引っ越しを機に、「新しい家具や家電に買い替える」という人は多いのではないでしょうか。
そんな時、一番困るのが『不用品の処分』ですよね。
「不用品の回収はどうしてもらえばいいんだろう」
「引っ越し業者にまとめて任せられるの?」
「どれくらいの料金がかかるんだろう」
初めてのお引っ越しだったり、捨てるものが大量にあると、不安や疑問がたくさん湧いて出てきてしまいます。
あなたも、「引っ越しでの不用品回収はどうすれば一番良いのだろうか」と、お悩みではないですか?
今回紹介する方法を実践していただければ、『引っ越しで出る不用品の回収』で悩むことはなくなります。
引っ越しの際に出る不用品を上手に片付けるには『コツ』があるんです。
あなたの希望や不用品の内容ごとに最適な依頼先があることや、不用品回収の相場を理解できれば、今後迷うことなくお引っ越しでの不用品回収を進められるようになれます。
はじめに、『不用品を処分する3つの方法』を紹介します。
「引っ越しでの出費もあるし、少しでも安くしたい!」という方のために、『処分代を安く抑えられる行政依頼』についても解説します。
最後に、『不用品回収業者と引越し業者それぞれのメリットと料金相場』もお伝えします。
今後一生、引っ越しにあたり、不用品回収で頭を悩まされることはありません。
目の前の不用品に対して、今すぐに、「どう処分するのが良いのか」「どこに回収してもらうべきか」決断できる、実践的知識が身に付き、即行動に移れるようになります!
是非最後までご覧ください。
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不用品を処分する3つの方法
不用品を処分するには、『売る』『譲る』『有料廃棄する』という3つの方法があります。
『需要』が異なるため、手放したいと思っている内容物によって、どの方法を選択できるかは変わります。
それぞれを詳しく解説します。
(1)売る
不用品をリサイクルショップで売ることができれば、非常に有益です。
捨てるものにお金をかけずに済むうえ、臨時収入を得られるからです。
売り先には、『リサイクルショップ』と『ネットオークション』の2つがあります。
【リサイクルショップのポイント】
- 商品として再販可能なものを査定・買い取りしている
- 家具であれば、ブランド力のある海外メーカーで状態の良いものが対象
- 家電であれば、国内の製造から3年未満の状態の良いものが対象
【リサイクルショップのデメリット】
- 使い古したものや需要のないものは対象にすらならない
- 間口は狭く、買い取り基準もシビア
- 引っ越しでの不用品処分ですべてを買い取りでさばくのは難しいのが実情
【ネットオークションのポイント】
- リサイクルショップでは対応してもらえないものにも「欲しい」という人が現れる可能性あり
- 買い取り対象の規定はない
- 値段は、自分で決めることができる
【ネットオークションのデメリット】
- いつ売れるかはわからない
- 売りたいタイミングで買い手が現れる保証はない
- お引っ越しで「早く手放したい」時に、必ずしもうまくいくとは限らない
(2)譲る
「タダなら欲しい」という譲り手が見つかると、後腐れなくスッキリと不要物を片付けることができます。
ただゴミとして廃棄するのではなく、新しい人の家で再び活躍してもらえれば、金銭的負担もないうえ、心理的にも気持ちよく不用品を手放すことができるからです。
譲り先を見つけるには、『知り合いをあたる』『ネットのフリーマーケット』の2つの方法があります。
【知り合いをあたって譲るポイント】
- 顔の見える相手に直接譲り渡せるので安心感がある
【知り合いをあたって譲るデメリット】
- 必ずしも身近に譲り先がいてくれるとは限らないので、知人・友人のネットワークを頼ることでタイムロスが生じる
- 「欲しい」と言ってくれた人が、土壇場になって「やっぱりもらえない事情ができた」と切り出す可能性も捨てきれない
【ネットのフリーマーケットのポイント】
- リサイクルショップで買い手はつかなくても、タダなら欲しい人は現れやすい
