「どうすれば片付くの…」ゴミ屋敷と化した実家を掃除するコツと方法

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もう着ることない時代遅れの服、履き潰した靴、使いかけの化粧品、壊れた家電が散らかるリビング…

本や雑誌が階段の各段に積まれ、廊下はホコリだらけ、脱ぎっぱなしの靴が散乱する玄関。

食べ残し、食器、空の容器が散らかり、目も当てられない状況の台所。

そしてそこに住むのは、昔から掃除や片付けをしようとしないあなたの実の母親。

あなたのご実家は、このような「ゴミ屋敷」のようになっていませんか?

ゴミだらけ・不用品だらけの自分の実家と、片付けられない自分の母親について悩んでいるのではありませんか?

自分自身が次第に老いてきて、そろそろ身の回りの整理をしようとした時に、自分よりも高齢の母親は住む実家の片付けをしてしまいたいと考える方は多いと聞きます。

しかし片付けようとしても自分ひとり…自分で片付けをやろうにもゴミの量が多すぎて、思わず尻込みしてしまう…

母親は昔から片付けや掃除といった類のことが苦手で、手伝ってくれそうにありません。

一体どうすれば?誰かに頼んだ方が良いのか?

頼むとしても誰にどうやって頼めば良いのか?費用がそれなりにかかるのではないか?いくらかかるのか?

今回は、まるでゴミ屋敷のような実家を片付けたいと思っている方に向けて、なぜゴミ屋敷になってしまったのか?そもそもゴミ屋敷とは?実家を片付ける方法などについて、紹介していきます。

ゴミ屋敷になってしまう理由とは?

ゴミ屋敷になってしまう理由とは?
一時センセーショナルに取り上げられた「片付けられない女たち」という本が示すとおり、片付けや掃除が苦手だと言う女性の方は年齢に関係なく多くいます。

ヤフー知恵袋や教えてGooなどの質問投稿サイトにも、片付けられない女性自身からや、身の回りの片付けられない女性についての相談は非常に多く見られます。

もちろんこの問題は女性特有の問題ではなく、男性にも当てはまる問題であります。

ではなぜ、片付けられないということで悩んだり困ったりする人が多くいるのでしょうか?

そもそもなぜ片付けられない人が多くいるのでしょうか?

収集癖があるから

マンガとかカードゲームとかミニカーとか…誰しも何かしら集めている物って、あるのではないかと思います。

しかし世の中には、病的なほど何でもかんでも集めたがる人がいます。

「まだ使えそうだから」「もったいないから」「キレイなのに捨ててあったから」という理由で、ゴミ収集場所などどこからともなく廃品のような物を家に持って帰ってきて、その後は触れずにそのままにしておく…

そういう行為の繰り返しを経て、家の中だけでなく外までも物だらけというケースは多いようです。

必要性を感じないから

片付けをしなくても、掃除をしなくても、自分が生きていく上で全く問題を感じないという方がいます。

「潔癖症」の人がいますが、その逆といった立ち位置と言っていいでしょう。

これは片付けられない本人が困っているのではなく(むしろ全く問題と思っていない)、その人の周りの人が困っているというケースが多いです。

発達障害(ADHD)だから

「片付けられない女たち」という本の内容が示しているのが、先天性の脳の障害や、低年齢時に生じた疾患の後遺症が原因で片付けをすることができないということです。

物事の優先順位が付けられない、計画性がない(計画が立てられない)、集中力が続きにくいなどの症状が見られ、その症状が片付けや掃除ができないという結果に結びついているということなのです。

その他にも様々な理由が考えられます。

詳しくは「片付けられるようになるのか?片付けられない人が抱える理由」「片付けられなくてADHDを疑っている人が受けるべき、治療と支援」「片付けられない原因はADHD!?特徴、診断、片付け方法etc」を参照してみてください。

ゴミ屋敷の定義

ゴミ屋敷の定義
僕は「ゴミやいらない物が捨てられず散乱している家」のことをゴミ屋敷と呼ぶのだろうと、そしてそれが一般的な認識だと思っているのですが、本当にそれで合っているのでしょうか?

ゴミ屋敷の定義って、何なのでしょうか?

知恵蔵miniには、こう解説されています。

ごみ屋敷

家主が蓄積・収集した大量のごみが放置された土地や建物。

ごみ屋敷は全国各地に見られ、悪臭や害虫の発生、景観の破壊、放火の危険性といった周辺住民への被害が社会問題化している。

また国土交通省はゴミ屋敷について、このような見解を示しています。

「病害虫の発生や悪臭など、既に社会的な問題となっていたり、周辺住民から何らかの苦情等が寄せられているものなど」としている。

語彙や言葉の難易度を比べて考えても、だいたい一般的な認識と合っていると思います。

国土交通省の調査

国土交通省が2009年に全国の自治体に対して行ったアンケート調査によると、全国の250市区町村でごみ屋敷が確認されました。

ゴミ屋敷の住人がごみをため込む要因としては、過度の収集癖は別として、精神疾患や認知症、通常の生活を行う意欲や能力を喪失した状態に陥るセルフネグレクト(自分自身に対する放任・怠慢)などが考えられるとされています。

