• 天井から水が垂れてくる…。
  • 天井や壁にシミがある…。
  • 強い雨の時天井裏からぽたぽた音がする…。

あなたも雨漏りでお困りではありませんか?雨漏り修理を安く早く終わらせる秘訣は、雨漏りしているとわかったら早く修理をすることです。雨漏り修理を先延ばしにすることで、被害が悪化・実際修理する際の費用が高額になるというデメリットがあります。

ですが、今まさに雨漏りしているのに何か自分でできないか?と思われますよね。また、もし業者に依頼して直してもらうならいくらくらいの費用がかかるのか相場を知りたいと思われる方も多いはずです。

そこで今回は、雨漏り修理に関して、自力対策から業者依頼、費用相場などあなたが知りたいことすべてをまとめました。お時間にして約3分ほどであなたの知りたい雨漏り修理の知識が手に入ります。ぜひ最後までご覧ください。


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1 雨漏り修理にかかる費用相場

雨漏り修理にかかる費用は大きく分けて「調査費用」「修理費用」の2つにわけられます。

1-1 調査費用

目視調査 約0円~3万円
散水調査 約3万円~20万円
発光液調査 約10万円~25万円
赤外線サーモグラフィー調査 約10万円~30万円

1-1-1 目視調査:約0円~3万円

目視調査ではヒビや破損のある屋根、外壁などを目視で確認し、原因を究明します。ヒビや割れ、瓦などのずれなどを見つけたらその箇所の内部が雨漏りで浸水したり腐食したりしていないかまで確認し、原因箇所を特定していきます。屋根に実際にのぼったり、屋根裏に入ったりして、30分ほどかけて確認します。

1-1-2 散水調査:約3万円~20万円

雨漏りの原因と思われる箇所に水を流しかけて、雨漏りが生じるか実際に確かめます。半日~2日ほどかかる場合があります。

1-1-3 発光液調査:約10万円~25万円

雨漏りの原因特定のため、発光塗料を流しかけます。紫外線ライトを当てることで、どこをどのように雨漏りしているかやその経路を確かめることができます。散水調査の精度を上げた調査で、1日~数日かかる場合があります。

1-1-4 赤外線サーモグラフィー調査:約10万円~30万円

雨漏りが発生している箇所は温度が低いため、赤外線カメラで映し出すことで。温度差から破損個所の特定、及び雨漏り原因箇所の特定を行います。散水調査と組み合わせて行う場合もあります。半日~2日ほどかかる場合があります。

1-2 修理費用

屋根の部分修理 約20万~50万
屋根の全面修理(屋根材の葺き替え) 約80万~200万
天井の雨漏り修理 約5万~15万
ベランダの雨漏り修理 約3万~25万
外壁の雨漏り修理 約20万~200万
雨樋の修理(足場あり~足場なし) 約1万~50万
窓サッシの雨漏り修理 約3万~25万

※正確な費用は3社ほど見積もりを取って確認しましょう。雨漏りの被害状況や建物の構などによって、費用は異なってきます。

1-2-1 屋根の部分修理:約20万~50万

修繕が必要な箇所だけに部分的に修理を行います。瓦のズレやひび割れ、スレートのサビが原因の場合は修理や新しい瓦、スレートに取り替えます。あわせて瓦の下の防水シートの敷き替えも行う場合もあります。谷樋(たにとい)に穴が開いてしまった場合は交換をします。棟板金(むねばんきん)が浮いたりサビたりしている場合は取替を行います。漆喰がひび割れたり欠けたりしている場合は、漆喰をはがして新しく漆喰を塗り直します。雨漏り状況によっては下地の補修を必要とする場合もあります。3日~1週間ほどかかります。

1-2-2 屋根の全面修理:約80万~200万

屋根全体に経年劣化で寿命が来ている場合や、この先20年以降も屋根の心配なく過ごしたいという場合は屋根全体の葺き替えを行います。例えば、屋根の種類を瓦屋根からガルバリウム鋼板に変えるなど、全面を変えていきます。2週間程度かかります。

1-2-3 天井の雨漏り修理:約5万~15万

天井の張替えを行います。腐食度合いによっては下地の石膏ボードを交換する場合もあり、その場合は費用があがります。3日~1週間ほどかかります。

1-2-4 ベランダの雨漏り修理:約3万~25万

ベランダの外装部に亀裂があり、雨漏りにつながっているため、防水コーキングを行います。ウレタン塗膜、シート防水、FRP防水など様々な方法から補修を行います。排水口がつまることで雨漏りの原因になっている場合は排水口の掃除も行います。1週間ほどかかります。

