家事が好きな人もいますが、嫌いな人もいますよね。
掃除や洗濯などの家事をするのが面倒で手につかなくて、いつも家が汚かったりほこりがつもっている中で、暮らしているという人もいると思います。
または掃除や洗濯が面倒だけれども、ストレスを感じながら嫌々こなしているという人もいるかもしれません。仕事が忙しがしくて家事をする気力が出ない人もいます。
仕事をしている人は、忙しくて家事をする時間があまり取れませんから、ゴミ出し日にゴミを出すということすら苦労している人がいると思います。
子育て中の主婦も本当に忙しいです。
子どもがすぐに部屋を散らかすので掃除へのやる気が出なくなっている人、子育てによる疲れとストレスで掃除なんてしたくない人など、忙しさや疲れから掃除ができない人も多いと思います。
しかし家事というものは、めんどくさいからやらないというわけにはいきません。
家事や掃除は生活の基本的なことですから、忙しくてもこなしていかなければならないのですが、ストレスを感じながら嫌々ではなく、あまりストレスを感じずにテキパキとこなせたらいいですよね。
家事をしていて楽しかったり気分が良くなれば、理想的です。そこで気持ちよく家事をするためのモチベーションが必要になってきます。しかしモチベーションは人それぞれ違っているので、モチベーションをあげるアプローチも人それぞれ違います。
私ももともとめんどくさがりですが、埃やカビにアレルギー反応が出たり、散らかっている部屋を見るとストレスを感じるので、掃除をしています。
掃除をする前はめんどくさい気持ちがありますが、掃除をしていると気分がよくなります。掃除をし始めて身体を動かしていると、掃除を始める前よりも掃除へのモチベーションがどんどん上がってきます。
そこで今回は、掃除へのやる気が出ないという人のために、掃除へのモチベーションをあげる方法についてご紹介します。
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1 モチベーションアップ術基本編
1人暮らしをしていると、掃除をはじめとする家事全般がとても面倒に感じます。
家族がいると、掃除や家事をすることは『子供や夫のために』という強力なモチベーションがあるのですが、1人暮らしで『自分のため』というモチベーションは、『家族のため、大切な人のため』というモチベーションよりもずっと弱くなるのが人の心理です。
掃除、洗濯、食事作りなどの家事は、喜んでくれる人がいるからモチベーションがアップことが多いので、1人で暮らしていると『掃除もしなくていいや』という気持ちになってしまいがちです。
そこで1人暮らしの人は自分で意識してモチベーションをアップさせていく必要があるのです。
しかし、モチベーションというものは、人から与えてもらえるものではなく、自分で育てていかなくてはなりません。さらに言うと、掃除をするモチベーションというものは、目標がないと持つことができません。
いくつかモチベーションをあげる方法をご紹介します。
(1)モチベーションをあげる本を読んでみる
まずは、モチベーションをアップさせたいと思わせる方法として、掃除や片付けに関する本を読んでみることをすすめします。
本を通して、掃除をするための自分なりの目標を持ったり、掃除をする意義についての理解を深めることも、掃除へのモチベーションを高める方法です。本を読んでモチベーションを上げることは、掃除する必要性を感じなかったり、掃除の意義を感じられないという人におすすめの方法です。
以下に掃除のための2冊の本をご紹介しますが、この他にもインテリアの本などの写真を見ながらモチベーションを上げるのが効果的なタイプの人もいます。
2015年、アメリカの『TIME(タイム)』誌で、世界で最も影響力のある100人に選ばれた近藤麻理恵さん。
あまりにも有名な片づけコンサルタントである『こんまり』さんの本です。
