脳が原因で片付けできない!?片付けに関わる障害について

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以前「片付けができないADHDの方必見!片付けができる4つの方法」のブログで書いたのですが、僕は定期的にADHDの人が集まる会に参加しています。

先日もその集まりに参加してきたのですが、その回の集まりに精神科の先生がゲストとして来られていました。

ADHDを始め、発達障害と言われる障害については、今現在でわかっていることの方が少なく、その先生も患者さんの治療と、発達障害に関する研究とで大忙しだそうです。

その先生の見地のお話があった後に質問コーナーがあったのですが、参加されている方はみんな、今よりも生きやすい生活や環境を求めている方ばかりなので、多くの参加者さんが質問しようと手を上げていました。

そういった質問の中で割合として多いと感じたのが、「片付けられない」という問題に関することです。

自分自身が、または家族の誰かが片付けられなくて困っているという方は非常に多いです。

「姉や娘が片付けられなのは、脳の異常なのか?」

「ゴミが捨てられなかったり、ゴミ屋敷になってしまうのは、ADHDが、発達障害が、脳の異常が原因で片付けられないのか?」

「そうだった場合、どうすれば良いのか?」

そういったことが知りたい方が多い印象でした。

すると先生が、脳の異常と片付けができないということとの相関や、そのような方達の片付けられないという状態が、少しでも良くなる方法を披露してくれました。

その方法を聞いた僕は非常に納得し、参加者の方々も納得されているようでした。

今回は、自分または自分の周りに、どうやっても片付けができない・してくれない人がいて、これは脳の異常や病気なのではと疑っている人に向けて、その先生が教えてくださった、片付けられないことと脳の関係、そして片付けができるようになるのかということを紹介します。

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「片付けできない」のは脳の異常なのか?

「片付けできない」のは脳の異常なのか?
よく片付けができないことと、脳の異常や発達障害は同じに語られることがあります。

それは、片付けができないということと、発達障害の特徴が、非常に似ている相関関係にあるからです。

では、どういった事柄が似ているのでしょうか?

物の増加

生活していると物が増えていくのは仕方のないことですが、いらない・使わない物を捨てなければ、物は増えるばかりです。

物が多い人は、後先考えずに物を買ってしまったり、衝動的に物を買ってしまったりと、どうしても物が増えざるを得ない状況に陥りがちです。

そして、なにより物が捨てられないのです。

いつか使うかもしれないから、また使うかもしれないから、思い出の物だから、もったいないから、まだ一度も使っていないからと言って、捨てられないのです。

捨てなくても片付けられればいいのですが、物が多いと片付けられなくなってしまうのです。

どこから手をつけていいのかわからない、どこにしまっていいのかわからない、そもそも片付ける物が多すぎてやる気が出ない。

そして結果的に「めんどくさい」となってしまうのです。

発達障害やADHDの症状でも同じようなものが見られます。

発達障害やADHDの方の多くは「頭の中の情報が整理できない」ということに悩んでいます。

情報が整理できないので、物事に優先順位をつけることが難しいのです。

この部分が、「片付けられない」ことと発達障害やADHDとが同じくして語られる理由です。

必要性に駆られない

自分自身で「片付けができないけど片付けられない…」と感じる人もいれば、周りの人達は気にしているけど当の本人は「片付けられない」どころか「片付ける必要性を感じていない」というケースもあります。

仮に片付けないとと思っていても、

「今週末に片付けよう」
「連休に片付ければいいや」
「大掃除のときにやればいいや」

どんどん先延ばししてしまうかもしれません。

この「先延ばし」が、発達障害やADHDの特徴のひとつなので、片付けられないことと重ねられて語られるのです。

そして遂には「片付けなくていいや!」と思ってしまう人もいるかもしれません。

また、ほこりアレルギーを持っていてこまめに掃除しないと体調不良を起こしてしまう人は片付けも頻繁に行うことになりますが、そういった緊急性がない人も先延ばしにしてしまいがちです。

脳に関わる病気や異常について

脳に関わる病気や異常について
ではそれら脳の異常である、発達障害やADHDとは、一体どんなものなのでしょうか?

