テレビを処分したい時、「リサイクルショップに持って行って、売ってみようかな」と思う人は多いと思います。

「自分のテレビはいくらで買い取ってもらえるんだろう?」
「いざ安く査定されて、買い取りが断りづらくなってしまわないか心配だな」

そんな不安や疑問を持っていませんか?

「リサイクルショップに持っていく前に、買い取り価格がだいたいどれくらいかわかればいいのに…」

心配があるからこそ、事前に「中古テレビの買い取り相場価格を知りたい」と思いますよね。

これからご紹介する手順と方法に従って調べれば、あなたが売りたいと思っているテレビの、買い取り相場価格を知ることができます。

この買い取り価格の調べ方は、リサイクルショップで働いていた人から聞いた話なので、信用できる情報です。

私も、試しに自宅のテレビの買い取り価格について調べてみましたが、すぐに自分で価格を算出することができました。

この記事では、

  • 買い取りの有無の判断方法
  • 買い取り価格の割り出し方
  • 買い取りの減額要因となるものについて

について、紹介したいと思います。

この記事を最後まで読んでいただければ、あなたが「売りたい」と思っているテレビの買い取り価格を、自分で調べることができるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。


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自宅のテレビの買取価格は店に持ち込まなくても「自宅で」「自分で」「簡単に」算出できる

自宅のテレビの買取価格は、店に持ち込まなくても「自宅で」「自分で」「簡単に」算出することが可能です。

リサイクルショップで、どのようにテレビの買い取り価格を決めているのか、計算方法が分かれば、自分でも同じように買い取り価格が出せるのです。

リサイクルショップでは、お店の人が各々適当に買い取り価格を決めているのではなくて、しっかりと価格割り出し方法が決められています。

中古テレビの買取価格とは

中古テレビの買取価格には、業界ならではの『秘密』が隠れています。

「買った時に高かったから高く売れるはず」という単純な発想ではなく、買取る側のリサイクルショップにとって、『利益が見込める』という点が、買取価格の中心にあるのです。

ポイントは「買取る側」のメリットに着目すること

テレビの買い取り価格の算出方法のポイントは、「買い取る側」のメリットに着目することです。

お店で『買い取り後にすぐに売れて利益が出る』というメリットを持つテレビが、すなわち『高く買い取りしてもらえる』という判断基準となるからです。

  • 利幅を確保した買い取り価格である
  • お店がある地域で中古テレビの需要があるか
  • 中古テレビの需要がある時期であるか
  • テレビの状態はよいか

というテレビが、売れて利益が出る、お店にとってメリットのあるテレビです。

買い取る側にとって、高い収益を上げられるテレビを、お店は欲しがっているのです。

テレビはある程度買取査定額の「上限金額」が決まっている

テレビはある程度、買い取り査定額の『上限金額』が決まっています。

リサイクルショップでテレビを売る時に、「このメーカー・型番・年式のテレビなら、店で売る際の金額はこれくらい」という額が決まっているため、その中で「最も高く買い取っても利益を残すならこれくらいかな」という金額も自ずと定まるのです。

買い取り査定額の上限金額は、リサイクルショップでの売り値よりも高くなることはありません。

売り値から、お店の利益を確保して、買い取り価格を設定しているのです。

「メーカー・型番・年式」で需要の有無が判断可能

『メーカー・型番・年式』を見れば、需要の有無は判断可能です。

リサイクルショップにとっては、『メーカー・型番・年式』の3つの情報がわかれば、お店にとってメリットのあるテレビなのかどうかの最低限の判断ができるからです。

それぞれの情報で、『需要のある人気メーカーかどうか』『中古テレビとして価値のある機種かどうか』『リサイクル品として商品となり得る範囲の新しさ・古さか』が分かります。

