「ガスコンロって、どんどん汚れちゃうけど、どうしたらいいの…。」そんな悩みを抱えてはいませんか?

悩んでいるうちに、いつの間にか手のつけようがない程汚れてしまった、なんてこともあるでしょう。

そして、いざ掃除をしようと思っても、「ガスはなんだか危険で手を付けにくい」そんな不安もあって、ますますどうしてよいのかわからない事があります。

毎日料理をするところだから、見た目にも、衛生的にもキレイにしておきたいところですよね。

今回の記事では、整理収納アドバイザー1級の私が、ガスコンロの『安全な掃除の仕方』『キレイに保つポイント』を、画像付で紹介します。

なんとなく不安…という気持ちは、知識がないところに生まれます。
なので、正しい知識を身に付け、コツをつかめば難しい事はないのです。

実際、一般の家庭には羨ましく思うくらい、キレイにしている家庭がたくさんあります。
そう、ガスコンロの手入れは、それほどハードルの高い事ではないのがわかります。

まずは、ガスコンロの注意点を確認し、不安を吹き飛ばしましょう。

それから部位別のお掃除のポイントをお伝えします。
ここでは、頑固な汚れのレベルに合わせた掃除方法をご紹介。

「本当に汚いんです…」

そんなお声が聞こえてきそうですが、大丈夫。

こちらの記事を読んだら、キッチンの中でも酷使され続けているガスコンロ掃除の不安から解放されるようになります。

ガスコンロがキレイになったら、毎日の料理も楽しくなるはず。
キレイになったガスコンロを前に、思わずもう一品増やしたくなるかも。

是非、最後までお読みください!


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ガスコンロの掃除は難しくない

ガスコンロの掃除は、掃除方法、手入れ方法を知っていれば、誰でも簡単に扱えるものなのです。

ガスコンロは、今やどの家庭にもある、一般的な調理器具。

そして、業者に頼んだりしなくても、キレイを保っているご家庭はたくさんあります。

ガスコンロは特別なものではないので、あなたにだって自分でできるはずなのです。

ガスコンロの掃除が困難だと思われる理由

では、どうして掃除が困難だと思われるのでしょう。

それは、『掃除の仕方がわからないこと』が原因となっています。

「ガス」を扱う器具のため、「なんだか怖い」という印象があります。

例えば、『ガスコンロの掃除』と聞いて、どんなことをイメージしますか?

「汚い?」
「大変?」
「危ない?」
「どうやるの?」

わからないことがたくさんあって、なかなか手が付けられないものです。

しかし、そうしているうちに、汚れは蓄積されていくもの。

放っておくと、知らず知らずのうちに汚れがたまっていって、しまいには手が付けられない程になってしまいますよ。

すでにだいぶ汚れてしまっていると、どうやったら落ちるの?
もしかしたら自分で掃除してもキレイにならないんじゃないの?

という不安の気持ちも大きいのではないでしょうか。

安全に掃除するにはどうしたらいいのか。
効率よく、キレイにするにはどうしたらいいのか。

これがわかれば、やる気になるでしょう。
だれもが、汚いキッチンで料理をするのはイヤですよね。

毎日きれいなコンロを保てたら、料理だって楽しいはずです。

掃除さえすれば大丈夫!