【ネットのフリーマーケットのデメリット】
- 遠方の人へ譲る場合は、送料をどちらが負担するかというトラブルの危険性がある
- 顔の見えない知らない相手に渡す不安がある
- ネットオークションと同様、必ずしもすぐに譲り手が見つかるとは限らないので、お引っ越しのスケジュールと合わせて注意が必要
(3)有料廃棄
売ることも譲ることもできなければ、有料廃棄するほかありません。
引っ越し時は何かと多忙なうえ、出費もかさむので、利便性を考えながら処分方法を選ぶことが重要です。
有料廃棄には、捨てる際の手間が少ない順に、『引越し業者』『不用品回収業者』『行政処分』の3つがあります。
【引越し業者のポイント】
- 家電リサイクル法に準ずるエアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機の4品目『以外』は、『無料』で回収してもらえる場合がある
※会社の提供するサービスにもよる - 不用品回収サービスの他に、『不用品買取サービス』も行っていることもあるので、買い取りが叶えば、引っ越し費用から差し引きしてもらうことができる
- 不用品回収業者に依頼するより安いケースが多い
【引越し業者のデメリット】
- 不用品の状態によっては、有料での引き取りになる可能性もある
- 引っ越し業者によっては、不用品回収の下請けが来るため、その分の手数料が高くつく場合もある
- 内容物によっては、回収に対応してもらえないものがある
【不用品回収業者のポイント】
- 搬出などの手間がかからない
- 家庭からでる不用品のほとんどは回収でカバーしてくれるので、引っ越しごみならほとんど回収してもらえる
- 予約を取り、契約する形になるので、に処分できる
【不用品回収業者のデメリット】
- 廃棄料金の他に、車両費・人件費・作業費などが加算されるため、費用が高額
- 悪質業者が存在する
- 不法投棄やボッタクリ請求をしない優良な業者を自分で選び出す必要がある
【行政処分のポイント】
- 売ることも譲ることもできず、引越し業者や不用品回収業者の料金にも納得できない時の最終手段
- 処分費は安い
- 最も安全な処分ができ、処分後のトラブルもない
【行政処分のデメリット】
- 行政廃棄手続きが必要で、細かいルールもある
- 自分で運搬する手間がかかる
- 地域によって戸別収集に対応してもらえるか変わる
- 手間がかかるので、忙しい引っ越し時には大変
処分を安全に済ませたい場合は行政に頼む
処分を安全に済ませたい場合は、『行政』に頼むのが一番です。
行政処分では、一般廃棄物回収業の認可をきちんと持つ業者に、各自治体が委託しているので、違法行為もありませんし、回収後にあなたがトラブルに巻き込まれることもありません。
では、行政に頼む場合の料金相場を紹介しましょう。
品目・シチュエーション | 処分費用相場 |
冷蔵庫 | 3,672円~4,644円 |
タンス | 300円~2,500円 |
トースター | 500円~1,000円 |
1Kアパートからの引っ越しで家財一式 | 30,000円程度 |
戸建てからの引っ越しで家財一式 | 70,000円程度 |
実家の遺品整理に伴う家財一式 | 170,000円程度 |
ただし、手間と時間がかかますので、行政処分が『あだ』となることがあります。
それが、「引っ越しできない!?」という事態に陥ることです。
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引越しできない!?困らないように知っておきたいこと
不用品回収がうまく進まないことで、「引越しできない!?」という最悪の事態になって困らないように、知っておきたいことが5つあります。
売ることも譲ることもできなかったとしても、「最悪お金を払えば何とかなるんでしょ!」と構えていると、思わぬトラブルから退去できなくなることすらあります。
具体的に知っておきたいのは、次の通りです。
- 引越し業者すべてが不用品回収や買取を行うわけではない
- 普段ならリサイクルショップで買い取りしてもらえるものも、時期によっては需要がなくなり買い取れないことがある
