あなたは、お風呂場の掃除道具を、どこに置いていますか?

「お風呂場を掃除するのだから、風呂場に置くのが当たり前でしょ。」と思っている人もいれば、「ゆっくりお風呂に入りたいのに、掃除道具に囲まれてお風呂に入るなんて、リラックスできない!」という人もいるでしょう。

掃除道具がお風呂場にあると、「不快に思うか」、それとも、「気にならないか」というのは、人それぞれの感覚や習慣の違いによって、差があります。

お風呂の掃除道具をお風呂場に置くのが当たり前だと思っている人は、主に風呂場を掃除している人の感覚であることが多いですよね。

お風呂の掃除道具は風呂場に置いておく方が、気軽に掃除ができるので、断然便利のように感じます。

掃除後は、水切りをして乾燥を保つためにも、お風呂場に置いておくのが、最も使いやすい置き場所です。

また、掃除をする人にとって、掃除道具を毎日使った後、掃除道具もきれいに洗っている人は、掃除道具のことをそれほど汚いと感じないかもしれません。

一方で、お風呂場に掃除道具があると、不快に感じるという人は、掃除道具そのものが「汚い」という感覚があるということです。

実は人間には、「お風呂は身体をきれいにする場所なのに、汚いものがあるところでお風呂に入りたくない。」と言う心理があります。

掃除道具が汚いと感じる人は、お風呂掃除を担当していない人が多いです。

掃除をしている人であっても、清潔感への意識レベルが高いと、掃除道具が汚いと感じる人もいます。

家族の中で、「掃除道具を、風呂場へ置いて欲しくない。」という人がいて、「風呂場の掃除道具を、どこへ置こうかしら。」と悩んでいる人も、多いのではないでしょうか?

家族が家の中で1人でも、お風呂場に掃除道具があることを不快に感じている場合、その不快を取り除いて、誰もが居心地よく、家での生活を送ることができるようにすることが、家族全員の幸せです。

しかし、家族それぞれの感覚や主張が違いすぎると、解決へのハードルが高くなります。

その場合、お互いの譲れない部分を明らかにして、お互いの主張を受け入れ合うことができる、工夫をすることが必要になります。

具体的には、掃除道具が風呂場にあることの不快理由は、例えば、『汚く感じる』『視界に入る』ということです。

一方で、掃除道具を、どうしても浴室に置きたい人の主張は、『濡れた掃除道具を置いておくと部屋が湿気る』『風呂場以外に置く場所がない』『掃除の際に便利』ということです。

テレビや雑誌で時々、お風呂場のインテリアを取り上げられるのを、見たことがある人もいるのではないでしょうか?

映像や写真で紹介されているお風呂場は、とてもおしゃれで、掃除道具の存在感も感じられないということが、ほとんどですよね。

実は、工夫次第で、掃除道具がどこにあるのか分からない程、お風呂場のインテリアになじませることができる方法があるのです。

そこで今回は、お風呂場の掃除道具の生活感が、強すぎて困っているという人のために、掃除道具の存在感を消して、お風呂場をスッキリさせる方法について紹介します。


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掃除道具は『見える』と気になる人・ならない人

アンケート調査会社がインターネットで行なった「掃除道具についてのアンケート結果」によると、『浴室の掃除道具を浴室内においていますか。置いている方は何があるか教えてください。回答数959件 』という質問に対し、次のようなアンケート結果がありました。

  • カビ取り剤20.4%
  • スポンジ・たわし77.1%
  • バケツ5.8%
  • 置いていない16.9%
  • 浴室掃除洗剤55.5%
  • その他3.3%

このアンケート結果によると、浴室内に置いてある掃除道具の中で、最も多くの人が置いているものは、『スポンジ・たわし77.1%』で、続いて、『浴室掃除洗剤55.5%』となっています。