『需要がある=買い取りする価値がある』という基準になるので、需要の有無によっては、そもそも買い取りの対象から外れている場合もあるのです。

メーカー側に交換部品の在庫がない型式には価値がない

メーカー側に交換部品の在庫がない型式には価値がないので、買い取りを断られます。

壊れたらもう使えなくなってしまう『リスクが高いテレビ』は、買い手がつかないからです。

商品の製造を中止すると、部品も生産されることが無くなってしまい、修理もできないテレビは、需要が低く、リサイクルショップでも、積極的に売るわけにはいきません。

買取可否の線引きとなる製造年式

買い取り可否の線引きとなる製造年式は、5年程度と決まっています。

メーカーによって、 テレビも含めた家電の耐用年数は、3~5年とされているため、5年以上たったテレビは、「いつ壊れてもおかしくない」テレビとして扱われるのです。

買い手がつくまでの間に壊れてしまってもおかしくないテレビは、お店で常に動作状況を確認し続けるわけにもいかず、販売に当たって、リスクも手間もかかりすぎるため、買い取ってもらえません。

学生街や引越し前シーズンはねらい目

学生街や引越し前シーズンは、テレビを売りたい場合、ねらい目の売り時になります。

お引っ越しは、不用品の処分や引越しの費用など出費がかさむので、中古テレビの需要が高まります。

また、学生街では、お金を節約したい学生が、安いテレビを買い求めることが多いので、特に入学前シーズンは、中古テレビがよく売れます。

そんな中古テレビの『需要が高まる時期』には、買い取りの可能性や査定額が高くなる場合があるのです。

テレビ買取価格相場一例

テレビの買取価格相場の一例を紹介します。

中古テレビの買い取り価格は、テレビの『大きさ』と『新しさ』に比例して高くなります。

32インチテレビの買い取り価格相場の一例は、次のようになっています。

買取価格の高いメーカー

メーカー 商品名 型番 大きさ 製造年月 上限査定額 中古査定額
SHARP AQUOS LC-32W25-B 32インチ 2015年6月 10,000~36,900円 8,000~22,140円
SONY BRAVIA KDL-32W500A 32インチ 2014年5月 11,000~42,300円 8,000~25,380円
TOSHIBA REGZA 32S10 32インチ 2015年5月 10,000~31,000円 3,000~18,900円

買い取り価格が高いのは、国内メーカーのテレビです。

国内メーカーは、性能や技術において、信頼されているからです。

国内メーカーの中でも、新品市場でも人気があるテレビが、同じようにリサイクル市場でも需要があるため、買い取り価格が高くなります。

  • SHARPのAQUOS(アクオス)
  • PanasonicのVIERA(ビエラ)
  • SONYのBRAVIA(ブラビア)

です。

特に、大型でハイスペックモデルは、高く買い取ってもらえます。


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手間なく自宅で誰でもできる中古テレビの買取価格割り出し3ステップ

手間なく自宅で中古テレビの買取価格を割り出すには、3つのステップをクリアすれば誰にでもできますが、算出する前に『買い取り対象かどうか線引きする』ことが重要です。

買い取り対象でなければ、そもそも買い取り価格を調べる意味がありません。

『製造から5年以内であるか』が、買い取り対象となるかどうかの、分かれ目のラインです。

リサイクルショップの店舗やホームページで『製造5年以上の家電は買い取れません』という文言を、見たことがある人も多いと思います。

製造から5年以上経っているテレビについては、買い取りの可能性はほとんどないと考えてください。

(1)売りたいテレビの「査定上限金額」を調べる

買取価格を出すにあたって、まずは自分の売りたいテレビの『上限査定金額』を調べましょう。

上限査定金額はお店ごとに変動はありますが、だいたいの相場は決まっていますので、より正確な買取価格を算出するために、もし仮に売るならこの店に持っていく、という店を2,3店舗決めて調べるのがおすすめです。

