家の駐輪場に、乗らなくなって久しい自転車を置いていませんか?特に公共交通機関があまりない地方に住んでいる方だと、そうした方は多いのではないでしょうか?

要らなくなった自転車は粗大ごみとして処分した方がいいですが、自転車を処分する場合は「防犯登録を抹消する必要」があります。防犯登録とは「自転車が盗難された時や遺失した場合に、自転車が早期に発見されやすく、戻ってきやすくするための制度」で買った自転車には全て防犯登録がついています。

そこで今回はなぜ防犯登録抹消が必要な理由から抹消手続きの方法までのすべてを紹介します。

実践して頂くことで今後一切自転車の処分方法に手間取ることはありません。


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自転車を処分する方法!無料?有料?費用も紹介

自転車を処分する方法

安く処分できるが処分に手間がかかる ・粗大ごみとして処分
・ゴミ処理場に持ち込む
無料で手放せるが処分に時間がかかる(制約がある) ・知人に譲る
・リサイクルショップに売る
・オークション・フリマアプリに出す
・買い替え時に引き取りしてもらう
費用は高めだが手間なく早く処分できる ・不用品回収業者に回収を依頼する

方法①粗大ごみとして処分

メリット ・安く処分できる
デメリット ・手間がかかる
・予約から収集までに時間がかかる
費用の目安 400円~高くても1200円程度

・粗大ごみ処理券
を用意し、自治体で粗大ごみとして処分します。

東京都北区で実際に収集依頼にトライしてみたので、体験記をご紹介します!

粗大ごみ受付センターにメールアドレス登録をし、返送メールからURLをクリックし、住所の入力をしました。

処分品目の選択は「自転車」と入力すると簡単に見つけることができ、品目数もプルダウンで簡単に選択できましたので、予約手続きは約7分ほどでできました。

しかし問題になったのは、排出日の選択です。

何と一か月以上予約が埋まっており、日曜日は基本受け付けてくれません。

いまから一か月先の予定もわかりませんし、あまりにも回収が先になるので、ここで依頼を断念することになりました。

処分日程に時間の融通がきく方には向いていますが、急いでいる方は利用しにくいかもしれません。

おおよそ費用は400円~高くても1200円程度が全国的な目安です。

方法②ごみ処理場に持ち込む

メリット ・戸別収集よりも早く処分できる
デメリット ・持ち込む手間がある
費用の目安 数百円程度

・粗大ごみ処理券
・免許証など、その地域に在住していることがわかる証明書
・車

を用意し、自分でごみ処理場まで自転車を持ち込みます。

自治体によっては、粗大ごみ処理券ではなく、現地で軽量してキロ数に応じた料金を支払う場合もあります。

筆者は軽トラックを持っていなかったので、軽自動車で実際に持ち込みできないか挑戦してみましたが、自転車のタイヤは土や泥で汚れており、車を汚さないようにするための養生シートが必要でした。

また、狭い社内に自転車を持ち上げて積み込むのは思いのほか大変で、車にぶつけてしまいそうになり、軽トラックなどがあり男手がないとなかなか難しいと感じました。

自治体によって事前予約制か予約不要かは異なりますが、収集依頼をするよりも早く引き取りしてもらえる点は便利です。

方法③知人に譲る

メリット ・タダで手放せる
デメリット ・ドタキャンされる危険性がある
・自転車譲渡証明書を作成など手間がある
費用の目安 0円

知人に自転車を譲ることで手放すこともできますが、少々手続きが必要です。

1.まず防犯登録の解除が必要(身分証明書、保証書、自転車防犯登録カードが必要)
2.自転車譲渡証明書を作成する
3.新たに譲受人が防犯登録を行う(登録料660円が必要)

