お仏壇って、買うとすごく高いですよね。手放す時は、「高いものだったし、きっと売れるはず!」と思われたこと、ありませんか?

正直なところ売れる仏壇は多くはありませんが「条件を満たす仏壇」なら、売ることは可能です!

そこで今回は、どんな仏壇が買取り可能なのかという前提知識、売却の方法から、どうしても処分となった際に少しでも安く手放すコツまで全て紹介します。

あなたの仏壇が売れるかどうかわかるだけでなく、一番安く手放すことができるようになります。


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1 買取してもらえる仏壇の2つの条件

買取可能な仏壇の条件は次の2つです。

  1. 骨董的価値のあるもの
  2. 需要があり状態が良い

条件(1)骨董的価値のあるもの

骨董的価値のあるものには、「量産されどこでも手に入るものとは違い、同じものは簡単には手に入らない希少性」があります。

その希少性には、「大金を払ってでも手に入れたい」と思わせ、人を引き付ける価値や魅力があるので、骨董的価値のある仏壇もまた売ることができます。

例えば伝統工芸品に指定された仏壇、その中でも、『彦根仏壇』が美術骨董品としての価値が高く、高価買取対象になっています。

条件(2)需要があり状態が良い

需要のある仏壇というのは、『その時代に沿ったつくりで、購入時の価格が高額な物』や『純金でできた仏壇』です。

時代の流行りに沿った仏壇であれば、「流行りのこのタイプに買い替えたいけど新品は高いから中古で」という需要層があります。

また、純金の仏壇であれば、『金としての価値』で売ることができます。

例えば、時代にそった仏壇とは、今の時代であれば「ミニ仏壇」のように、コンパクトにまとまったお仏壇が人気です。

もちろんどんな状態でもいいというわけではありません。

新品、破損箇所なし、汚れシミなどがないのはもちろんですが、中古であれば「魂抜きが終わっていること」も重要な要素となります。

魂抜きについては、『仏壇に魂抜きは絶対必要?お坊さんに聞いた供養の目的と全国のお布施相場』で詳しく解説していますので参考になさってください。

2 仏壇を売る2つの方法

仏壇を売る方法には、『業者に依頼する』『自分で売る』の2つがあります。

方法(1)業者:骨董品買取り業者

家電や家具を売るようにリサイクルショップに持ち込んだところで、仏壇買取はしてもらえません。必ず美術的価値を正しく査定できる古美術商のもとへ連絡しましょう。

もしも本体に価値がなくてもまだチャンスはあります。お仏壇には中にご本尊である仏像や掛け軸がありますよね。

実は、仏壇本体よりも仏像や仏具、掛け軸の方が美術的価値が高く、高価買取が可能となっているんです。

骨董品買取センター施工事例引用元:骨董品買取りセンター

しかし上記画像のように、仏壇の中の仏像が20万~100万円近い値で売れるとどうでしょう!

魂抜きの費用とお仏壇処分費を合わせても、仏像の買い取り価格でカバーでき、お釣りまで残ってくれるんです!

仏像の価値は、深い知識と経験を持つ査定士にしかわかりません。なので、もしかして…と思ったら、一度査定に出すことをオススメします。

ちなみに、特定の宗教法人の教義のもと使用される仏壇に限り、仏壇買取専門業者が存在するケースがあります。

オススメの『骨董品買取り業者』

骨董品買取センター

リベラルマーケティング株式会社では、骨董品をより高く買取りできる鑑定士を紹介するサービス『骨董品買取センター』を運営しています。

全国で活躍する鑑定士、査定士のネットワークを独自に構築しており、あなたが査定に出したい物を『一番高く買い取ってくれる鑑定士』を紹介するサービスです。

仏像や茶器のようないわゆる骨董品だけでなく、「こんなものも?」と思うようなものでも、問合せすると話を聞いてくれます。幅広い品目の査定に対応してもらえるので、「どこに頼めばいいかわからない!」という時は非常に便利です。

サービス名 骨董品買取りセンター
対応エリア 全国
口コミ

遺品整理中に見つけた仏像で、価値もわからないけれど、とりあえず査定に出してみようということになりお願いしました。価値のない物だったら申し訳ないな、と思っていましたが、びっくりするくらい高い値段がついて、本当に感謝しています。