この2つの掃除道具だけでも、50%以上の人が浴室内に置いていると、答えています。

何も置いていないと答えた人は、16.9%だけでした。

このことから想定できることは、『毎日のお風呂掃除で使うものだけを、浴室内に置いている』という人が、多いということが分かります。

特に『スポンジ・たわし』を浴室内に置いている人が多いのは、スポンジ類は『水切り』をする必要があるため、浴室内に置いていると考えられます。

スポンジ類は浴室内に置くことで、同時に乾燥もできるという利便性があり、乾いてから別の場所にしまうという手間も省くことができます。

お風呂場に掃除道具を置くことを、どのように感じるかということについて、インターネット上に投稿されている口コミを集めてみました。

≪置くのは気になる人の意見≫

  • 見栄えが悪い
  • ゆっくり湯船に浸かる雰囲気でなくなる
  • 生活感が出て気になる
  • 浴室内に置いておくとでカビの原因になりそう

≪置くのは気にならない人の意見≫

  • 気にしたことはない
  • 言われてみれば気になるかもしれないという程度
  • 道具を乾かさなくてもいいのが便利
  • 毎日使うものなので浴室内にあるほうが便利
  • 見えないように置いておけば気にならない

浴室内に掃除道具を置きたくない人は、『見栄えが気になる』『衛生面が気になる』という理由から、浴室内に掃除道具を置いていないという意見が多いようです。

やはり、浴室内に掃除道具を置いている人は、『浴室内に置くのが当たり前だと思っている』『浴室内にある方が、掃除をするのに便利である』という理由から、浴室内に掃除道具を置いているという意見が多いようです。

お風呂の掃除道具の置き場所についての口コミ情報

インターネットで、掃除道具の置き場所についての、口コミを集めてみました。

浴室外に掃除道具を置いている人

  • 洗濯機横の隙間
    浴室内に掃除道具を置きたくない人の多くは、お風呂場から出てすぐ隣の洗面所にある、洗濯機と壁の間の隙間に、ボックスなどに掃除道具を入れて置いている人が多いです。
  • 乾かして収納している
    掃除道具は濡れているままボックスに入れる人もいれば、外で乾かしてから収納しているという人もいます。
    しかし、洗面台下の収納棚には、洗剤などを、水をふき取って収納しなければなりません。

浴室内に掃除道具を置いている人

  • タオル掛けにぶら下げている
    浴室内に掃除道具を置いている人は、乾かす必要もなくそのまま、タオル掛けにぶら下げて置いている人がほとんどです。
    浴室内では、床に置かずにぶら下げておけば、水気を切りやすく、カビの繁殖を防げるからです。
  • ボックスに入れて隠して置いている
    浴室内で掃除道具を隠して置いている人もいます。
    浴室内に掃除道具を置いている人は、掃除道具をカゴやボックスに入れて、見えないようにして収納している人もいます。
    子どもがいる家庭では、子どもの手が届かない、高いところに置いたり、ぶら下げて置いたりして、子どもが触らないような工夫があるようです。


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お風呂掃除に必要な掃除道具とは?

お風呂掃除に必要な掃除道具は、『スポンジ』『洗剤』『漂白剤』です。

毎日の掃除

お風呂用中性洗剤とスポンジ

毎日のお風呂掃除は、お風呂用の中性洗剤とポンジで掃除すればキレイになります。

水垢を落としてピカピカに

お風呂をピカピカに保ちたい人は、『クエン酸』もあると便利です。

クエン酸スプレー

中性洗剤では水垢を落としにくいので、水垢がたまって、気になるようになったら、クエン酸スプレーを使って、時々掃除をすると効果的です。

クエン酸スプレーは、水100mlに対して、クエン酸小さじ半分を、スプレーボトルに溶かして作ります。

クエン酸スプレーの使用方法と効果

水垢が気になる部分に、スプレーして、しばらく置いた後、スポンジでこすると水垢をキレイに落とせます。

スポンジでこすっても落ちないカビに

塩素系漂白剤

ゴムパッキン部分や、お風呂の小物などに、スポンジでこすっても落とせないカビが出てきたら、塩素系の漂白剤を使ってカビを落としてみてください。

そのほか便利アイテム

  • 床がタイルのお風呂場では『デッキブラシ』や『たわし』を使うと、掃除がしやすくなります。
  • 広いお風呂場や高い天井には、『柄つきスポンジ』があると、掃除が楽になって便利です。

目立たない置き場所を利用する

お風呂場の掃除道具が目について気になる場合は、できるだけ目立たない場所へ、目隠しするようにして置くことで、掃除道具の存在が気にならないようになります。

まずは、自宅のお風呂周りを見直して、掃除道具を置けるような場所を、探してみましょう。

ちょっと空いている小さなスペースや、棚やラックの隅など、使われていない場所はありませんか?