となります。

お金をかけずに手放すことはできますが、面倒な手続きが嫌、という人には向かないかもしれません。

方法④リサイクルショップに売る

メリット ・お金を手に入れて自転車を手放せる
デメリット ・必ず売れると限らない
費用の目安 0円

・保証書・自転車防犯登録カード
・身分証明書
・自転車本体
を用意して持ち込みします。

売ることができれば、費用をかけず逆に臨時収入を得て自転車を手放すことができます。

あるリサイクルショップに確認したところ、基本自転車の出張査定は行っていないので、持ち込みしてもらう必要があるといわれました。

自転車の搬出や移動で苦戦している人に難しいかもしれません。

また、買取りの条件として「錆がないこと」を指定されました。

店舗によって買取りしてもらえる錆の程度には差があるでしょうが、自転車を雨ざらしにしていた人や長期間乗っている自転車で錆びているという場合には、買取りが難しい可能性が高いです。

方法⑤オークション・フリマアプリに出す

メリット ・お金を手に入れて自転車を手放せる
デメリット ・いつ売れるかわからない
・売れるのに時間がかかる
・必ず売れるとは限らない
・発送の手間がある
費用の目安 0円~送料負担する場合10,000円前後

いつ売れるかわからない、必ず売れるかわからないというリスクはありますが、オークションやフリマアプリでも自転車を売却することができます。

事前に防犯登録の抹消は必要です。

大手フリマアプリを見てみると、ロードバイクや電動自転車のほうが買い手がついている印象でしたが、普通のママチャリも300円~3,000円ほどで取引実績があるようでした。

方法⑥買い替え時に引き取りしてもらう

メリット ・安く処分できる
デメリット ・買い替えのタイミングでないと利用できない
費用の目安 0円~1,000円程度

・保証書・自転車防犯登録カード
・身分証明書
・自転車本体
を用意して持ち込みします。

買い替えと同時であれば無料~格安で自転車屋が引き取りしてくれることもあるので、そういったサービスを利用できる店舗か事前に確認しておきましょう。

方法⑦不用品回収業者に回収を依頼する

メリット ・手間がない
・早く処分できる
・防犯登録抹消手続きの代行も依頼できる
デメリット ・他の方法に比べて費用が高い
費用の目安 5,000円前後

不用品回収業者に依頼すれば、最短即日で自転車を手間なく処分してもらえます。

業者によっては防犯登録抹消手続きの代行も行ってくれるので便利です。

引っ越しなどでは屋外にある自転車の処分をうっかり忘れていて慌てて処分しなければならない、というシチュエーションも珍しくありません。

スピーディーに処分してもらえるのはうれしいですね。

他の処分方法に比べて楽に捨てられる分、費用が高めであることには注意が必要です。

自転車を捨てる際に必要な防犯登録抹消って?

自転車を捨てる際に必要な防犯登録抹消って?

防犯登録を変更・抹消しなければならない理由

自転車の防犯登録とは、自転車を安全に利用することを促進し、かつ不法駐輪などを抑止する目的で法律によって義務付けられた登録です。

盗難にあったときに早く自転車を見つけ出すことにも役立ちます。

自転車の所有者を明確にするための登録といっていいでしょう。

「処分するのに防犯登録を抹消しなきゃいけないの?」そう思われる方は多いのではと思います。ですが自転車の防犯登録を抹消せずに自転車を処分してしまうと、警察から電話がかかってくる可能性があります。

防犯登録を抹消しなかった場合の事例

例えば防犯登録をしたまま自転車を売ったり誰かにあげてしまった場合、次の持ち主が防犯登録をしようとしても二重登録になってしまうのでできません。そして、もし次の持ち主が新たに防犯登録をせずに自転車に乗っていて誰かに盗まれてしまっても、防犯登録上は自転車はまだあなたの物ということになります。

だから今の持ち主からしてみたら、防犯登録ができなくて防犯登録の番号も無い状態なので、盗難届けも出しにくいでしょうし、仮に盗難届けが出せても見つかりにくいでしょう。

また、もし自転車が見つかっても、防犯登録上はまだあなたの所有物ということになりますから、警察からの連絡は今の持ち主ではなくあなたに来るのです。

では「売ったり誰かにあげたりすればそういうことが起きるかもしれないけど、捨てたら大丈夫でしょ?」このように思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし粗大ゴミに出したら絶対に廃棄処分されるかと言われれば、100%ではないと言えます。

