換気扇の掃除。
汚れているのはわかっているけど、なんだか面倒そうだな…
と思って、そのままになってはいませんか?

一応気にして、100円ショップで買ったフィルターをしているけど、すぐに汚れてしまう。
となると、中身も相当汚れているのではないか…。

気になりますよね?

また、よく飲食店の換気扇の排気口の外壁に、ギトギトと油がこびりつき、真っ黒になっているのを見たことがありませんか?

調理の頻度や種類が違っていたとしても、同じようなことが自分の家で起こっていると考えたらゾッとします。

「帰ってウチのも掃除しなきゃ」

と思ったものの、さて、自分でできる事なのか、また、どうやってやったらいいのか、全く分からない。

ネットで「換気扇 掃除」について調べてみると、一般の方がチャレンジした体験などの書き込みも多く見られますが、失敗談や苦労談が多いもので、更に不安になってしまうものです。

こちらの記事を読めば、そんな換気扇掃除の悩みを解消されるだけでなく、換気扇掃除が素人でも決してハードルの高い掃除ではないことがわかっていただけるでしょう。

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それには、「コツ」と「手順」をつかむのがポイント。

やみくもにゴシゴシしてもキレイにはなりません。

そして、特別な洗剤などを使わなくても、誰の家にでもある「あるもの」の使い方次第で、ギトギト油が落とせてしまうのです。

特別なお金もかからず、お財布にも優しいとなると、試す価値ありです。

私もこの方法で、数年手を付けていなかった換気扇を、女性一人でキレイにすることができました。

機器自体がキレイになった事はもちろん、今まで気になっていたことをすっきりやり遂げられて、気持ちも爽快です。

これは、思いの外大きな満足感なので、是非試してほしい!という気持ちでいっぱいです。

そこで今回は、換気扇掃除に必要な「コツ」と「手順」をお伝えし、実際の掃除の進め方を画像付きのステップでご紹介。

私が実際やっていく中で発見した、とっておきのグッズも紹介します。

こんな身近なところにこんな最適なグッズが!?と驚くこと間違いなし!

ここまで読んだあなた、ちょっと面倒と思っていた換気扇掃除も、「やらなきゃ…」そして、「もしかしたら、自分にもできるかも!?」と思ってきましたよね?

この、お金をかけず簡単な方法で、キレイな換気扇と、今まで面倒だと思っていた憂鬱な気持ちがすっきりしますよ!

見た目にはわかりにくいですが、お部屋の空気も驚くほどピカピカになり、気持ちよい毎日が過ごせます。


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換気扇の掃除は素人でもできる

換気扇の掃除は素人でもできます。

なぜなら換気扇は、毎日使う家電と同じで、自分でお手入れできるように作られているのです。

一般の方でもドライバーを使わずに取り外しできる構造になっており、私自身、女性一人で簡単に取り外しができました。

電気配線などは特定の資格がある者しか作業ができませんが、換気扇の機器清掃には資格はいりません。

しかも、一般に販売されている「あるもの」で掃除が可能なのですから、誰でもできるはずなのです。

となれば、自分でやってしまった方が、お金の負担も少なく、都合のよい時にできます。

換気扇の掃除に「失敗談」が多い理由

換気扇の掃除に「失敗談」が多いのは、わからない事を、わからないままやってしまっていることが主な理由です。

知識が無いまま始めてしまい、それが間違った方法であった時、失敗に繋がります。

家具の組み立てなどで、「何とかなるだろう」と初めてみたけど、うまく組み合わなくて、「最初から説明書を見ておけばよかった…」なんて後悔した事はありませんか?

物事には、最適な「コツ」と「手順」があり、それを知ったうえで取り組むことで、効率よく、完ぺきに仕上げる事ができるのです。

知識のないまま、自己流でやってみると、「汚れがあまり落ちなかった」「器具が変色してしまった」「とにかく時間がかかって、一日潰れた」といったことが起こります。

こんな失敗はしたくないですよね。

「失敗の理由」を知っておけば大丈夫!

