不要になったトースターの処分にお困りではないですか?

 日本電機工業会(JEMA)のデータによれば、コロナ禍でのおうち時間の増加に伴う「内食」需要拡大を背景として、ホットプレートや電子レンジ、ジャー炊飯器といった調理家電の売れ行きが好調ですが、その中でも2020年のトースター販売台数は前年比16.0%増の292万6000台と、高い伸びをみせています。多くの家庭でトースターを愛用している状況が伺えます。(参考:JEMA(民生用電気機器国内出荷実績)

 このように、多くの家庭に普及しているトースターなので、古くなったり壊れたりして、処分が必要となっている家庭も多いのではないでしょうか。

 トースターは非常に小型なので、いつでもどこでも簡単に処分できると思われがちですが、いざ捨てようとしたら、どこに出せばいいのかわからなかったり、小型家電リサイクル法が頭をよぎって戸惑う人も多いことでしょう。

 この記事では、不要になったトースターの処分方法について詳しく解説し、処分に必要となる費用や、回収業者に依頼するメリットや選定方法、また、処分する際の注意点や対処法について解説します。この記事を最後まで読んでいただければ、正しい方法とリーズナブルな料金・条件で、不要なトースターを処分することができると思います。ぜひご活用ください。


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1 不要になったトースターの処分方法

1 不要になったトースターの処分方法

1.自治体で処分

 トースターは、各地の自治体が製品の大きさによって「不燃ゴミ」あるいは「粗大ゴミ」として回収してくれます。自治体によりますが、多くは最大辺が30cm以上、または50cm以上のものを粗大ゴミと定義しています。一般的なトースターは30cm未満ですが、オーブントースターは小型でも幅が35cm程度となります。
 例えば、杉並区では最大辺がおおむね30cmを越えるものを粗大ゴミとして定義。トースターは「家庭から出る家具・家庭用品などのうち、最大辺がおおむね30cmを超えるもので、220cm以内のもの」に分類され、大きさが適合する場合は粗大ゴミになります。それより小さいサイズの場合は不燃ゴミに分けられます。(参考:杉並区)また、トースターは小型家電リサイクル対象製品となっているため、注意が必要です。

不燃ゴミとして処分

 不燃ゴミとして出す場合は、指定されたごみの日に回収場所に持って行くだけで、廃棄日を予約する手間や処分費用も不要なので、気軽に捨てられるのがメリットです。

粗大ゴミとして処分

 粗大ゴミとして出す場合には、収集に来てもらう方法と収集施設に持ち込む方法の2つがあります。

収集に来てもらう

 自治体での粗大ごみの出し方は地域によって違いがありますが、多くの場合は、まず粗大ごみ処理券をコンビニなどで購入します。その後、粗大ごみ回収の受付窓口に連絡し、回収を依頼します。収集日は自治体によって様々ですが、多い場合で週に1日、少ないと月に1日程度です。収集日が確定したら、収集場所に処理券を貼付した棚を運んで置いておけば回収されます。

収集施設に持ち込む

 粗大ごみの処理を行っているクリーンセンターなどに棚を持ち込みます。持ち込みの場合は事前予約制の場合と事前予約不要の場合があり、その手続き後、受付窓口が開いている時間帯にトースターを運べば受け付けられます。受付で書類に記入し、重量を測って料金を支払います。(参照:杉並区 粗大ごみの出し方・申し込み方法

小型家電リサイクル法に従って処分

 小型家電リサイクル法の対象製品は、各自治体が公共施設に設置した回収ボックスに投入することで処分してもらえます。回収ボックスは投入口のサイズが限られているため、サイズを確認する必要があります。大阪市の場合、回収ボックスの投入口は15cm×30cmです。(参考:大阪市(小型家電リサイクル回収ボックス関連))なお、回収ボックスで回収できない場合、宅配便で回収を行っている自治体もあります。

筆者の体験

 筆者も以前、買い替えで使わなくなったオーブントースターを粗大ゴミとして出した経験があります。事前に近くのコンビニで収集券を購入し、自宅前に収集日当日の朝に出して、引き取ってもらいました。その際に感じたメリットは、格安な費用(300円程度だったと記憶しています)で自宅前に出しておくことで、手軽に処分できたことです。デメリットは、収集日や方法、注意事項などをチェックするのに手間がかかったことと、収集日が限られているので、出すタイミングが難しかったことです。