例えば自転車を粗大ゴミとして出すために、自治体の「戸別収集」を選んだとしましょう。

収集日の朝8時までに指定の場所に自転車を出しておかねばならないのですが、出しておいた自転車が収集される前に盗まれるかもしれません。警察が盗まれた自転車を見つけて、防犯登録の番号を確認したらあなたの住所になっているなら、あなたに連絡が来ることになります。

あなた自身が自転車を粗大ゴミセンターに持ち込むのであれば、もしかしたら防犯登録は抹消しなくても良いかもしれません。しかし、ひょっとすると次に乗る人がいると双方共に困ることになるかもしれないので、自転車を処分する時は防犯登録を抹消してからすることをオススメします。

防犯登録の有効期限が切れている場合は?

防犯登録期間の有効期限は、登録年から数えて7年~10年で、登録する自治体によって有効期限は異なります。

期限切れになると、防犯登録は自動的に抹消されますので、処分前に改めて抹消手続きをする必要はありません。


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防犯登録を抹消する方法

防犯登録を抹消する方法
防犯登録を抹消する方法を紹介します。

防犯登録の手続き場所 ・自転車屋
・自転車・原付防犯登録所に指定されている店(ホームセンターなど)
・警察署・交番
持ち物 ・身分証明書
・保証書・自転車防犯登録カード
・自転車本体
手数料 330円(課税)
手続きに行く人 自転車の防犯登録で登録されている本人

抹消時に必要な持ち物

防犯登録抹消時に必要な書類は以下の2つです。

  1.  身分証明書(免許証や健康保険証)
  2.  保証書・自転車防犯登録カード(なくてもOK)

身分証明書(免許証や健康保険証)

まず防犯登録の抹消には免許証や健康保険証などの身分証明証が必要です。仮に自分の自転車ではなく家族の自転車の防犯登録を抹消したいという場合は、あなたとその家族との関係を証明する物が必要になります。

保証書・自転車防犯登録カード(なくてもOK)

次に、自転車を買った時に受け取った保証書と、それと一緒に受け取っているはずの自転車防犯登録カードです。自転車の所有者の住所・氏名・電話番号・防犯登録番号・自転車の車体番号が書かれています。しかし、自転車を買った時期すら覚えていなくて、自転車防犯登録カードや保証書を含め自転車に関する書類がどこにあるかわからないという方は大勢いらっしゃると思います。そういった方は無くても構いません。

自転車本体

次に自転車本体です。防犯登録の解除には、必ず自転車を提示しなければなりません。なぜ自転車本体が必要かと言うと、自転車本体に刻印されている車体番号が、防犯登録の抹消に必要だからです。

防犯登録シールの番号と車体番号は関連付けがされており、車体番号から車体の確定や盗難届の有無の確認などが確認できるからです。

以上のことから、自転車防犯登録カードや保証書がなくとも身分証明証と自転車本体があれば防犯登録の抹消は可能です。

抹消手続きができる場所は大きく3つ

防犯登録の抹消の手続きをする場所は大きく3つあります。

  1.  自転車屋さん
  2.  自転車・原付防犯登録所に指定されている店(ホームセンターなど)
  3.  警察署・交番

自転車屋さん

まずは自転車屋さん。その自転車を買ったお店ではないといけないなどという決まりはなく、どこの自転車屋さんでも登録抹消をしてくれます。

自転車・原付防犯登録所に指定されている店(ホームセンターなど)

次にホームセンター等の自転車を売っているお店です。自転車屋として営業しているのではなく、ホームセンターやスーパーなどで自転車を販売しているお店です。

しかし自転車を扱っているどんなお店でも良いかということではなく、自転車・原付防犯登録所に指定されているお店であれば可能です。

警察署・交番

次に警察署・交番です。警察署や交番については、東京都など都道府県によっては登録の抹消ができない場合があります。

警察署や交番で手続きを行いたい場合は、事前に住んでいる地域を管轄している警察署生活安全課に、手続きができるかできないかを問い合わせた方が良いです。

他人から貰った自転車や放置自転車はどうすれば良いか?

