぼすので、要注意です。

大切なのは、『1ヵ月以内になんとかする』ということですので、心に留めておいてくださいね。

5 まとめ

引っ越し前後の片付けは、『1か月間』で行うことが鉄則です。

何より大切な『梱包作業』を計画的に行いましょう。

今回お伝えした流れ・注意点を押さえて梱包作業して頂ければ、心身の負担を最小限に抑え、スムーズに片付けを完了させることができます。

さらに、片付けが長引かないことで、新生活を気持ちよく、早く、すっきりとスタートさせられます。

どうしても困ってしまったら、片付け屋さんに相談することがオススメです。

整理収納のプロに頼めば、新居での生活をより快適に過ごすためのとっておきの収納方法を教えてもらうこともできますよ。

この記事が、効率よく引越しの片付けが終わる役に立つことを願っています。

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