 筆者の経験から、読者の皆さまは粗大ゴミを収集に来てもらう場合、収集券の購入場所や出す日程・場所などを事前に確認し、最適なタイミングで無理なくだせるよう準備することをお勧めします。なお、日ごろ多忙で時間がなく、日にち指定ができないと難しい方には自治体利用に不向きだと思われますので、回収業者を利用することをお勧めします。

トースターを自治体で処分する際の注意点と対処法

 トースターを処分する際に最も気をつけるべきポイントは、前述のとおり「小型家電リサイクル法」への対応となります。小型家電リサイクル法では、小型家電に含まれる金・銀・銅やレアメタルを採取し、リサイクルすることを目的としています。各自治体が公共施設などに設置している回収ボックスに投入すれば回収・処分が可能ですが、回収ボックスは投入口のサイズが限られているため、サイズが大きい製品は入りません。

 トースターは上記のサイズより少し大きいのが一般的ですから、利用できない可能性が高くなります。また、レアメタルなどの金属はトースターからはあまり採れないため、一般の不燃ゴミとして回収する自治体が多い傾向にあります。このため、自分が住んでいる自治体に問い合わせて、処分が可能かどうか確認することが大切です。なお、回収ボックスで回収できない場合は宅配便での回収を行っている自治体もあるので、あわせて確認することがポイントです。

2.フリーマーケットやネットオークションで売却

 メリットとしては、フリマやネットオークションに出品する場合、自分で自由にトースターの値段を設定できる点があります。また、PCやスマホのアプリで製品の写真や説明をのせれば、簡単に出品できるので、気軽に取り組めます。

 デメリットとしては、出品した後、売れるまでに時間がかかったり、設定金額が高すぎた場合は値下げの必要がある点があります。また、送料なども出品者が負担することが多く、マイナスになる可能性もあります。さらに、売れた後に梱包や発送にかかる作業に少し手間がかかります。

3.リサイクルショップで売却

 リサイクルショップで売却すれば、トースターの状態や性能にもよりますが、思わぬ臨時収入を、フリマやネットオークションと異なり「即時に」得られる可能性もあります。

 しかし、売却するには、トースターをかなり綺麗な状態で、また問題なく稼動・使用できることを確認した上で搬入する必要があります。持ち込んだ際に状態が悪いと判断された場合は、売却できないどころか、引き取りすら出来ない場合もあるため、リスクを回避する意味でも、事前にショップにトースターのスペック詳細・性能や状態を伝え、持ち込み可能か確認することが重要です。

4.回収業者に依頼

 回収業者は、ほぼ間違いなく不要なトースターを回収してくれますし、製品が傷んでいて状態が悪くても引き取ります。引き取りの際も自分で出かける必要はなく、自宅に取りにきてくれます。回収業者は、トースターを処分したい時に即日対応や、また夜間対応などにも対応している場合が多く、急な引越しなど、早期に処分したい時や、日中に処分が行えない場合などに便利です。

2 トースターの処分費用相場

2 トースターの処分費用相場

自治体粗大ゴミ 300円前後
回収業者 6,600円前後

※公開された5の自治体、5社の回収業者から平均を算出(独自調べ)。


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3 回収業者の選び方

3 回収業者の選び方

価格  業者による取扱い価格には、上述したとおり一定の相場があるので、料金相場よりも明らかに高い料金を求めてくる業者は、悪徳業者である可能性が高いです。信頼できる良心的な業者は明確な料金体系を示しますが、料金設定がはっきりしない業者は注意が必要です。
信頼性  回収業者を見極めるポイントとして、各種サイトに投稿されている口コミや評判、施工実績を確認することで、信頼性が確認できます。また、口コミからサービスの内容や品質を確認できます。顧客に対する真摯な姿勢を見極めましょう。
賠償責任保険加入の有無  せっかく依頼した商品に回収業者が傷や汚れをつけてしまった場合、業者の責任で商品の再購入や修理費用を負担することになります。こうした観点から、賠償責任保険にしっかり加入していることがポイントです。

4 まとめ

4 まとめ
 不要となったトースターの処分方法について、処分方法や費用相場、また回収業者の選び方や、注意点と対処法などを中心に解説しました。この記事を参考としていただき、スムーズに満足して処理できるよう祈っています。

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