引用元:骨董品買取りセンター買取り事例より

方法(2)自分で売る:オークションに出品する

骨董品として査定に出した物の値段がつかなかった場合は、ネットオークションに出品してみましょう。

全国で骨董市が開かれているように、様々なマニアが仏像をコレクターとして収集していて、そのお眼鏡にかなう可能性があります。

また、何らかの理由で中古仏壇を探している人もいる場合があり、本来値段のつかない仏像が売れる可能性もあります。

次の画像は、ヤフーオークションで実際に落札された例です。

ヤフーオークション

もちろんオークションですから、いつ売れるかわからないというデメリットもあります。

ですが、「急いでいない、時間がかかってもいい」という人なら、買い取りの可能性は0ではないのでオススメです。

オークションであれば「ヤフオク!」「メルカリ」あたりを使うといいでしょう。


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3 どうしても買取してもらえなかったなら処分を

ここまで読みすすめて頂けた方はおわかり頂けたと想いますが、仏壇の買い取りって思った以上に難しいんです。どんなに「買った時に高かったのに!」と思っても、売るのは非常に困難なケースが多いです。

最近ではお仏壇自体を置かない『ミニ骨壺』も流行るほどで、それだけ仏壇に対して需要がなくなってきた、という悲しい時代の流れもあるんですね。

「売りたい!」というお気持ちも理解できますが、売れるまでの手間や時間を考えると、キレイさっぱり処分したほうが、時間的にも気持ち的にも楽になることがあります。

どうしても売れないと感じたら、あまり固執せず、早めに処分の方へ気持ちを切り替えることをオススメします。

4 1円もお金をかけずに仏壇を手放すコツ

どうしても値段がつかない場合に、少しでも金銭的な負担を少なく仏壇を手放すコツを紹介します。

1円もかけずに!と思ったら、これから紹介する2つのコツを実践するしかありません。

  1. 菩提寺に中古仏壇を欲しがっている檀家先がいないか聞く
  2. 自分で市区町村の粗大ごみに出す

コツ(1)菩提寺に中古仏壇を欲しがっている檀家先がいないか聞く

まず、あなたが檀家に入っているなら、菩提寺さんに電話して聞いてみましょう。

檀家さんの中には、「家庭の事情で仏壇を新たに購入するお金はないが、どうしても新たな仏壇を手に入れる必要」に迫られて、菩提寺の住職に相談していることがあります。

菩提寺先の住職さんに、「手放す予定の仏壇があるが、もし仏壇を探している人がいるなら是非譲りたい」と相談してみましょう。

もしあなたが手放したいときに、「欲しい」人がいれば、非常に運がよく、お金もかけず安心できる菩提寺を間に挟んで、大切な仏壇を譲り渡すことができます。

檀家に入っていなかったら、ご近所で檀家に入っている方に聞いてみるのもいいですよ。

コツ(2)自分で市区町村の粗大ごみに出す

檀家に入っていなかったり、懇意にしているお寺がないなら、最後の手段として粗大ごみに出しましょう。

この方法を試すことは、すなわち仏壇を『ゴミ』として廃棄することを意味しています。

あとからトラブルのないように、ご家族やご親族とよく話し合い、処分方法に全員が納得してから作業を始めましょう。

ちなみに、粗大ごみで出せるかどうかは、各市区町村によります。自治体によっては仏壇の処分を引き受けていないこともあるので、事前に確認しましょう。

もし、「自分の住んでいる自治体は仏壇の回収に対応していない」場合は、不用品回収業者を利用する必要があります。

不用品回収業者を利用した仏壇処分については、『仏壇の処分費用は1,000円から最大10万円!安く処分する3つのコツ』で詳しく解説していますのであわせてご確認ください

まとめ

仏壇の買い取りは、『骨董的価値がある』『状態が良い』『魂抜きが終わったもの』といった条件に適えば、可能なことがあります。

万が一本体の買い取りが難しい場合も、もしかしたら仏壇のなかの掛け軸や仏像に高い価値があるかもしれません。

査定に出す時は、古美術の価値を正しく査定できる骨董品買取り業者を利用しましょう。

とはいえ、なかなか買取りが難しいのが仏壇です。どうしても困ったら、お伝えした2つのコツを実践してみてくださいね。

この記事が、「自宅の仏壇、買い取りできないかな」と悩むあなたの答えを導き出す近道となり、賢くお得に仏壇を手放す力になれば幸いです。