1-2-5 外壁の雨漏り修理:約20万~200万

コーキングの劣化箇所を補修したり、ヒビ割れ箇所にコーキング補修、塗装が剥げていることが原因の場合は再塗装を行います。大部分が劣化してしまっている場合は大掛かりな張替えや重ね張りを行う場合もあります。足場を組む場合は費用があがってきます。3日~大掛かりになる場合は2週間ほどかかります。

1-2-6 雨樋の修理:約1万~50万

つまりを掃除したり、ヒビ割れを補修したりします。劣化して金具が外れている場合は取り付けたり雨樋自体が寿命を迎えている場合は交換を行います。3日ほどかかります。

1-2-7 窓サッシの雨漏り修理:約3万~25万

窓枠のコーキングの打ち替えなどを行います。また、必要に応じて窓枠の補修をします。3日ほどかかります。

2 雨漏りが起こったらまずすべきこと

雨漏りが発生したらまずすべきことは、「床を濡らさない対策をとること」「原因特定のためのヒントを撮影しておくこと」です。

写真撮影をしておく

雨漏りしている際に原因箇所特定のヒントを写真撮影しておきましょう。

  • 雨漏り当日の、壁など雨水が伝っている道跡を写真に撮っておく

これをしておくだけで後日、業者による雨漏りの原因箇所特定が随分とスムーズになります。雨漏り修理では原因特定が要になります。単に穴が開いている箇所から水漏れしているのではなく、まったく異なる位置の屋根・外壁が原因の可能性もあり、特定は非常に困難を極めます。雨漏り当日の写真を残しておくことで、調査にかかる費用を安く済ませることや雨漏りを早く止められることにもつながります。

2-1 雨漏りが起きているサインの見極め方

当てはまる項目がある場合、雨漏りが起きているサインといえます。

  • 雨漏りしていて水が垂れてくる。
  • 天井、壁、クロスにシミができている。
  • 湿気で壁紙が剥がれてきた。
  • 雨が降った後、かび臭いように感じる。
  • 強い雨の時に、天井裏のほうからぽたぽたという音がする。
  • シロアリの被害にあったことがある。
  • ベランダ、外壁、屋根瓦にヒビが入っている。

すみやかに専門業者に修理を依頼しましょう。


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3 自力でできる対処とは

自力で雨漏りの修理をしたいと思われる方もいることでしょう。ですが、雨漏り修理に限っては素人作業は「応急処置までにとどめる」ことが重要です。

雨漏りは原因箇所の特定が非常に困難です。 誤った雨漏り対策をすることで、かえって雨漏りを悪化させてしまいます。

DIYで板を打ち付けたり、素人目線でコーキング材で補修したりするのは、その場しのぎにしかなりません。逆に雨漏り箇所が増えたり、雨漏れの経路を変えてしまったりして、雨漏りを悪化させてしまいます。雨漏りが止まらず実際に専門業者に依頼する際に、かえって素人が行った補修をはがす作業にお金がかかってしまい、修理費用が高くなってしまいます。

また、あなたの誤った雨漏り対策が、雨漏りの原因特定を困難にしてしまうこともあります。雨水が流れていく道筋をかえてしまい、雨漏り箇所の特定に時間がかかってしまいます。

3-1 応急処置の方法

応急処置の目的は「水が垂れてこないようにする」「床が濡れないようにする」ことです。

そのために、以下のようなことをしておきましょう。

  • ブルーシートやバケツなどを使って雨水を受け、床をカバーする
  • 窓枠などの隙間から雨漏りしている場合は防水テープを張る

上記応急措置をとっておくだけで、室内の被害を最小限に抑え込むことが可能になります。

やらないほうがいい対処法
  • コーキング材で隙間を埋める
  • 板を打ち付けるなどのDIY
  • 屋根に登ってブルーシートをかける

上記は、後々雨漏りを悪化させたり、雨漏り修理を業者に頼む際にかえって費用を高額化させたりする原因となり、さらに危険ですのでやめましょう。

素人の高所作業は危険

屋根の上に登って作業したり屋根裏に入って作業したりするのは非常に危険です。屋根裏は暗く狭く動きがとりにくく、屋根裏は非常に高く危ないので、誤ってけがをしてしまう可能性が高いです。転落の危険もあります。作業は控えるようにしましょう。

4 雨漏りには火災保険が適用できる可能性あり

自力で対策できないなら業者にすべて任せることになる…費用が高くなってしまいそう、と思われますよね。ですが実は雨漏りは、火災保険が適用され安く修理できる可能性があります。