発達障害

発達障害について広辞苑ではこう書かれています。

心身の機能の発達が困難な、あるいはきわめて緩慢な状態

さらに百科事典マイペディアにはこう書かれています。

子供のころ(乳幼児期から幼児期)にかけて現れることの多い心身の障害を意味する。代表的なものとして、知的障害、広汎性発達障害(自閉症)、高機能広汎性発達障害(アスペルガー症候群・高機能自閉症)、注意欠陥多動性障害(ADHD、多動性症候群)、学習障害などが知られる。

いずれも脳機能の障害が原因とされ、先天性なものであったり、そうでない場合も低年齢時に生じた他の疾患の後遺症によるものであったりする。

愛情のかけ方、育て方など生育環境が原因となったものは含めていない。

発達障害をできるだけ早期に発見して発達支援することが特に重要であることから、都道府県レベルで支援センターを設置するなど地域単位で乳幼児期から成人期まで一貫して支援できる体制を整えることを目的とした発達障害者支援法が2005年4月から施行された。

つまり、発達障害という大きな枠組みの中に、ADHDなどの症例が含まれているのです。

「発達障害をできるだけ早期に発見して発達支援することが特に重要である」とある通り、片付けに関しても支援してあげる必要があるのです。

ADHD

ADHDに関しては、「食の医学館」にはこう記述されています。

全児童数の3%を占めるともいわれる注意欠陥多動性障害は(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性を主な症状とする障害で、7歳未満の幼児期から起こり始める病気です。

具体的な症状は、勉強や課題に集中することができず、必要なものを無くしたり、話しかけても聞いていないなど、不注意な態度が目立つことです。

また、手足を始終ソワソワ動かしていたり、座っていなければならない時に席を立って走り回る(多動性)、他人の会話や遊びを妨害する、順番を待てない(衝動性)などの様子が見られます。

発症のメカニズムはまだ明確にはわかっていませんが、抑制に関わる脳の機能が何らかの原因によりうまく働いていないために起こると考えられています。

本人の努力の問題ではないので、むやみに叩いたり叱ったりせずに、この障害について理解し、根気よく治療を行っていくことが大切です。

つまり、片付けられないからといって、叩いたり叱ったりしてはいけないのです。

根気よく治療をしていくことが必要なのです。

どうすれば脳の異常が発見できるのか?

どうすれば脳の異常が発見できるのか?
発達障害やADHDはどうすればわかるのかというと、精神科や心療内科などの病院で検査をすればわかります。

ただ、全ての精神科、全ての心療内科で検査ができるわけではないので、マイペディアにも出てきましたが、お住まいの近くの発達障害支援センターに問い合わせると、検査してくれる病院を紹介してくれます。

脳に異常がある人への、片付けの方法・促し方

脳に異常がある人への、片付けの方法・促し方
普通の人と、脳に異常があったり発達障害やADHDかどうかで、片付けの仕方に違いはありません。

「片付け」という大枠の括りのやり方や方法などに関しては、

「片付けが苦手な人でも簡単にできる、部屋をキレイにする5つのコツ」
「片付け上手で収納上手になるための、物の捨て方の『極意』」
「大学生必見!勉強・仕事机の片付けの3つのコツ」

に方法を紹介しているので、参考にしてみてください。

では何かというと、大事なのは片付けに対してどう考えるかです。

先ほども書いた通り、本人の努力の問題ではないので、むやみに叩いたり叱ったりはしないでください。

例えば、あなたの家族で片付けられない人がいて、あなたの言うことを聞かせようと叱咤したり激を飛ばしたり暴力を振るっては、絶対にいけないのです。

大事なのは、物が増えてしまう原因を断ったり、片付けの必要性に狩られるように、それらのことについての「理由」を明白にしながら、根気よく指導していくことです。

もしあなたが片付けできない人本人であれば、責めても何にもならないので、決して自分を責めたりしないでください。

そして、物が増えてしまうということを意識して抑えていき、片付けの必要性に狩られるように、例えば定期的に友人知人を部屋に招くなどしてみてください。

まずは少しずつでいいので、改善していきましょう。

最初は少しずつでいいので物を捨てていき、いくらか物が減ったなら、それから整頓をしていきましょう。

物の整頓の仕方については「捨てるだけで効果を実感?風水に基づいたガラクタ処分術」「最大限の収納力を発揮させるための、押入れの片付けのコツ!」に詳しいやり方を書いているので、参考にしてみてください。

まとめ

僕も以前は片付けできない人間でした。

ただ片付けたいとは常々思っていました。

ADHDとわかってから、携わってくれる先生や片付けのプロの方と出会って、自分に合った効果的な方法を探していき、結果部屋はキレイになり、以後散らからずに維持ができています。

※それらの方法については、「片付けができないADHDの方必見!片付けができる4つの方法」「発達障害(の疑い)がある方向けの片付けのコツ」を参照してみてください。

脳の異常だから、発達障害だから、ADHDだからといって、決して片付けられない状態が続くとは思いません。

やり方、むしろ考え方次第でなんとでもなると思いますし、冒頭で出てきた先生もそう仰っていたので、根気よくやっていきましょう。

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