だったら、「失敗の理由」を知っておけば大丈夫。

過去にどんな失敗があったかがわかれば、自分が気を付けなればならないポイントがわかりやすいのです。

人は、失敗例を見た時の方が、「こんなことにはならないように」と特に気を付けるといいます。

「失敗は成功の基」というように、失敗から学び、自分に生かしましょう。

よく聞く失敗も、性質をわかっていたら、こんなことは起きなかった、ということばかりなのです。

「掃除の手順」を知っておけば大丈夫!

そして、「掃除の手順」を知っておきましょう。

換気扇の掃除では、機器の解体もあり、思いのほか大掛かりな作業になると同時に、電気器具なので、効率よく安全に行うことが必要です。

事前の準備から始まり、途中の作業へとスムーズにいくかどうかは「掃除の手順」に沿った、「段取り」にかかっていると言っても過言ではありません。

手順を把握していないと、途中で「え!?これどうしたらいいの!」なんてことになって、それだけでテンションが下がり、失敗を招きます。

手順は、後ほどわかりやすく伝えるので、安心してください!

換気扇の汚れを落とすには

換気扇の汚れを落とすには、『換気扇を知ること』から始めましょう。

そもそも、換気扇の事を知らなければ、どんなところが汚れるのか、また、どんな手順で何をやったらよいのか、わからないですよね。

換気扇を知ってから始める事で、失敗のない換気扇掃除ができるのです。

例えば、換気扇掃除は、夏が適している、ということは覚えておくとよいでしょう。

なぜならば、気温が高く、油が柔らかくなっていて、落としやすくなっています。
反対に冬は油が固くなっていて、落としにくくなります。

「換気扇を知る」とはいえ、すごく簡単です。

「換気扇の種類」「汚れの種類」たった2つのポイントを押さえておけばOK。

換気扇の種類を知る

『換気扇の種類を知ることは、換気扇掃除を制する』と考えてもいいでしょう。

それぞれの機器の特徴を知ることで、汚れやすい箇所や、今後汚れないように対策を考えられるようになります。

あなたの家の換気扇はどのタイプになるか、確認しましょう。

主要なフードの形式3つ

フードの形式は、最近いろいろな形がありますが、主要な3つをご紹介します。

フードとは、換気扇機器を覆っている器具で、ガスコンロで発生した煙やガスを、効率よく吸い上げる機能を持っています。

最近は、換気扇で吸い上げた時に、含まれる油だけがトレーに溜まる仕組みを持ったフードも出ており、このオイルトレーに溜まった油を、使用後に取り除いて、手入れします。

このタイプは非常に手入れが楽チンですが、内蔵されたファンが汚れないというわけではありません。

このタイプでも、ファンの掃除は必要になるので、覚えておきましょう。

フード型イラスト

ブーツ型

見た目がブーツのような形をしているので、このように呼ばれています。

深型フードとも呼ばれます。

スリム型

名前の通り、スリムなデザインで最近の主流になりつつあります。
前面が平らなので、キッチンの扉材を付ける事ができる場合があります。

薄型フードとも呼ばれています。

マウント型

壁や天井から出ているダクト部分は細いのですが、コンロ上に傘のように広がっているのをマウント型といいます。

海外製に多い型です。

ファンの種類

ファンの種類は、3タイプあります。

ファンは、本体を回転させて空気を集め、汚れた空気を外に排出する役割を果たします。

種類によって、得意な設置場所などが異なります。

ファン型イラスト

プロペラファン

扇風機の羽根のような形をしている昔ながらの換気扇です。

そして、設置には外壁に面していることが条件で、そのままダクトを通らず、排気します。

安価で、一般的に広く使われますが、外部の風の影響を受けやすいです。

シロッコファン

幅の狭い羽根がぐるりと一周放射状に付いています。

こちらは直接外に排気ができず、ダクトを通じて排気する場合に効果的です。
風量は少ないですが、空気を送り出す力が強いので、気密性の高い住宅や、ダクトが長い箇所に適しています。

