不用品回収業者は回収した不用品をそのあとどのように処理しているのだろう?と疑問に思われる方や、自分が引き渡した不用品がどのようなルートをたどって廃棄されていくのか知っておきたい、と感じる方もいるかもしれません。

一般的な回収業者の不用品回収後の流れ

 一般的に、不用品回収業者の多くは、下記の図のように「再販できるもの」はリサイクルやオークションで売却したり、「再販できないもの」は細かく分別して、適正に処理しています。

3Rで環境負荷を減らす

 ゴミの処分は、後回しになりがちですよね。ですが、ゴミは放置していればいつかは処分しなければならない時が来ます。ゴミになる前に早めに業者を活用しておけば、処分でなくリサイクルに回せる場合があります。プロの回収業者に依頼すれば、可能な限り3R(Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル))しますので、廃棄物の量を減らし、貴重な資源の分別・リサイクルに寄与し、環境負荷を減らすことができます。

プロの業者に依頼するほうが効果的に3Rできる理由

 自分でも3Rのために分別して捨てることはできる!と思われるかもしれませんが、業者のほうが技量・知識・再販ルートなどを確保している分、上手く3Rすることができます。(例えば、バイクの処分を考えてみてください。ご自身でバイクをパーツごとに解体して売ったり、売り先を見つけたりすることは容易ではありません。)

 すべての業者が3Rに取り組んでいるのか?メリットもないのに業者がそんなことに取り組むのか?と思われるかもしれませんが、業者にとっても3Rに沿って廃棄物を適正処理していくことで、1円でも安く(利益を得て)廃棄物を処分できるというメリットがあるので、積極的に取り組んでいる業者が多いようです。

 もちろんすべての廃棄物を3Rしているわけではありません。無理やり3Rに沿って処分するよりも、最初から処分したほうが安く片付く、それなりの理由がある廃棄物もあるからです。そういった廃棄物は素直に処分したほうが環境負荷が下がるケースもあるのです。そういった判断も、業者であるからこそわかるものですね。一般の人には理解が難しい部分です。

循環型社会の実現のためにも業者を積極利用しよう

 ゴミをただ廃棄するのではなく、「減らし」「再利用し」「活かす」ことで循環型の社会を実現しよう!環境負荷を下げよう!という3Rの取り組みは、消費者としては、廃棄物の処理に業者を積極的に活用することで、より実現可能です。