小さなスペースや、死角になっている場所など、目につかない場所であるほど、掃除道具置き場にするには最適です。

洗濯機の横の空いているスペース

洗濯機の横に、空いているスペースはありませんか?

洗濯機横の隙間を有効利用して、『隠してしまいたいお風呂用の掃除道具』を置くスペースを、作ってしまいましょう。

洗濯機の横は、高さや奥行きがあるので、大きめの掃除道具も置くことができます。

例えば、柄付きブラシや柄付きスポンジなど、浴室内に置いておくと大きくて目立つものでも、洗濯機の横に隠してしまえば、掃除道具が目立たなくなります。

洗濯機横のスペースを無駄なく使いたい場合は、『洗濯機横専用の隙間収納』がオススメです。

洗濯機横の隙間の、幅、奥行き、高さを測り、スペースのサイズに合わせて、『収納ボックス』や『収納棚』を購入してみるのはいかがでしょうか?

意外なほど収納力があるスペースに、早変わりしますよ。

隙間収納には、引き出すタイプの『隙間ワゴン』や、『隙間用引き出し』など、ぴったりサイズの収納があります。

収納がない状態よりもあった方が、洗面所全体の見た目も、かえってスッキリした印象になります。

洗濯機横のスペースに、小さな掃除道具を簡単に置きたい場合は、100円ショップで売られているようなボックスの中に、スポンジやお風呂用洗剤を入れて、置いておくだけでも、手軽に便利な収納スペースに変身します。

小さなボックスであれば、スペースのサイズを測る手間もなくて済みますし、置くだけの簡単設置ができます。

ボックスには蓋がついている方が、中身が見えないので、掃除道具を更に目立たなくします。

洗面台の下はお気軽収納スペース

扉が既に付いている洗面台の下は、気軽に掃除道具を収納できるスペースです。

収納スペースに入れるだけで、扉を閉めてしまえば、簡単に掃除道具を隠すことができます。

収納方法が簡単なので、出し入れも気軽にできるのがメリットです。

しかし、湿っているものを中に入れると、中が湿気てしまうのが心配な点ですよね。

洗剤などを入れる時は、水気をよく拭き取って収納しておきましょう。

洗面台専用のラックや、引き出しタイプの収納棚が販売されていますので、活用してみてもいいかもしれません。

洗面台下の、スペースに合った大きさの専用収納棚は、洗面台下の収納力をアップさせたい人に、オススメです。

スッキリ片付く収納方法

お風呂場をスッキリさせるには、3つのポイントがあります。

  1. 浴室内に置いておく掃除道具を最小限にすること。
    お風呂場に置く掃除道具は、水切りが必要な掃除用のスポンジと、毎日掃除に使う、お風呂用洗剤に留めておくと、浴室内がスッキリと保てます。
  2. 掃除道具を置く場合は、掃除道具を目立たない方法で置くこと。
    浴室内に置いておくスポンジと洗剤は、あまり目立たないように、ボックスに入れて置くとか、視界に入りにくい場所に置いておくといいですね。
  3. 目立たない掃除道具を選ぶこと。
    浴室内に置いておくスポンジと洗剤は、控えめのデザインや、掃除道具であると分かりにくいデザインのものを選びましょう。

ボックスに入れる

浴室内の色に近い、白っぽい色のボックスに掃除道具を入れて、お風呂場の目立たないところに置いておくと、浴室内がスッキリして見えます。

多少掃除道具が見えてもよいという場合は、通気性が良い、かごのようなボックスの方が、湿気がこもらずカビを防ぎます。

吊るす

掃除道具の水切りのためには、吊るしておくのが最も衛生的です。

タオル掛けに掃除道具を吊るす人も多いですが、ボディタオルと掃除道具を一緒にかけたくないという人は、吸盤タイプのフックを取り付けて、そこへ吊るしておく方法もあります。