マンション向きのファンですが、最近では戸建て住宅でもこのシロッコファンが主流になっています。

ターボファン

幅の広い羽根が回転して、空気を押し出すように排気します。

壁からの直接廃棄や、比較的ダクトの短い場所に適しています。

排気位置に融通が利くので、リフォームに向いています。

換気扇の汚れを知る

換気扇の汚れを知ることで、短時間で効率よい掃除ができるようになります。

汚れを知っていれば、それに沿った掃除の仕方をすればよいだけなので、無駄な作業が無くなります。

「とりあえず汚れが落ちそうな洗剤」と思っていても、その汚れに合っているとは限りません。

最適な手順を踏むことで楽に掃除を進められます。

換気扇の主な汚れとは

換気扇の主な汚れとは、設置場所により異なるので、場所別で汚れの違いを把握しましょう。

換気扇は、空気を吸い上げ、外に排出するという目的は一緒でも、設置場所によって特徴的な汚れ方をするので、それを知ることはとても重要です。

台所

台所に設置された換気扇の主な汚れといえば、なんといっても『油汚れ』です。

調理中に周辺に飛び散るのはもちろん、空気中にも細かく含まれていて、そのまま換気扇を通過します。

さらに、空気中のホコリも含んでいるので、油と合体し、黒く頑固な汚れになります。

トイレ

トイレの換気扇の汚れは、『臭気を含んだホコリ』です。

トイレは密室なので、空気が動きにくく、実はホコリが溜まりやすいのです。

また、トイレは臭いや湿気がこもりやすいので、換気扇は年中つけっぱなしという方も少なくないでしょう。

稼働時間が長いので、換気扇の負担も大きくなり、その分汚れも蓄積されていきます。

吸気口を見てもわかるように、たくさんのホコリを吸い上げています。

お風呂

お風呂の換気扇の汚れは、『湿気を含んだホコリ』です。

浴室は水分が多く含まれているので、換気扇器具にホコリが特に付きやすくなります。

浴室乾燥機を利用している場合は、更に汚れが付きやすくなります。

換気扇を見ると、蓋となっている化粧パネルにホコリがびっしりついている事もあります。


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換気扇掃除をする前に

では、換気扇掃除をする前に、とても重要な「養生作業」と「安全管理」を行いましょう。

掃除を始める前の準備をしっかりしておくことで、掃除自体がスムーズに進み、効率よく進める事が出来ます。

電源を切る

電源を切るのは、安全第一の基本作業です。

電源を切らないで行うと、感電してしまったり、作業途中で動き出してしまって怪我をしてしまうこともあります。

プロも必ず行っていることですので、確実に行いましょう。

まず、スイッチを切り、コンセントを抜きます。
ブレーカーを落とせるようでしたら、その方がよいです。

しかし、周辺照明と同じ回線になっている場合もあり、照明が付かない中作業は出来ないので、その場合は確実にスイッチを切り、コンセントを抜く、という事を忘れずに。

周辺の整頓

換気扇掃除は器具が大きく、取り外した物の置き場スペースが必要になるので、周辺の整頓しておくことが必要です。

ひとたび掃除を始めてしまうと、手が汚れてしまうので、邪魔になったものを動かしたり、周辺に付いた汚れを取ろうと思っても、困難です。

換気扇をキレイにしたはずが、結果「部屋を汚してしまった」という二次災害予防のためにも、とても必要な事です。