他人から貰った自転車や放置自転車はどうすれば良いか?
自転車を自分で買って自分の名前で防犯登録をしているのではなく、誰かからもらった自転車や、敷地内にある自分の物ではない放置自転車を処分するとなったら、どうすれば良いのでしょうか?

(1)他人から貰った自転車の場合

もし貰った時点で防犯登録をあなたの名義でし直しているのであれば、防犯登録の名義があなたの名前になっていますから、上で紹介した方法で抹消することができます。

しかし貰った時にあなたの名前で防犯登録をやり直していなければ、処分する時に元の持ち主の防犯登録を抹消しなければなりません。この場合は、元の持ち主が住んでいる(または住んでいた)地域の防犯登録協会に連絡して、事情を説明して処分したい自転車の防犯登録番号と車体番号を伝えましょう。

防犯登録協会が防犯登録番号と車体番号から元の持ち主を割り出し、元の持ち主の了承を得てから処分するという形になります。(大阪府の場合)ただ都道府県でやり方や勝手が違うかもしれないので、他人から譲り受けた自転車を処分したいということなら、お住まいの防犯登録協会に相談されることを勧めます。

(2)マンション等の放置自転車の場合

マンションの駐輪場や自分の所有している空き地に放置又は不法投棄してある、防犯登録がされてある自転車は、一体どうやって処分すれば良いのでしょうか?

これは非常にややこしい問題です。

自分が持っているマンションの駐輪場や私有地の空き地であれば、民事不介入といって警察や行政は関わることができません。

ただ、まず呼ぶべきは警察です。何をしてもらうかというと、放置自転車の中に盗難車両が無いかどうか調べるためです。ただ先ほどの民事不介入があるため、警察が割り出された自転車の持ち主を教えてくれるということはありません。

ではどうすれば良いかというと、まず警察に放置自転車が犯罪絡みでないかの確認と、所有者へ自転車を処分して良いかという確認のための電話連絡を依頼します。

同時に放置自転車に「2週間から1ヶ月程度で連絡や引取などない場合は、管理者権限で撤去処分する」と明記した張り紙をしましょう。最後に、その期限までに撤去されていない自転車を粗大ごみとして出すか、不用品回収業者に依頼して処分してもらいましょう。

その際の防犯登録の抹消は必要ありません。

自転車の放置はダメ!

不要になった自転車を放置するのは危険です。

まず、自転車駐車場以外の場所に放置することは、歩行の妨げや視覚障碍者の障害物となったり、災害が発生したときに消火や救急活動の妨げになるので絶対にNGです。

条例などで細かくルールが定められている自治体もあるので注意しましょう。

自宅に不要な自転車を放置するのも危険です。

長期間放置していると、蜂が巣を作ってしまうことがあるからです。

また、捨て時を逃して放置すると、錆が悪化して、いざ捨てるときに運び出すのが大変になりますから、避けておくほうがいいでしょう。

処分に困ったらプロに任せよう

処分に困ったらプロに任せよう

晴れて防犯登録を抹消したら、処分できるようになります。住んでいる自治体に粗大ゴミとして出すか、不用品回収業者に引き取ってもらいましょう。

粗大ゴミの出し方は「不用品となった粗大ゴミを回収・処分する目的別の2つの方法」、不用品回収業者については「大掃除で頼むかも!?優良な不用品回収業者を見つける方法」を参照して、適切に処分しましょう。

粗大ゴミとして捨てるのであれば、住んでいる自治体の粗大ゴミを扱っている部署に予約して、処分したい自転車に粗大ごみ処理券を貼って「戸別収集」をしてもらうのが良いと思います。

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まとめ

まとめ
自転車自体を処分するのは至って簡単そうなのですが、防犯登録の抹消が非常に面倒だと感じます。

しかし、捨てたと思った自分の自転車が他の誰かに乗られて放置されて、盗難物だと思われて警察から電話がかかってくるのは、何か嫌な気持ちになりそうです。やはり防犯登録を抹消してから、処分することが望ましいと感じました。

僕の自転車も防犯登録の抹消の手続きをして、粗大ゴミとして自治体に取りに来てもらうようにしたいと思います。

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