引越しをする時は、処分したいテレビや冷蔵庫などの電化製品が出てきますよね。
長く使って古くなった電化製品は、引越しを機会に新しく買い換えることも多いです。

電化製品の中でも冷蔵庫は購入する時の価格が高いため、20年以上など長い年月使い続けているという人が多いと思います。

ですから処分したいと思った時点で、とても古くなっていて、リサイクル業者には買い取ってもらえないという場合が多いのではないでしょうか。

冷蔵庫を処分する場合、高い料金がかかります。
できれば処分費用を、少しでも抑えたいですよね。

冷蔵庫は長く使うものなので、私自身冷蔵庫を処分したことがありませんが、私の実家では新しい冷蔵庫を買った時に、販売店が新しい冷蔵庫を運び入れた時に古い冷蔵庫を持って行ってもらい、処分してもらったことがあります。

このように、冷蔵庫を買うのと同時に、買ったお店に処分してもらうという人が多いのではないでしょうか。

しかし引っ越しの時に冷蔵庫を処分するという場合、新しい冷蔵庫を運び入れるついでに引き取ってもらうという方法で処分することができません。

新しい冷蔵庫を買っていない販売店で古い冷蔵庫を処分してもらう場合は、運搬料や手数料が加算され、処分費用が高くなる場合があります。

冷蔵庫を処分する場合、リサイクル料金の他、運搬料金もかかることが多いのです。

そこで今回は、リサイクル業者には買い取ってもらえないような古い冷蔵庫を処分したいと思っている人のために、冷蔵庫を処分する方法をまとめてご紹介します。


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コンプレッサーを外せば一般ゴミとして処分できるのか?

『冷蔵庫はコンプレッサーを外せば一般のゴミとして出すことができるのではないか』という疑問を持っている人もいると思います。

しかし冷蔵庫の解体は、コンプレッサーを外せば良いというものではなく、専門の処理施設において、冷媒回収機で冷媒フロンを回収し処理をするなど、解体は一般の人にはできないのです。

ですから専門の施設でないと冷蔵庫を正しく分解し、処理することができないのです。

冷蔵庫の処分は、冷媒フロン回収するなど適正に処理されなければなりませんから、環境汚染地策のためにも家電リサイクル法の対象になっているのです。

冷蔵庫から回収される資源は、鉄、ステンレス、非鉄金属、プラスチック、ウレタンなどがありますが、分解するのに非常に硬い部分もあるため、解体業者でリサイクルしてもらう必要があります。

また、電化製品を分解することは危険が伴います。
特に電子レンジなど小さな家電製品でも電気に感電するリスクがありますから、冷蔵庫もコンプレッサーを外すなどという分解はしない方が安全です。

家電リサイクル法


※出典:環境省

家電リサイクル法は、埋め立てる廃棄物を減らすため、そして再生可能な資源を有効に再利用するために、家電を適正に処理するための仕組みとして、2001年4月から施行されています。

家電リサイクル法の対象となっている家電は、家庭用の『エアコン』『テレビ』『冷蔵庫・冷凍庫』『電気洗濯機・衣類乾燥機』の4品目ですから、冷蔵庫は家電リサイクル法の対象になっています。


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冷蔵庫の買取り基準

製造年数

冷蔵庫は古くなると冷やす機能が落ちてくるため、新しければ新しいほど買い取りの対象となります。

製造から3年以上経過した冷蔵庫は、買い取りの対象としていないリサイクル業者が多いのが現状です。

家電製品の買取り基準については、『引越しで出る粗大ゴミを高く買取ってもらうためにやっておきたいこと』で詳しく記載していますので合わせてご覧ください。

内部のニオイ

家電製品の中でも特に冷蔵庫庫は、内側に臭いがつきやすく、臭いの強い場合は買い取ってもらえない場合が多いのです。

冷蔵庫を買い取りの見積もりに出す場合は、中身を全て処分し、臭いが取れるまできれいに掃除するなどしてから見積もりを依頼しましょう。

内容量の需要

冷蔵庫には様々な大きさがありますが、100リットル以下の小さな冷蔵庫は需要が少ないため買い取りの対象にならない場合が多いです。

ですから、買い取りの対象となりやすい冷蔵庫は、製造から3年以内のもの、臭わないもの、国内メーカーのもの、大きさで言うと120~140リットル、200~400リットルサイズのものが買い取りの対象になりやすいです。

買取りされやすい時期

また冷蔵庫には買い取ってもらえる可能性が高くなる時期があります。

暑くなってくる6月から7月頃に中古の冷蔵庫の需要が高まるため、この時期は買い取ってもらえる可能性が高くなります。

冷蔵庫の処分料金相場

冷蔵庫はサイズや製造メーカーによって、処分費用が変わってきます。

主要な製造メーカーの処分費用を例に挙げると、170リットル以下の冷蔵庫・冷凍庫は税別3,600円程度、170リットル以上の冷蔵庫・冷凍庫は税別4,600円程度のリサイクル料金がかかります。