調べる方法は、下記の3つです。

  • ネットで調べる
  • 電話で調べる
  • 店頭で調べる

詳しく解説しますね。

方法1:ネットで調べる

『ネットで調べる』方法は、最も簡単です。

ネットで査定を受け付けているリサイクルショップでは、必要事項を記入して問い合わせることで、お店から上限査定金額をメールで返信してもらえるからです。

また、ホームページ上で、上限査定金額を公開しているお店もあります。

「電話で問い合わせるのが不安だ」と言う人にとってオススメの方法です。

【手順】

  1. まずは、『メーカー・型番・年式』を調べて、紙に控えておきます。
    『メーカー・型番・年式』は、テレビの背面に貼ってあるシールなどに書かれています。
    売りたいテレビの情報が間違っていると、正しい査定額を算出することができないので、間違いのないようにメモを取りましょう。
  2. 手順1で調べた情報を入力すると、上限査定金額が調べられるようになっているショップのホームページから、情報を入力して調べます。
    積極的に買取りをしている型番のテレビであれば、すぐに上限査定金額が算出されます。
  3. データが出てこない場合は、お店のお問い合わせフォームで、問い合わせをします。
    査定上限金額を調べられるサイトのご紹介    

    ソフマップ https://www.sofmap.com/kaitori/
    ヒカカク https://hikakaku.com/
  4. ホームページ上で上限査定金額が調べられなかった場合は、お問い合わせフォームで査定をしてもらいましょう。
    お問い合わせフォームでは、テレビの状態を詳しく記入したり、テレビの写真を添付したりすれば、上限査定金額だけでなく、正確な査定額を算出してもらうことができる場合もあります。

方法2:電話見積もりを取る

電話で見積もりを取ってみるのは、電話でお店の人が聞かれることに答えるだけで良いので、楽です。

電話口で即座に、見積額を出してくれるので、「早く知りたい」という人に、おすすめです。

【手順】

  1. お店に電話をかける場合も、まずは、『 メーカー・型番・年式』を調べておきます。
    電話で問い合わせた時は、リサイクルショップの人が査定上限価格を出す上で必要な情報として、『メーカー、型番、年式』を、必ず聞かれます。
    慌てずにすぐに答えられるように、紙に控えておきましょう。
  2. お店に電話をかけて、「テレビの買い取り価格を教えて欲しい」ことを伝えましょう。
    電話での査定を受け付けているリサイクルショップでは、電話口でスムーズに査定が進むように準備されています。
  3. 電話で、テレビの状態を説明すると、さらに詳しい査定をしてもらえます。
    ちゃんと作動するかはもちろん、傷や汚れがついていないかなどを、正確に、そして客観的に説明しましょう。