4-1 適用条件

  1. 自然災害によるものである…「風災」「雪災」「雹(ひょう)災」による被害が原因である。※経年劣化は対象外です
  2. 被害を受けてから3年以内の申請である…保険法第95条により3年以上経ったものは時効をむかえるため保険が適用できません。
  3. 損害額が加入した際の保険の種類の受け取り条件を満たしている…免責方式で契約した人であらかじめ決めていた自己負担額より大きい場合はその免責金額を、損害額20万円以上型で契約した人で損害額が20万円以上の場合は、適用されれば保険料を上限まで受け取ることが可能です。

※適用の詳細はご加入の保険会社のプランによりますので、事前に保険会社に確認しましょう。

4-2 雨漏り修理の進め方

  1. 業者に依頼し現地調査(見積もり)してもらう。その際、火災保険会社に申請することを伝え、被害写真と見積書の作成を依頼する。
  2. 火災保険会社に状況を伝えて申請書類を送ってもらう。
  3. 火災保険会社に「保険金請求書」「事故状況報告書・被害箇所の写真」「修理費見積書」を提出し、申請する。
  4. 火災保険会社から損害鑑定人が派遣され、見積もりの内容で保険適用できるか調査に来る。
  5. 火災保険会社の審査が行われる。ここで申請が認められると保険金を受け取り出来る。認定されない場合は全額自己負担となる。
  6. 業者による施工を開始する。
  7. 支払い、完了報告書を受け取って雨漏り修理完了となる。

どうしても自分で火災保険の手続きが難しいと感じる場合は、火災保険の手続きをサポートしてくれる業者を選ぶことがポイントです。ただし、保険金の請求は必ず本人が行うことが義務付けられています。申請代行業者ができるのは見積書や写真の用意までで、消費者のかわりに保険金を請求することができません。申請時に不正な手段をとることがないよう注意しましょう。

新築から10年未満の家はハウスメーカーに確認を

新しく家を建ててから10年未満の場合は、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)により、ハウスメーカーなどは10年間瑕疵担保責任を負います。そのため、雨漏りのする建物を売った=瑕疵のある建物を売ったとみなし、補修を請求することができる可能性があります。まずは住宅メーカーに問い合わせてみましょう。

4-3 依頼前に知っておきたい注意点とクーリング・オフについて

火災保険には適用条件があります。しかしながら、「火災保険で直せますよ」というトークから契約をしてしまい、ふたを開けると火災保険が適用できず全額自己負担になってしまった、高額な費用は払えないのに契約したのだからと支払いを迫られる、といったトラブルも発生しています。保険は100%適用される保証はないので、業者とのやり取りでは注意しましょう。

出典:消費者庁ウェブサイト(https://www.caa.go.jp/disaster/assets/consumer_policy_cms102_20210310_01.pdf

そこで、万が一いったん契約してしまっても、一定の条件を満たしていれば契約の申し込みを撤回・解除することができるクーリング・オフ制度がありますので覚えておきましょう。

クーリング・オフについても視野に入れて話を進めるために、事前に業者にクーリング・オフについて確認しておくことが大切です。紹介サイトを通して雨漏り修理業者を見つける場合は、紹介サイト業者ではなく、直接やりとりして契約をした業者に、クーリング・オフについて事前に確認しておくようにしましょう。

詳しい手続き情報は、消費者庁のホームページで確認いただけます。

出典:消費者庁ウェブサイト(https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_transaction_cms203_200805_02.pdf

5 失敗しない!雨漏り修理業者を選ぶ7つのポイント

雨漏り修理で一番大切なのは業者選びです。悪徳業者に騙されない失敗しない業者選びをするためには次の7つのポイントを押さえて選ぶようにしましょう。

5-1 ポイント1:訪問営業の業者は利用しない

頼んでもいないのに突然訪問営業してきて「屋根に修理が必要ですよ」といってくるような業者には絶対に依頼しないようにしましょう。

5-2 ポイント2:強引に契約を迫る業者は利用しない

急いで直さないと屋根がずり落ちて家が壊れてしまいます、などと脅すようなことを言って強引に契約をせまりあなたに考える時間を与えないような業者は利用しないようにしましょう。

5-3 ポイント3:大幅な値引きをしてくる業者を利用しない

半額値引きや何十万単位での値引きをしてくる業者は、本来の金額が相場を超えているぼったくり業者であったり、本来作業に必要な経費まで削って雑な作業をしてくる業者であったりする場合がありますので利用しないようにしましょう。