この他業者に回収を依頼した場合、運搬手数料などが加算されます。

手数料は販売店や業者によって料金が違います。

販売店に回収を依頼する場合は、買った場合よりも買わない場合の方が、回収手数料が高くなります。

運搬料金は500円~3,000円、搬出料金が3,000円~20,000円程度かかります。

補足して説明しますと、搬出料金は冷蔵庫を運び出す場所によって変わってきます。
例えば1階から運び出すよりも、エレベーターのない3階から運び出す方が、搬出料金が高くなります。

買取り不可能な冷蔵庫を粗大ゴミとして処分する方法

買い取ってもらえない冷蔵庫を粗大ゴミとして処分するには、処分するために回収を依頼する方法と、自分で処分してくれる解体業者へ持ち込む方法があります。

回収を依頼する場合は、処分したい冷蔵庫を買った販売店へ依頼するか、新しく冷蔵庫を買う販売店に依頼する方法と、不用品回収業者会に回収を依頼する方法があります。

販売店に回収を依頼する場合は、リサイクル料金と運搬料金などの手数料を支払います。

自治体では、回収の予約を受け付けている自治体と受け付けていない自治体があります。

例えば千葉市内では『家電リサイクル法は対象廃棄物(家電4品目)について、製造メーカーがリサイクルすることを定めており、市では収集しません。』とホームページに記載しています。

自治体で回収の予約を受け付けている場合はリサイクル券を購入し、回収の予約日に家の前に冷蔵庫を出しておきます。

自治体で冷蔵庫の粗大ごみの回収を受け付けていない場合や外へ自分で運び出せない場合は、不用品回収業者に回収を依頼し、リサイクル料金と運搬料金などの手数料を支払います。

自分で処分

自分で冷蔵庫を処分する方法は、解体業者に直接持ち込むか、オークションに出品して売る方法があります。

≪引き取ってくれる解体業者には注意≫

よく冷蔵庫を安い料金で回収するとか、無料で回収するという宣伝をしている業者があります。

安い料金で回収している業者の中には正しい方法で処分せず廃棄されて、環境汚染につながる場合があります。

また無料で回収すると言いながらも、回収する時になって高い料金を請求する業者もありますから、注意が必要です。

≪オークションに売る≫

オークションで売る方法や知っておくべきポイントは『オークションで不用品を売る時に知っておくべき3つのこと』でまとめていますので、そちらをご覧ください。

冷蔵庫をオークションで売る場合、引越しの前に売りたかったのに売れなかったという結果にもなりかねません。

また落札したとしても、運搬の途中で傷ついたり不具合が出たりしてクレームを受け、返品の手続きをするようなことにならないとも限りません。

確実に処分した場合したい場合は、オークションで売る方法は避けた方が良いです。

友人にあげる

冷蔵庫を欲しい言う友人がいれば、もらってもらえるととても助かります。

新生活を始める学生や、単身赴任を始める人など、古くても冷蔵庫をもらってくれる人がいないか聞いてみるのもひとつの方法です。

リサイクルショップで買取り

年式が新しい冷蔵庫であれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性が高いです。

古い冷蔵庫でも、無料で引き取ってくれるリサイクルショップもありますから、根気よく探してみるのも良いですね。

古い冷蔵庫を無料で引き取ってくれるリサイクルショップを探す際は、冷蔵庫の他に買い取りの対象となりそうなものも一緒に買い取りの見積もりすると、引き取ってもらえる可能性が高くきます。

不用品回収業者に依頼

不用品回収業者に冷蔵庫の処分を依頼する場合、リサイクル券代金と運搬費用などの合計金額で処分してもらうことができます。

買い取りもしている不用品回収業者であれば、処分する冷蔵庫と一緒に、買い取ってもらえるものを一緒に引き取ってもらうことで、冷蔵庫の処分費用を抑えることができます。

引越しを機会に冷蔵庫を処分する場合は、冷蔵庫の処分サービスもしている引越し業者に冷蔵庫の処分を依頼すれば、一般の不用品回収業者に冷蔵庫の処分を依頼するよりも、運搬費用の分などが安くなる可能性があります。

まとめ

今回は冷蔵庫を処分する方法についてご紹介しました。

冷蔵庫の処分には高い費用がかかります。
古い冷蔵庫はなかなか売れないかもしれませんから、無料で処分することができれば、かなりお得な方法で処分できたと考えてよいでしょう。

冷蔵庫は自分で運搬することが難しい家電ですから、業者に運び出してもらう方法が最も楽になります。

古くてもリサイクル品として引き取ってもらえるリサイクル業者があれば、そのリサイクル業者に引き取ってもらえるのが最も良いのですね。

あまりにも古かったり、壊れていたりすれば引き取ってもらえませんが、処分する場合も、運搬費などの手数料が少ない不用品回収業者に処分を依頼する方がお得に処分できます。

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