方法3:店頭に同じ型番のテレビがある場合

店頭に同じ型番のテレビがある場合、そのお店のテレビの売値から、買い取り価格を知ることができます。

リサイクルショップでは、リサイクルショップ店頭販売価格の5分1で買い取りということが、だいたい決まっています。

ですから、店頭の売値から計算して、おおよその買い取り価格が分かるのです。

お店に立ち寄ることがある場合は、簡単に調べられるのでおすすめです。

ただし、買い取り価格は時期や、テレビの状態によっても変動するので、おおよその買い取り価格として参考にしてください。

(2)減額要因がどれくらいあるのかチェックする

テレビの買い取り価格を決めるための、減額要因がどれくらいあるのか、チェックしましょう。

それぞれの要因ごとに、減額になる幅も大きく違います。

テレビの査定における減額要因は、以下の5つです。

  • 箱の有無
  • 説明書の有無
  • 保証書の有無
  • リモコンの有無
  • テレビ自体の状態・破損状況

詳しく解説しますね。

箱の有無の影響

箱は、付属品として扱われるため、有無は査定に影響します。

箱がない場合のマイナス金額は、500円~1,000円です。

ほとんどの人は、テレビの購入後、箱は捨ててしまいますが、箱がないことで、そのテレビが『中古である』という買い手の心証を高めてしまいます。

例えば、未使用のテレビを売りに出す場合でも、箱がないテレビは、『中古品』としての査定額が付いてしまいます。

逆に、箱がついていて、未使用であれば『新品同様』とみなされ、未使用箱なしのテレビより高い査定額がつきます。

新品同様のテレビは、中古のテレビよりも、買い取り価格の差は数千円以上高くなる可能性があります。

ちなみに、新品同様ではなく『新品』とは、未使用でかつ、保証書にも印章が押していない状態のものを指します。

説明書の有無の影響

説明書の有無は、次に使う人の使いやすさに影響するので、査定に影響します。

説明書がない場合のマイナス金額は、500円~1,000円です。

はじめてテレビを使う時は、説明書を見ながらテレビの設置や設定、捜査をしますよね。

ですから、説明書があったほうが、お店でも売りやすくなるのです。

いつか売ることを考えれば、説明書は、捨てずにとっておいた方がいいですね。

保証書の有無の影響

保証期間内の保証書の有無は、次に買った人の保証にもつながるので、査定に影響します。

保証書がない場合のマイナス金額は、保証の残り年数によっても変わりますが、3,000円~10,000円です。

例えテレビが壊れても、保証期間内であれば、保証で修理することができますので、保証期間内の保証書が付いたテレビは、リサイクルショップで売る時に、セールスポイントになります。

リモコンの有無の影響

リモコンの有無は、査定に大きく影響します。

純正のリモコンがない場合のマイナス金額は、2,000~3,000円です。

テレビとセットになった純正のリモコンがあることで、そのテレビの機能を十分に引き出して、最も快適に使えるからです。

テレビ自体の状態・破損状況

テレビ自体の状態・破損状況は、買い取り可能かどうかに関わる、最も重要なチェック項目です。

テレビの状態によって、マイナス金額になる項目例は、次の通りです。

テレビ自体の状態・破損状況 マイナス金額
テレビの画面の液晶部分の傷 10,000~30,000円
液晶部分以外の傷 3,000~10,000円
テレビに臭いがついている
(たばこやペット臭など)
5,000~15,000円

リサイクルショップで買い取ってもらえないような壊れたテレビは、家電リサイクル法に基づき、リサイクル料金を払って、有料で処分することになります。

リサイクルショップで買取りして貰えない「テレビの劣化・破損状況」

リサイクルショップで買い取りして貰えない『劣化・破損状況』とは、『もう使えない状態』であることです。

高いお金を出して壊れたテレビを修理するよりも、新品のテレビを買ったほうがお得なほど、新品のテレビの価格が安くなってきているのが現状です。

  • 正常に動作しない
  • 液晶が割れている
  • パーツが壊れている

という状態のテレビは、買い取ってもらえません。

(3) 「査定上限金額」から「減額の要因」を引き算

『査定上限金額』から『減額の要因』を引き算すれば、あなたの売りたいテレビの買取価格がわかります。

概算の買取価格がわかれば、自分にとって『売る価値があるのか』や、リサイクルショップに持っていって『後悔しない値段がもらえるのか』を事前に知ることができ、無駄足を踏むことがなくなります。

まとめ

今回は、「売りたい」と思っているテレビ買い取り価格の相場を知りたいと思っている人のために、買い取り価格の算出方法について、ご紹介しました。

リサイクルショップにいきなり持ち込んで査定をしてもらうというのは、「安い値段をつけられないかしら」とか「本当に買い取ってもらえるかしら」という不安が大きいと思います。

売る前にある程度、自分のテレビがいくら位で売れるのか、分かっていれば安心ですよね。

テレビの買い取り価格の算出方法は、『査定上限金額』から、『減額の要因』を引いた金額です。

査定上限価格は、インターネット、店頭、電話で調べられます。

店頭で同じ型番が見つからない場合は、オークションサイトで売られている同じ型番のテレビの値段を参考にしてください。

査定の減額要因は、『箱があるか』『背説明書はあるか』『保証書はあるか』『リモコンはあるか』『テレビの状態や破損状況』です。

製造から5年以上のものや、壊れているテレビは買い取ってもらえません。

もちろん、ブラウン管テレビは買い取ってもらえません。

「テレビが古くなったから、そろそろ買い換えようか」と思うようなテレビは、製造から5年以上経っているテレビが多いと思います。

やはり家庭で使い古したテレビは、リサイクルショップではなかなか買い取ってもらえません。

「売れるかもしれない」と期待しすぎたり、「リサイクルショップに持って行って買い取ってもらえなかった」というような、無駄足を踏まないようにしてくださいね。

是非、あなた自身で買取価格を割り出して、無駄のない、あなたにとって一番効率的で有益な選択をしてくださいね。