『ときめくモノを残し、ときめかないモノを手放すことで、自分のことが好きになれる』という名言のとおり、『ときめき』を使った部屋の片付け法で世界の人の掃除や片付けへのモチベーションを高めています。
そうじ力コンサルタントの舛田光洋さんの本は、掃除へのやる気を出させてくれる、読みやすく分かりやすい本です。
本を読んだら掃除をしたくなったという人が多くいます。舛田光洋さんの本には、『部屋が汚い人は不幸感覚が強く、部屋のキレイな人は幸福感が強いということです』『あなたの心の状態、そして人生までも、あなたの部屋があらわしている』などの名言があります。
(2)達成感を感じてみる
人がやる気を失うメカニズムは、自分が頑張って掃除をしても、なかなかきれいな状態にならなかったり、きれいな状態を保てないなど、効果を感じられない場合にやる気を失ってしまいます。
また完璧を求める人にとっては、完璧なきれいな状態を保つことができないと感じると、やる気を失う場合があります。
やりがいや効果を感じられずに、やる気を持てないという人には、家の部分的な掃除をすることで達成感を感じたり、時間を区切って毎日時間分の掃除をこなしたという達成感を感じることで、少しずつモチベーションを高めていきます。
例えば、小さな場所では『ひとつの引き出し』の掃除でれば、掃除が苦手な人でもやり遂げることができ、やり遂げた時に達成感を感じることができます。
その達成感をモチベーションにして、他の場所も掃除をしてみましょう。自分なりの掃除のルールを作ってこなすなど、少しでもいいので掃除をするというアクションをおこせるようになり、掃除をを習慣化することが大切です。
(3)友達を家に招待する
人を家に呼ぶというイベントは、一気に掃除のモチベーションをあげることができます。
時々友人を家へ呼ぶことによって、そのたびに掃除をすることができれば、きれいな部屋へとつながります。
掃除をしなければいけないと思いながらも、なかなか部屋を片付けたり掃除したりすることができない人におすすめの方法です。
2 シチュエーション別モチベーションアップ術
掃除や家事が嫌いなのはなぜなのでしょう?掃除や家事が嫌いな理由は、人によって違いますが、嫌いな理由を見つけて向き合ってみましょう。
嫌いなものから逃げたり放置するのでなく、克服するために工夫するのが掃除や家事が嫌いな人の、モチベーションをアップさせるコツです。
(1)洗濯編
洗濯する時に、めんどくさいと感じることは何でしょうか?
洗濯物を干すのが面倒であったり、干す場所がなくて億劫に感じたり、洗濯物が多すぎて大変だと感じたり、洗濯物たたむのが面倒であるなど、洗濯を面倒に感じる要素はいろいろあります。
自分がめんどくさいと感じる状況を改善し、洗濯をする時のストレスを少しでも減らしてみましょう。
洗濯物を干す人のがめんどくさい人は、使いやすいハンガーを揃えることで洗濯物を干すときのストレスを減らすことができます。
たくさんのハンガーをかけたり取り入れたりするのが面倒な場合は、連結式のハンガーに変えてみてはいかがでしょう。
ハンガーにかけるのもめんどくさいという人や、干す場所が狭くてめんどくさいと感じる人は、衣類乾燥機で洗濯物を乾かしてしまうというのも1つの方法です。
洗濯物が多くて大変だと感じる場合は、たくさんの洗濯物を一度に洗濯するよりも何回かに分けて洗濯したり、毎日まめに洗濯する方が結果的に洗濯が楽になります。
洗濯物をたたむのが面倒な人は、ハンガーにかけたまま収納するなどたたまない収納法にしたり、収納しやすい場所を確保すると良いでしょう。
洗濯時のモチベーションが下がる要素
洗濯のモチベーションを上げる大きな要素は、天候ではないでしょうか?
天気の良い日は洗濯物が気持ちよく乾くことをイメージするだけでも、洗濯をするやる気が出てきます。
(2)掃除機編
掃除機をかける時に、面倒くさいと感じることは何でしょうか?