実は日々のお手入れは、『食事が終わったらテーブルを拭く』といった、『ごく簡単な作業』と同じなのです。

手順とコツを押さえた掃除さえすれば、難しいことはありません。

逆に、キチンと掃除をして手入れしていないと、思わぬ事故にもなりかねないので、掃除はとても重要です。

例えば、料理中の吹きこぼれをそのままにしておくと、その汚れや油に火が引火することもあるくらい危険です。

大事故にならないためにも、キレイを保ちましょう。

ガスコンロ掃除を助けてくれるお役立ち情報2選

では、実際にガスコンロの掃除に取り掛かりましょう。

便利な道具を活用しよう

お掃除グッズはたくさん出回っていて、目移りしてしまいますが、『効果的な道具のみを使うこと』が、ガスコンロ掃除を成功させる秘訣です。

「あれ便利かも!」「これも便利かも?」と思って、やみくもに買ってしまうのはNG。

汚れや素材の特徴を知り、使い分ける事で労力はより軽くなり、そして効果はバツグンなのです。

例えば汚れの種類。

汚れには「酸性の汚れ」と「アルカリ性の汚れ」があります。

汚れの種類を理解しておかないと、汚れは落ちないばかりか、色んな道具を買いあさることになり、無駄な時間も無駄なお金も使ってしまうことになります。

酸性の汚れに便利な道具

ガスコンロに付く油汚れは酸性の汚れ。

ホームセンターなどでは、頑固な油汚れ用の洗剤がたくさん販売されていますが、そう高価な洗剤を買う必要はありません。

油や食品の飛び散りのような「酸性の汚れ」に反応する、『アルカリ性の重曹』を使って分解するのが鉄則であり、超効果的です。

簡単に手に入り、手や環境に優しいので、言う事無し、是非活用しましょう。

重曹には「薬用」「食用」「工業用」の3種類があり、種類によって純度や粗度が異なりますが、掃除には比較的安い工業用で充分!

100円ショップなどで手軽に購入できる重曹で試しに掃除してみてください。
驚きの効果がありますよ!

アルカリ性の汚れに便利な道具

反対に、アルカリ性の汚れと言えば、石鹸カスや、水垢。

石鹸カスや水垢などのアルカリ性の汚れには、「アルカリ性の汚れ」に反応する、『酸性のクエン酸』が効果的です。

その他用意した方が良い便利な道具

その他用意した方が良い便利な道具として、「古布」「スプレーペットボトル」を用意しておくのもオススメです。

古布

古布は汚れたら気軽に捨てられるのでオススメ。

汚れが蓄積されていればいるほど、びっくりするほどの汚れが出てきます。
その度に雑巾を絞っていては時間もかかるし、面倒ですよね。

掃除を開始する前に、古布を5~7枚は用意しましょう。

スプレーペットボトル

重曹やクエン酸を気軽に使うために、スプレーペットボトルがオススメ。

いちいち用意していると時間がかかり、労力もすごいことになります。

スプレーボトルは100円ショップで購入できるもので充分ですよ。

その他にオススメの道具

その他にオススメの道具は、「使い古した歯ブラシ」「割りばし」がいい仕事をしてくれます。

思いがけないくらい細かい箇所が出てきます。

細かい箇所の掃除には、使い古した歯ブラシや割りばしがあると、便利ですよ。

各メーカーのお役立ちページを見てみよう

各メーカーのホームページにはお役立ち情報が満載です。

難しいことは専門家の情報をチェック。

各メーカー、ガスコンロのお手入れについて、専門的なサイトを設けていますので、チェックしてみるのもいいでしょう。

大阪ガス公式ホームページ https://goo.gl/kMfhQe


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安全にカンペキな掃除の為の2つのポイント

では、安全にスムーズに掃除を進めるため、この2つのポイントは押さえましょう。
これさえ押さえておけば、不安なく取り組めますよ。

元栓の確認!

まずは、「元栓をしっかり確実に締める」「レバーのロックをかける」これを確実に行いましょう。

締めておけば、たとえ栓が外れてしまっても大丈夫。

なんと言っても、ガスは一歩間違えたら大惨事になります。

「元栓を締める」「レバーのロック」の確認をしないで作業に夢中になり、ガスコンロ台を動かした拍子にガス栓から外れていた、なんて事になったら大変です。

元栓がわかりにくい方がいるかと思いますので、ここでおさらいを。

ガスホースに対して、元栓つまみが平行になっていると開通、垂直方向になっていると閉鎖です。

つまり、ガスホースと、つまみが交わっている「×」の状態が締まっている状態です。

見た目にも「×」なので、覚えてやすいですね。
是非、覚えておきましょう。

水拭き・乾拭きはかかせない!