5-4 ポイント4:きちんと屋根に登って見積もりしてくれる業者である

屋根の状態を正確に確認するために、上辺の調査ではなく、屋根の上から、天井裏からなど、屋根の内側から外側までしっかり調査してくれる業者を利用しましょう。

5-5 ポイント5:説明がわかりやすく丁寧な業者である

多くの場合あなたは被害箇所を目視で確認することができず、業者さんからの説明がすべてになります。あなたの立場になって、被害箇所の写真を撮影して見せてくれる、丁寧にわかるまで説明してくれるなど、依頼者のことを思ってくれる業者に依頼しましょう。

5-6 ポイント6:見積もりの内訳が詳細である

「雨漏り修理一式●円」といったわかりにくい見積もりではなく、どのような作業がありどの作業にそれぞれどのような料金がかかっているかがわかる詳細な見積書を提示してくれる業者を利用しましょう。

5-7 ポイント7:保証がある業者である

雨漏り修理に対して、やりっぱなしではなく、施工後もしっかり保証してくれる業者を選ぶことで、トラブルを回避できます。通常、雨漏り修理した後に雨漏りが再発すると、その修理費用は高額になる傾向にあります。一度施工したコーキングを剝がしたり、複雑化した雨漏りの原因箇所の特定など、作業負荷が大きいためです。例えば、塗装処理後に縁切りしておかなければいけないのを塞いだままにして作業を終えられ、後日大規模な雨漏りに発展した場合、施工不良による雨漏りの再発となります。多くの業者は他業者で施工後に再発した場合の依頼は費用を高めに設定しています。再発してもアフターフォローしてくれる業者なら、安心して依頼することができます。

6 少しでも安く雨漏り修理をする5つの方法

大切な家を守るための雨漏り修理、費用を少しでも抑えるための5つの方法をご紹介しますので実践してみてください。

6-1 相見積もりを3社とる

相見積もりは、業者の管理がしやすくかつ相場も把握できるベストな数である3社とるようにしましょう。相見積もりをとることで、価格交渉もできますし、業者ごとに異なる料金体系の中でも最も安い業者に依頼することが可能です。

6-2 雨漏りに気づいたら早めに修理を依頼する

雨漏りは放置するほど被害は悪化し、修繕箇所が増えていき、修理費用が高くなっていきます。また、屋根や柱、床などの木部の腐食、シロアリの発生、カビやダニの発生、漏電することで家電が故障するなど二次被害も起きてしまう可能性があります。早めに修理を依頼することが安く抑えるためには重要です。

6-3 雨漏りの状況を詳しく把握しておく

雨漏りの状況を詳しく把握しておくことが原因特定の近道となり、結果雨漏り修理の費用の軽減にもつながっていきます。

  • 雨漏りの発生箇所(1Fか2Fか、どちらの部屋か、発生箇所は何か所あるか)
  • 雨漏りの症状(シミ/水が垂れる/かび臭いなど)
  • 雨水が流れる経路はどのようになっているか(写真を撮影しておく)
  • 雨漏りが発生するタイミング(雨量、風の強さ、風の向き)
  • 築年数
  • 雨漏りの程度(少量/多量)
  • 初めて雨漏りしたか、以前(いつ)からあったか
  • ご自宅の状況(自然災害などにあったことがあるか/シロアリ被害はないか)

6-4 定期的にメンテナンスを行う

雨漏りの原因の多くは屋根や外壁などの「老朽化」によるものです。10年に1度を目安に、定期的にメンテナンスすることで、高額な雨漏り被害を防ぐことができます。

6-5 保険を使う

前述したとおり、火災保険を使うことで安く雨漏り修理をすることができます。

自分の家は火災保険に入っていたかな…?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、2017年に公表された内閣府の資料によると持家世帯の82%が火災保険に加入していると試算されています。あなたの家も火災保険に加入している可能性は高いといえます。

火災保険は被害を受けて3年以内であれば申請できる可能性があります(経年劣化による雨漏りは対象外)。

近年、国内では多く災害が起きていますので、火災保険の適用条件に該当する方は多いのではないでしょうか。ご自身では気づいていないだけで、該当している可能性もあることでしょう。

「保険のことは難しいし面倒…」と感じられているのであれば、一度火災保険の手続のサポートもしている雨漏り修理業者に相談してみることで、解決できるかもしれません。大きな出費を保険でまかなえる可能性がありますのでぜひ確認してみてください。

まとめ

雨漏り修理は、雨漏りがわかった段階でなるべく早く専門業者に依頼することが大切です。

自力対策は応急処置までにとどめましょう。

原因特定を早めるために、写真撮影したり、被害状況を雨漏り当日にしっかり把握し、業者さんに伝えられるようにしておくことが大切です。

本記事が雨漏りに悩むあなたの役に立てば幸いです。