※2ヵ月前に買い取り可能と聞いていたからと、引っ越し直前に持ち込んでも、店舗の在庫状況によっては、2ヵ月後には買い取れないということもある - 時期によっては、引越し業者が回収サービスを提供しない(年末年始や引っ越し繁忙期)
- 引っ越しの繁忙期は、引越し業者・不用品回収業者ともに予約が混み合い半月先まで埋まっていることは稀ではない
- 行政処分は、事前予約が必要な場合があり、思い立ってすぐに捨てられるとは限らない
次に、(1)で触れた、引っ越し業者によって不用品の回収・買取サービスをやっているか異なる点について、具体例を紹介します。
引越し業者 | 回収サービスの有無 | 買取りサービスの有無 |
アーク引越センター | 有り | 有り |
アート引越センター | 営業所によって異なる | 営業所によって異なる |
アリさんマークの引越社 | 有り | 有り |
クロネコヤマト | 有り | 有り |
サカイ引越センター | 有り | 有り |
日本通運(日通) | 有り | 無し |
当てにしていた業者という手段を失って、急遽廃棄をしなければならなくなると、非常に大変です。
引っ越しすることが決まったら、計画的に不用品処分を進め、業者を利用する場合は、予約連絡を早めに行うことがオススメです。
そんな不用品処分を業者に依頼する場合は、しっかりと見積もりをとる必要があります。
見積もりをとる際は、適正な価格設定の良質な業者に的を絞ることが大切ですので、各業者の『相場料金』を正しく知っておく必要があります。
不用品回収業者と引越し業者それぞれのメリットと料金相場
不用品回収業者と引っ越し業者それぞれを利用した場合の、『メリット』と『料金相場』を紹介します。
業者ごとに料金体型も異なるので、相場から大きく外れないことを確認したうえで、自分にとって『メリットに支払いの価値がある』業者へ依頼するのがベストです。
不用品回収業者
不用品回収業者を利用するメリットは、『対応している不用品の種類の幅が広い』『作業をお任せできる』ことです。
引っ越し業者の不用品回収サービスでは対応してくれない、生活ごみなどの廃棄物も引き取りを行ってくれるので、「まとめて一気に片付けたい!」が実現します。
例えば、「ゴミの分別が複雑でめんどうだな」「倉庫の中を片付けずに、ずっと放置したまま」なんて人は不用品回収業者にすべて丸投げすると非常に便利です。
【料金相場】
料金相場は、1立米単価10,000円程度です。
※個人で産廃業者に持ち込んでも同額か、一見さんの場合はそれ以上かかる場合もあります。
リサイクル家電や処分原価が高い処分品は、別途料金がかかる可能性があります。
また、1立米単価10,000円というのは『処分料金』を指しますので、作業費用は別途かかってきます。
作業費用例:仕分け分別作業、荷物の整理、階段・エレベーター作業で搬出に時間がかかる、など。
立米 | 料金相場 |
軽トラック(2.5立米) | 25,000円程度 |
軽トラックホロ付き(4.5立米) | 45,000円程度 |
2トントラック(7立米) | 70,000円程度 |
2トントラック箱車ロング(14立米) | 140,000円程度 |
細かく請求される場合も、以下の表で紹介しますね。
品目 | 回収料金相場 |
リサイクル家電 (冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなど) |
5,000円~7,000円 |
生活家電 (電子レンジ・炊飯器・ガスレンジなど) |
500円~3,500円 |
パソコン本体・周辺機器 | 1,000円~3,000円 |
家具 | 2,000円~8,000円 |
寝具 | 5,000円~10,000円 |
日用品・生活雑貨 | 500円~1,500円 |
寝具などの解体や運搬に人手が必要な大型家具は、他の家具よりも回収費用が高くなってしまいます。
引越し業者
引越し業者の不用品回収サービスを利用するメリットは、『処分と引越しが1つの業者で完結できる』ことです。