物を移動させながら掃除機をかけるのが面倒であったり、掃除機の吸い取りが悪くてストレスを感じたり、掃除機が重くて疲れたり、そもそも体を動かすのがめんどくさいなどが、掃除をめんどくさいと感じる人の理由です。
掃除機をかける時にモチベーションを下げる最も大きな要素は、部屋が散らかっていることです。物を動かしながら掃除機をかけたり、物を吸い込んでしまったりすることがストレスになります。
ですから掃除機をかける前に、物を片付けるだけでも掃除機をかけるモチベーションが違ってきます。
掃除機の重さや吸い取りの悪さなど、掃除機そのものに不満がやストレスを感じる場合は、思い切って使いやすい掃除機に買い替えてみましょう。
掃除機本体やヘッド部分のフットワークが良く、軽くて扱いやすい掃除機を、店頭で使い心地を試しながら選んでみましょう。
掃除機の吸引力が落ちることも、掃除機をかける時のストレスになります。
吸引力低下の一番の原因
掃除機の吸引力の低下の原因は、フィルターの目詰まりです。フィルターの目詰まりを起こしにくくするには、紙パック式の掃除機の場合は、ゴムパッキンがついている純正の紙パックを使える掃除機が、吸引力が低下しづらいのでおすすめです。
サイクロン式の掃除機の場合は、フィルターの目詰まりがしづらいメーカーの掃除機を選ぶことがとても重要になってきます。
また、掃除機のノズルやアタッチメントをつけるだけでも、掃除機をかけるのが効率的になり、モチベーションを上げることにつながります。すきま用、布団用、カーペット用、ブラシ付きなど、掃除する場所に合わせてノズルを変えるだけで、掃除機の仕事率が格段に上がり、掃除の達成感も高まります。
体を動かすのがめんどくさかったり疲れるというのが、掃除機をかけることが嫌いである理由であるという人が多いと思います。
実際私も掃除機をかけていると、冬場でも汗ばむことがよくあり、掃除機をかけることは身体を使うと感じます。しかし掃除機をかけることがエクササイズであると考えるだけでも、掃除機をかけることに対するイメージがプラスのモチベーションへと変わります。
掃除機をかける時のコツとしては、腕だけでかけるのではなく足元から身体全体でかけることで、楽々と掃除機を操ることができ、体への負担も小さくなります。
(3)風呂掃除編
お風呂掃除で面倒に感じることは、カビの掃除です。カビを放っておくとどんどん増えて、どうしたら良いのか分からなくなるほどで、その黒カビがお風呂掃除のモチベーションを下げます。
増えてしまった黒カビを取るには、塩素系の漂白剤を使うしかありません。ゴムパッキンに生えた黒カビをタワシでこすると、かえってカビが増えやすくなるので、やわらかい素材の物やプラスチック部分は漂白剤でカビを取ります。
壁や天井部分の黒カビは、漂白剤をつけた後ラップでパックしたり、漂白剤に片栗粉を混ぜて塗りつけたりすると、漂泊中の液だれ防止になります。日頃の天井部分のカビは、フローリング用ワイパーに消毒用エタノールなどを含ませたシートでこまめに拭くことで予防することができます。
日頃のお風呂掃除は、柔らかいスポンジと洗剤で掃除をしますが、時々50度~60度のお湯を定期的に風呂場に10秒~20秒かけることで熱殺菌となり、カビを予防をすることができます。
水回りは汚れがひどいと掃除をしたくなくなってしまうので、日頃からこまめな掃除をしたり、換気扇をつけてたり窓を開けておくなどして換気を良くすることでカビ対策をし、お風呂掃除のモチベーションを極端に下げないようにしましょう。
毎日のお風呂掃除は、お風呂に入った時についでに掃除するのがお勧すすめです。服や足元が濡れる心配がないという状況は、お風呂掃除のモチベーションを上げてくれます。
(4)トイレ掃除編
トイレ掃除でめんどくさいことは、トイレは使うたびに汚れるため、頻繁に掃除しなければ綺麗なトイレを保つことができないということです。
ですからトイレ掃除のモチベーションを上げるには、気軽に『ついで掃除』ができる環境を整えることです。トイレ掃除用シートや、スプレータイプのトイレクリーナーなど、トイレを使ったついでにさっと掃除することができる掃除道具を揃えておきましょう。
トイレにマットを敷くと掃除がしづらかったり、マットそのものの洗濯が面倒なので、トイレ用マットはないほうが『ついで掃除』がしやすくなります。
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まとめ
掃除をすることでどんな生活をしたいかという目標がはっきりイメージできる程、掃除へのモチベーションを持ちやすくなります。掃除をすることによって、自分の生活がどのように快適になったり豊かになるかということを考えて、まずは目標を明確にしてみましょう。
その目標を目指して掃除をするという習慣を身に着けるために、めんどくさいと気持ちを乗り越えて自分をコントロールしていきましょう。
『めんどくさい』という気持ちが、掃除へのモチベーションを下げています。めんどくさいと感じる理由を考えて、その『めんどくさい理由』を少しでも『めんどくさくない状況』へ改善することで、めんどくさいという気持ちを取り除いていきましょう。
掃除へのモチベーションは、1日で持てるものではありません。掃除をすることを自らが望み、工夫を積み重ねることでモチベーションを高めて、掃除を習慣として身につけることへとつながります。
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