キレイに掃除を完了させたら、その後は汚れを蓄積させず、そして安全に使えるよう、水拭き・乾拭きを忘れずに。

ガスコンロを使用した後、まだ食品の飛び散りや、油汚れが固まっていないときに、サッと水拭きするだけで、汚れの蓄積は防げます。

使用後すぐはコンロ台が熱いので注意が必要ですが、時間が経ちすぎると落ちにくくなるので、例えば「調理後、配膳が完了した時に一拭き」といった、忘れないルールを決めておくといいですね。

また、洗剤をつかって掃除をした後は特にしっかり水拭きをする必要があります。

ガスコンロの機器は汚れと同じ酸性なので、アルカリ性の洗剤が残っていると機器の劣化が進みます。

そして、そのままにしておくと内部の配管に穴が開いて火災が発生、といった事故も実際に起こっています。

掃除の後は、水拭きをして洗剤をしっかり取り除いておきましょう。

天板は、水拭きの後に、乾拭きをしておくのがポイント。

そして、仕上げにはアルコール除菌スプレーを一吹き。
飲食店でも行っている仕上げ方法なので、真似してしまいましょう。

場所別ガスコンロ掃除方法

それでは、場所別に掃除方法を、『実際に私のガスコンロを掃除したときの画像を使って』説明します。

特に、頑固な汚れの掃除や、大掃除の方法です。

これさえやっておけば、普段は使用後の水拭き・乾拭きで十分キレイを保てます。

あとは、使用頻度にもよりますが、数カ月から半年に一度の念入り掃除で十分。
それなら気が楽ですよね。

ガスコンロ周りの掃除方法

さて、頑固な汚れのガスコンロ周り、順を追って進めれば大丈夫。

そして、少しの気合いがキレイなキッチンに導いてくれますので頑張りましょう!

まずは、全て部品を分解してから作業に入ります。

こちらは商品によって取り扱いが異なるので、メーカーの取扱説明書を参照しましょう。

魚焼きグリルはメーカーによっては細かく分解し、お手入れできるようになっています。

汚れレベル:★

いよいよ重曹の登場です。

重曹は「重曹水」「粉末」「ペースト」の3通りの使い方がありますので、汚れの程度によって使い分けます。

まずは「重曹水」から。

重曹水は100mlの水に小さじ1~2杯の重曹を溶かし、スプレーボトルに入れて使用します。
コンロにまんべんなく吹き付けます。

ガスコンロ周りの掃除方法

そして、数秒置いてから布で拭き取ると…

ガスコンロ周りの掃除方法

いかがですか?

コンロ周りなどはこの方法でほとんどキレイになります。

汚れレベル:★★

それでも落ちない五徳などの頑固な汚れは、「粉末」「ペースト」を使用します。

「粉末」は文字通りそのまま振りかけて、20分程度置いてから、水で流します。

効果が高いのは「ペースト状」。

重曹に少しずつ水を加え、歯磨きペーストの様な状態まで混ぜ合わせます。

これを汚れがひどいところに塗りこみます。

汚れを吸着させるように塗り込むのがポイント。

そして待つこと約20分。みるみる油汚れが浮いて来て、ペーストが茶色になってきます。
そうなったら汚れを落としながら水で流します。

魚焼きグリルもこちらの方法で、ピカピカになりますよ。

汚れレベル:★★★

それでも落ちない五徳などの頑固すぎる汚れは、漬け置き洗いが効果的。

シンクが汚れるので、五徳などがすっぽり入るビニール袋を用意して、その中で漬け込みます。
水1Lあたり、重曹大さじ1位を目安に袋に投入。

汚れがひどい場合は、量を増やしてもOK。
そして、効果が高い50度前後のお湯を、全部品がしっかりつかるように注ぎ、口を結びます。

ガスコンロ周りの掃除方法

そして、待つこと約2時間程度。
水は真っ茶色になり、汚れが浮いてきているはずです。

後は歯ブラシやスポンジなどで汚れを落としながら、水で流すと、見違えるほどきれいになります。

注意点:重曹を使うときの注意点
重曹は非常に使いやすいので、是非おススメしたい掃除方法です。ふき取ると見違えるほどキレイになるのですが、白残りしやすいのが難点。     

最後に全体を水拭きする事を忘れないようにしましょう。

番外編:「オキシ漬け」もオススメ

最近、「オキシ漬け」という言葉をよく見かけませんか?