汚れて困る箇所には、新聞紙やビニールなどでカバーをしましょう。
また、動かせるものは、別の場所に移動しておきましょう。

部品置き場の確保

換気扇掃除をする時には、外した部品を置く場所を確保しておきましょう。

解体して部品を取った時に、置き場を確保できていないと、汚れたものを手にアタフタしてしまいます。

汚れたフィルターや金具がおける十分な置き場が必要です。

ファン漬け置き用のビニール袋を広げておく

漬け置き用のビニール袋は既に広げておいて、即、その中に入れられるように準備しておきましょう。

ファンを取り出すとわかりますが、驚く程汚れているので、ちょっとそこに置いて…なんてことはできません。

取り外したら、すぐにビニール袋に入れられるように、あらかじめ広げて準備しておけば、作業も効率よく進みます。

ガラストップコンロには段ボール

最近多いガラストップコンロには、段ボールでカバーリングをするなど注意が必要です。

換気扇の作業をしている時に、誤って器具を落としてしまったら、ガラスはすぐに割れてしまいます。

落とさないように気を付けるのはもちろんですが、万が一の事があっても大丈夫なように、しっかり覆っておきましょう。

カバーできるくらいの大きさの段ボールなどがあると安心です。

揃えて置くべき掃除道具

揃えておくべき掃除道具は、洗剤、ブラシ、ビニール袋(45L以上)、この3点は必須です。

最低限これらの道具を揃えておかないと、手が洗剤でベタベタになった状態で、道具を探さないといけなくなってしまいます。

洗剤

洗剤は中性の「台所用洗剤」を使用します。

中性の台所用洗剤は、アルカリ性と酸性の中間で、概ねどんな素材にも使え、且つ、通常食器や鍋を洗うように、油汚れに強いのです。

油汚れには「アルカリ性の重曹が効き目あり」、とよく知られていますが、注意が必要です。

なぜなら、換気扇の素材はアルミ製であることが多く、アルミ製にアルカリ性を使うと変色したり表面が剥がれ落ちたりするのです。

この失敗はたいへん多く聞かれます。

素材を傷つけず、お金もかからないので、「中性の台所用洗剤」を使うことを覚えておきましょう。

ブラシ

ブラシは、ファンの漬け置きをした後、細かいよごれを落とすために使います。

ブラシは、使い古した歯ブラシでもできますが、専用ブラシがあると、時間短縮にもなり、仕上がりもキレイなるので、オススメです。

特にオススメするのは、こちらのブラシ。

 

こちらの商品は、シロッコファンの小さな羽根一枚一枚に上下同時にブラシを当てる事が出来ます。

汚れが層のように厚くなっている場合は、簡単に削っておくと作業が楽になるので、割りばしやヘラなどもあると便利です。

ビニール袋

ビニール袋は、ファンを漬け置きする時に使います。

特別なものを用意する必要はなく、ごく一般的なゴミ袋で十分です。
大きさは45Lサイズがいいでしょう。

必見!あると便利なグッズ

今回オススメするとっておきのグッズとは、『調理用の鍋』です。

「え!?なぜ鍋?」
と思われますよね?

漬け置きする時は、袋が大きいと洗剤液が広がってしまい、隅々の汚れまで浸透しないので、ファンが収まる入れ物の中でビニール袋を広げて行うと、より効果が上がるのです。

そして厚みのある円形のファンがちょうどよく収まるのが、「鍋」というわけです。

商品によりファンの大きさに違いがあるので確認が必要ですが、大きめの寸胴鍋でしたら、家庭用の換気扇ファンは対応できるでしょう。

高い専用の洗剤が必要?