不用品回収業者と引っ越し業者を分けてしまうと、2つの業者とやり取りすることで、時間も労力も倍必要になってしまいます。
例えば、引っ越し業者が見積もりをしに家に来た時に、ついでに不用品回収の見積もりを依頼すると無駄な手間が省けますね。
【料金相場】
引越し業者の不用品回収料金相場は、不要家具1点あたり3,000円~5,000円程度です。
リサイクル家電以外の一般家電については、無料回収してくれる場合があります。
回収品 | 料金相場 |
小型家電 | 無料※会社による |
家具(小) | 3,000円程度 |
家具(中) | 4,000円程度 |
家具(大) | 5,000円程度 |
エアコン | 2,000円程度 |
洗濯機 | 3,000円程度 |
ブラウン管テレビ | 2,500円程度 |
液晶テレビ | 3,000円程度 |
冷蔵庫単身用 | 4,000円程度 |
冷蔵庫ファミリー用 | 5,000円程度 |
回収不可能な品目があり、その中には引っ越しで家庭から不用品として出る可能性があるものも多いので、処分をすべてまとめて、というわけにはいかないのが実情です。
例えば、『家庭ゴミ』『金庫』『仏壇』『パソコン』『危険物』『カーでニングの土』『DIYの残りの木材』『コンクリートブロック』などは、回収してもらえません。
また、不用品回収に対応してくれる引越し業者の中には、処分は下請けの回収業者を使っている、というケースもあります。
その場合は紹介料や手数料などがかかって、自分で不用品回収業者を見つけて依頼するよりも高額になることがあります。
しっかりと見積もりをとって比較検討してくださいね。
まとめ
今回は、『引っ越しの不用品回収をで困らないための方法』を紹介しました。
引っ越しで出る不用品の処分には、『売る』『譲る』『有料で廃棄』の3つの方法があります。
売ることや譲ることができるとラッキーですが、買い取りというのはリサイクルショップでは非常にシビアな実情があります。
ネットオークションや知人・ネットのフリマに出品しても、すぐに手放せるとは限らないので、計画的に処分を進めて、場合によっては有料廃棄も考えなければいけません。
有料廃棄の処分方法には、『引っ越し業者』『行政』『不用品回収』の3つがあります。
『引っ越し業者』は、会社や時期によって不用品回収をしてくれるか変わり、回収品目も限られていますが、1つの業者で手間なく引っ越しと不用品処分が完結できます。
『不用品回収業者』は、最も回収料金が高くなる依頼先ですが、作業も丸投げでき、楽に不用品を手放すことができます。
一方で『行政』は、処分費用は安めですが、時間がかかります。
自分で指定廃棄場所に持っていくことができれば、運搬費を節約できますが、細かいルールに従い、適切な手続きや分別が必要なので、最終手段として検討しておくことが大切です。
引っ越しでは、不用品回収が終わらないことで「退去できない」という問題が生じます。
計画的に片付けていくことが大切ですね。
もしも業者を利用するなら、不用品回収業者と引越し業者の相場料金を押さえた上で、しっかりと見積もりをとり、比較しましょう。
不用品回収業者なら『対応している不用品の種類の幅が広い』ので、不用品をすべて廃棄することができることです。
引越し業者に依頼できる場合は、業者とのやり取りの『手間が少ない』というメリットがあります。
最後までご覧くださったあなたは、もう引越しに伴う不用品処分で、困ることは無くなっているはずです。
この記事が、『引越しで出る不用品の回収』の役に立ち、あなたのスムーズなお引っ越しの力になれば、幸いです。
即日お片付けサービス
業者を選ぶなら「業者紹介サービス」が一番安心です。すぐに片付けをしてほしい!でもどこに相談してもすぐに対応してくれない…。初めての業者選びだからどこに相談すれば失敗しないか?ネットで検索したら業者にボッタクられたという記事を見た…。など、不用品回収業者選びについてお悩みではありませんか?
結論から書きますが、片付け・不用品回収業者を選ぶなら「業者紹介サービス」を選ぶことをオススメします。業者紹介サービスでも「片付け110番」が一番。