ただ、掃除道具を吊るしておくと、ボックスに入れておくよりも、掃除道具が目立ってしまいます。

ですから、吊るす場合は、掃除用スポンジや掃除用洗剤の、色や形にもこだわって選ぶといいですね。

  • 浴室の色に近い色
    浴室内の色に近い白っぽい色の掃除用スポンジは、お風呂場の雰囲気に溶け込んで、スポンジの存在が目立たなくなります。
  • 風呂場の雰囲気を壊さないデザイン
    可愛い形のスポンジは、いかにも掃除道具であるという雰囲気を、和らげてくれます。
  • 吊るすことが出来るタイプ
    吊るせる形になっている形のスポンジで、お風呂場にあっても、雰囲気を壊さないデザインのスポンジがあります。

お風呂掃除用洗剤は、お風呂の雰囲気に合った、デザイン性のあるボトルに詰め替えると、洗剤の存在は、全く気にならなくなります。

ただし、洗剤を詰め換える場合は、ボディソープやシャンプーなどと間違われないように気をつけて、ラベルを貼るか、置き場所を別にしておいてくださいね

外に置く

掃除道具をまとめてボックスに入れ、ベランダなど『外』に置くという方法もあります。

掃除道具を、お風呂場に置きたくないし、洗面所に置くには湿気が気になるという、不安がある人にオススメです。

掃除道具を、まとめてボックスに入れておけば、お風呂掃除の時は、ボックスごと掃除道具を持ち込めばよいので、持ち運びも簡単です。

また、掃除道具を家の中ではなく外に置けば、湿気の心配も解消されます。

専用スペースを作る

思い切って家の中に、『掃除道具置き場』を作ってみる、というのはどうでしょう?

スキマを活用して、あちこちに掃除道具を置くのもいいですが、掃除道具置き場専用スペースを作って、家の掃除道具をまとめて収納してしまうのです。

子供が通う学校では、教室や廊下などに、掃除道具を入れる専用ロッカーがありますよね。

学校にある掃除道具専用ロッカーのように、家の中にも掃除道具専用スペースを作ることで、掃除道具を一目で確認することができます。

掃除道具が1か所にそろっていると、家族の誰が掃除をする場合でも、掃除に取りかかりやすくなります。

また、ゆったりとスペースをとって掃除道具を収納することで、子供であっても、掃除道具の出し入れがしやすくなります。

例えば、息子さんや娘さんなど、家族が場所ごとに掃除を担任して、複数の人が掃除道具を使うという場合は、専用スペースに掃除道具がまとめてある方が便利ですよ。

まとめ

今回は、お風呂場の掃除道具の存在感を消して、浴室をスッキリさせる方法について紹介しました。

お風呂場の掃除道具は、浴室の外に掃除道具専用の収納場所を作ることで、かさばる掃除道具を一気に目立たなくさせることができます。

また、お風呂の掃除道具の生活感を消す方法は、家のトイレにも応用することができます。

便器を掃除するトイレブラシは、すぐにトイレを掃除できるように、トイレの近くに置いておきますが、意外と目に留まりやすく、掃除してもスッキリ片付いた気がしないことはないですか?

トイレの中に置いておく掃除道具も、目立たないように工夫すると、存在感を消すことができます。

浴室内に置いておく掃除道具は、目立たないようにボックスに入れたり、デザインにこだわって掃除道具を選んだりすることで、浴室内の存在感を消す方法を紹介しました。

トイレでも同じように、生理用品は収納棚やボックスなどに入れて見えなくし、トイレブラシも、色やデザインにこだわって、デザイン性のあるものや、収納ケース付きデザインのトイレブラシを選んでみましょう。

最もリラックスできるお風呂とは、よく掃除がしてあってキレイなお風呂場です。

しかし、せっかくキレイにお風呂掃除をしているのに、「掃除道具があると汚い感じがして、リラックスしてお風呂に入れない」という家族がいると、残念な気持ちになってしまいます。

「お風呂場に掃除道具があるとリラックスできない」という家族のために、掃除道具を目立たないところへ収納したり、目立たない掃除道具に変えたりすることで、気持ちよくお風呂に入ってもらえたら嬉しいですよね。

たとえ掃除道具がお風呂場にあったとしても、掃除道具の存在が、気にならないように置くことで、掃除道具の存在が気になっていた家族には不快な思いを与えず、尚且つ、掃除をする人の利便性も損なわずに済みます。

掃除道具を目立たなくして、スッキリとさせることで、「お風呂場の掃除道具の存在は気にならなかった」という人も、もしかすると、さらにリラックス効果がアップするかもしれませんよ。