高い専用の洗剤が必要かと思われますが、先ほどもお伝えしたように、どの家にでもある「台所用洗剤」で十分なのです。

高い専用洗剤は、換気扇の油汚れに特化した商品ではあるのですが、それを使わなくても身近なもので解決するのでしたら、お金がかからない方を選びたくなりますよね。

高い専用洗剤は、含まれている成分も強力に作られています。

ブラシで汚れを落とす際に手で触れてしまうことや、洗浄後に排水することを考えて選ぶといいでしょう。

日頃の油汚れを落としているのが台所用洗剤なのだから、その汚れを吸っている換気扇も同じ洗剤で解決するというわけです。

換気扇ファンの掃除方法

それでは、換気扇ファンの掃除方法を順を追ってご紹介します。

ファンは主に3タイプありますが、掃除方法は基本的に同じですが、「洗剤の選び方」は重要です。

ファンの型は主に3タイプですが、本体の素材は様々。
それぞれの素材に合わせた洗剤の選び方が重要です。

シロッコファンに多い、アルミ素材には『中性の台所用洗剤』を、プロペラファンに多い、プラスチック素材には『重曹』も使えます。

シロッコファン

近年の住宅では最も多いタイプである、シロッコファンを例に、手順をお伝えします。

ステップ1:フィルターを外す

まずはフィルターを外します。
こちらは重い部品ではないので、女性でも簡単に取り外せます。

フィルターは、ふすまのように、本体を上の溝に少し持ち上げて、下部を手前に引っ張って外します。

フィルターも油がたくさんついているので、周辺が汚れないように、事前に用意しておいた場所に置きましょう。

ステップ2:シロッコファンを外す

次に、メインのファンを外します。

シロッコファンを外す

ファンの前に円形のカバーのようなものがあるので、ネジを外してファンを登場させます。

そして中央のボルトを外すと、シロッコファンを取り出すことができます。

触るのも嫌なくらい、油でギトギトのシロッコファンがお目見えしますが、グッとこらえてボルトを外します。

シロッコファンは手前に引き出すだけで、簡単に外せます。
気になる方は、ビニール手袋をしてもよいでしょう。

ステップ3:シロッコファンを漬け置きする

ファンを取り出して、漬け置きに進みます。

漬け込みすることで、頑固にこびりついた汚れに洗剤液が浸透し、汚れが落ちやすくなるのです。

シロッコファンを漬け置きする1
シロッコファンを漬け置きする2

取り出したら、事前に用意しておいたビニール袋に丸ごと入れ、洗剤を注入します。

漬け置きで効果を最大限に発揮する方法

漬け置きで効果を最大限に発揮する方法があります。
ただ漬け置きするよりも、汚れの落ちやすさが全然変わってきます。

やり方は簡単。
使用するのは、先ほどもお伝えした、普段使っている台所用洗剤。

更に、洗剤を注入する時のコツは、『洗剤とぬるま湯とを混ぜること』です。

なぜぬるま湯なのかというと、油は温度が高いと溶ける性質があるので、ぬるま湯に漬けることで、威力を発揮するからです。

洗剤50ml程度とぬるま湯を混ぜて漬けていきますが、頑固な汚れには、もっと入れてもよいでしょう。

台所用洗剤を入れたら、空気をできるだけ抜いて、口を縛ります。

とっておきのグッズ「お鍋」

そして、とっておきのグッズである鍋が、ここで登場します。

とっておきのグッズ「お鍋」

※ちなみに今回は直径22㎝の深鍋を使用しましたが、ピッタリサイズです。

ここで、鍋を使ったもう一つのメリットは、『蓋を締められること』です。

中の温度が下がりにくく、できるだけ長い間高温で漬け置きすることができるので、洗剤液が汚れに浸透します。

ステップ4・放置、そして拭き掃除

ファンを洗剤液につけて放置している間に、周辺の枠などの汚れの拭き取りをしましょう。

漬け置きは、1時間程度で汚れが浮いてきます。
汚れがひどい場合には、時間をもっと長く置いてもいいでしょう。

自分でやるメリットは、時間をコントロールできることです。
有効に使いましょう。

そして、しばし一休みもいいでしょう。

ステップ5・こすり洗い

漬け置きが完了したら、ファンをこすり洗いします。

漬け置きしなかったら到底落ちなかった汚れも、漬け置き後は驚く程落ちやすくなるのです。

作業する時は、鍋から取り出し、シンク内で袋を開け、袋の中でそのまま作業します。

そうすることで、シンク内を汚すことも防げます。

ここで登場するのが、先ほど紹介したオススメのシロッコファン用ブラシ。

シロッコファンは特に複雑な構造なのでこうした専用ブラシがありますが、他のプロペラファンやターボファンでも、もちろんこちらを使用できます。

硬さが程よく、スムーズに汚れを落とせるでしょう。

こすり洗い

この作業はちょっと根気がいりますが、ここでの頑張りが、キレイな換気扇へ導いてくれますよ。

ステップ6・水洗い、装着

汚れを取ってキレイになったら、しっかり水洗い、装着作業です。

汚れや洗剤、水分が残ったままですと、サビや変色の原因になります。

せっかくキレイにしたので、ここは手を抜かず、仕上げましょう。

この通り、以前とは比べ物にはならないくらい、とってもキレイになりました!