コストコなどで売っている「オキシクリーン」という酸素系漂白剤で漬け置き洗いすることで、インスタグラムでは「#オキシ漬け」というタグで、たくさんの写真がアップされています。

酸素系漂白剤も重曹と同じアルカリ性。

同じように使えますので是非お試しください。

ガスコンロ下の掃除方法

意外に汚れるところと言えば、据え置きタイプのガスコンロ台の下です。

コンロ下の汚れは、隙間に手を入れるだけではキレイになりません。

隙間から見たり、奥の元栓辺りを見ると、汚れてはいませんか?

パッと見たところ、見えにくい箇所ではありますが、食べ物汚れなどの蓄積は臭いの原因にもなるし、ゴキブリ発生の原因にもなるので、しっかりキレイにしておきましょう。

思い切って、コンロ台を別のところに置いて、取り掛かりましょう。

ステップ1:元栓を閉めて、スペースを確保しましょう。

まずは、元栓を締めて、スペースを確保することから始めます。

元栓を締めておかないと、思わぬ事故につながります。
広いくらいのスペースを確保していれば、掃除するのも楽ちんです。

ステップ2:コンロ下は掃除グッズ2点で充分

コンロ下は掃除グッズ2点で充分です。

コンロ下はステンレス製の場合が多く、比較的汚れが落としやすい箇所でなので、多くの掃除道具は必要ないんですね。

ここは『重曹スプレー』と『古布』があれば十分です。

全体的に重曹水をスプレーし、数分待って古布でふき取るだけ。
これだけでピカピカになるはずです。

ステップ3:これから汚さないためのポイント

これから汚さないためのポイントは『カバーリング』が一番。

※カバーリングとは、コンロ下の部分をすっぽり覆ってしまうことです。

一度キレイになっても、コンロ下はどうしてもすぐに汚れてしまいます。

カバーリングさえしておけば、汚れた時にはカバーをはがして捨てるだけ。

そしてまた新しいカバーをしておきます。

汚れたらカバーを変える、それだけでキレイな状態を保てるのです。

コンロ下をカバーするグッズは100均等でも見つけられますし、家にあるアルミホイルを敷くだけでも効果はバツグン。

ちょっとの工夫で、楽に掃除できるようになります。

ビルトインコンロの掃除方法

最近はビルトインコンロの家庭も多くなりました。

基本的にはビルトインコンロも、据置型ガスコンロも、汚れが同じなので掃除の仕方も同じです。

ガスコンロ下がないだけで、掃除が楽かもしれませんね。
けれども、本体とキッチンが接続する部分は汚れがたまりやすいので、ポイントを押さえましょう。

まずは、ガスコンロの面。

どうしてもキッチンのカウンターと本体のつなぎ目に油汚れが溜まってしまいます。
溝に溜まってしまうので、コンロ面と同じように、「重曹水」をスプレーし、歯ブラシや楊枝などで取り除きましょう。

次に、操作面。魚焼きグリルがある面ですね。

こちらも、接続部に汚れが溜まります。直接油が飛び散るわけではありませんが、ホコリがたまり、浮遊している油を一緒になり、落としにくい汚れになります。

ビルトインコンロの掃除方法

こちらも「重曹水」スプレーと歯ブラシ、割りばしなどで落とすことができます。

あまり目に付かないので、見落としがちですが、細かいところがキレイだと、仕上がりの良さが増します。

気を抜かず、最後の仕上げまで頑張りましょう。

まとめ

ガスコンロの掃除は気合いを入れないとなかなか取り組めない箇所の一つでしょう。

しかし、安全で簡単な掃除の仕方がわかっていれば、不安なく取り組め、更にはみるみる汚れが落ちるので、楽しくなってくるはずです。

重曹スプレーと一拭きであんなにキレイなるなんて、筆者が初めてやった時には感動的でした!

毎日使うキッチン、キレイなのが一番に決まっています。

さあ、毎日の調理の中、ちょっとの心掛けで自分でもキレイなコンロを手に入れられますよ!

キレイなガスコンロで、ますます美味しい料理が多くの食卓に並びますように!