水洗い1
水洗い2

次に、取り外した時と逆の作業で取り付けていきます。

フィルターまで取り付けたら完了です!

シロッコファンが外れない場合に考えられる原因と対処方法

シロッコファンが外れない!とつまずく方もいるでしょう。
多くの方が間違ってしまいそうな考えられる原因と対処法を紹介します。

ボルトを回す方向が間違っている

ボルト

ボルトを回す方向が間違っている場合は、シロッコファン自体取り外すことはできません。

シロッコファンを留めているボルトは普通のネジと反対の、右回しなのです。

けれども、大丈夫、ボルトにはしっかり印が付いています。

見たらわかるようになっていますが、油よごれで文字が見えにくいこともあるので、是非「右回し」と覚えておきましょう。

油がこびりついてネジが回らない

「油がこびりついてネジが回らない」ということで、ファンが取り外せなかった場合もあります。

油がこびりついたままネジを回そうとしても、余計な力も入るため、最悪の場合ネジ自体を壊してしまうため、そのまま作業するのは危険です。

油がこびりついてしまった場合は、油を溶かしてあげるとネジが動きます。

やり方は簡単。
まずは、お湯の含んだ布でネジ部を覆い、温めながらネジを回します。

それでも回らない場合は、お湯を含んだまま、ラップをかけ、一定時間おいてから回してみましょう。

その方法で、たいがいの場合解決します。

もし業者に頼んだらいくらかかるの?

自分でもできるけど、もし業者に頼んだらいくらくらいかかるのか、気になりますよね。

時間、労力、仕上がりなど、納得できる方法をみつけましょう。

クリーニング料金の相場

それでは、クリーニング料金の相場を参考までに。
主要3社のシロッコファン掃除の料金と時間の比較です。

会社名 料金 参考時間
おそうじ本舗 13,500~17,000円 3時間
ダスキン 17,000円 所要時間不明
ベアーズ 16,000円 3時間

各社ともに、大きな違いはない印象です。
作業内容をみても、ほぼ同様の内容です。

作業は時間もそれなりにかかるので、その時間を買うと思って業者にお願いするのか、また、自分の好きな時間に取り組め、しかもお金はかからないと思って、自分でやるのか、考え方はそれぞれです。

決して安い金額ではないので、しっかり考える必要があるでしょう。

まとめ

面倒だと思っていた換気扇の掃除が、なんだか出来そうな気がしてきませんか?

何年も掃除をしていないファンを見て、最初はあまりの汚さに驚くかと思います。

私もそうでした。
しかし、ピカピカの仕上がりを目にすると、達成感を感じずにはいらせません!

一度やってみると思ったより簡単に出来る事がわかり、自分でもできる!と実感できるでしょう。
普段やっている掃除機などと同じように、身近な掃除と考えられるのではないでしょうか。

頻度としては、年に2回くらいできるのが理想です。

しかし、年一回、換気扇掃除に適した夏にやる!と決めてもいいですよね。

換気扇掃除が習慣化され定期的にできるようになったら、毎回のブラッシングは不要になるでしょう。

汚れも頑固にならないので、漬け置きだけでキレイになります。

さあ、今まで重いと思っていた腰が軽くなってきましたよね?

この記事の「コツ」と「手順」通りに進めれば大丈夫。

お金をかけず簡単に換気扇の掃除ができ、そして空気までキレイに!
達成感・満足感を感じずにはいられません。

次はあなたの番ですよ!