そしてゴミ屋敷は、核家族化・高齢化の進行によって一層増加するのではないかという懸念がされています。

実家を自分で片付けるとしたら…

実家を自分で片付けるとしたら…
ゴミ屋敷と化した実家を、ひとりで片付けるとなった場合、どうすればいいか・何から始めればいいかわからないという方が多いと思います。

ここからは、ゴミ屋敷を片付ける方法・手順や、片付ける際のコツについて紹介します。

片付けの順番を決める

片付けをする際に重要なのが、どう片付けていくかという「順番」を決めることです。

順番を決めていってその通りに片付けて行くことで、早く確実に片付けることができます。

実家の片付けだけでなく、普段の家や部屋の片付けも順番を決めてすることで、散らかりにくくなります。

片付けの順番に関しては「決めるだけで散らかりにくくなる、家の片付けの順番」「『ときめきお片づけ』のこんまりさんに学ぶ、片付けの順番」の記事が参考になりますので、読んでみてください。

片付けるコツ

「処分すること」を考えるか考えないかが重要

ゴミ屋敷を片づける・掃除をするとなった場合、「ゴミの処分のことを考えて片付ける」のと、「処分のことを考えずに片付ける」とでは、片付けるスピードが全く変わってくるということを、頭の中に入れておいてください。

「処分のことを考えて片付ける」場合であれば、ゴミの分別のことを考えて片付けをしなければなりません。

なので、片付けのスピードは必然的に遅くなるでしょう。

また、間違えて分別してしまった場合は、後で分別し直す手間も増えるので、結構大変です。

しかし、事前に分別してゴミをまとめるので、自治体などへも出しやすく、処分費用が安くなりやすいです。

反対に「処分のことを考えずに片付ける」場合であれば、分別のことを色々と考えずに片付けができるため、片付けのスピードは早くなります。

しかし未分別のゴミは処分が困難なので、片付けが終わった後に自身で分別するか、業者に依頼することになるでしょう。

そして、未分別のゴミの処分を業者に依頼した場合、依頼しない場合と比べると料金が高くなります。

自身で片付けるのであれば、この点に注意して片付けることが重要だと考えます。

「捨てずにとっておく癖」をやめる

「これはまだ使えそうだから、そのままにしておこう」「アレもコレももったいないから、捨てるのはやめておこう」

という気持ちが出てきがちですが、そういう気持ちを先行させて片付けをしてしまうと、片付けは前に進みにくくなるでしょう。

「思い切って捨てる」という気持ちが大切です。

「そうは言われてもなかなか難しい…」

と感じられる方も大勢いらっしゃると思います。

物の捨て方に関しては、「片付け上手で収納上手になるための、物の捨て方の『極意』」を参考にしてみてください。

きっと、パッパと物が捨てられるようになるはずです。

片付けをする1日の目標を立てる

「一気に片付けてしまおう!」と意気込んでしまうと、後で急に失速してしまうかもしれません。

一気にしてしまおうとせず、徐々に徐々に片付けを進めていくと、集中力が切れにくくなり順調に片付けができると思います。

「今日はここをこれだけ」「明日はあそこをこれだけ」という風に片付けていくことを勧めます。

親と話し合いながら片付ける

実家の片付けをするとなると、その家に住む親と一緒にすることになります。

その時に、あなたの率直な気持ちをぶつけながら片付けをしようとすると、親の反発に合いスムーズに片付けができない可能性があります。

その時に必要なことが、親を尊重しながら、発言に気をつけて片付けをするということです。

以下のことを心がけてみると、良いと思います。

親の価値観を否定しない

親は物を大事に使うことを前提に生きてきたので、物を捨てなくてもいい理由をずっと考えています。

例えばあなたが片付けの最中に親に対して「いつか使うって、いつよ」「どうせ使わないんでしょ」という言葉をぶつけてしまうと、反抗されたり喧嘩になったりするかもしれません。

この時は、例えば「すぐに使わないのなら、とりあえず一旦置いておこう」などと言って、やんわりと誘導しましょう。

親を主体にして話す

物が少なかった時代を過ごしてきた親は、物がたくさんあった方が良いという認識が強いです。

なので、あなたが「荷物を遺されて困るのは、私なんだよね」とか「片づけをしてあげてるのに」などと言っては、反抗されたり喧嘩になったりするかもしれません。

「お母さんにとって薬が取り出しやすくなるね」「あっちこっち探さなくてもよくなるよ」など、親にとって片付けのメリットを伝えるようにしましょう。

「自分ではできない…」と感じたら

「自分ではできない…」と感じたら
以上のことを考えてみて「やっぱり自分だけが主体になって片付けをするのは難しい…」と感じられる方がいらっしゃるかもしれません。

「猫の手も借りたい」ではありませんが、誰かヘルパーさんと一緒にするか、「片付けのプロ」に任せるということが必要になってくるでしょう。

プロはゴミ分別の方法を完全に把握していたり、分別は帰ってからやったりするので、片付けに慣れていない人と比べると片付けのスピードは圧倒的に早いです。

では、片付けのプロ(=不用品回収業者・便利屋)を選ぶとなった時にどうやって選べば、また費用はどれくらいなのかが気になると思います。

不用品回収業者の選び方や、不用品回収業者を利用する場合の料金の相場の調べ方などは、以下の記事を参考にされると良いと思います。

「上手に賢く使うポイントとは?不用品軽トラック積み放題について」

「不用品回収業者は高い?古いソファーを処分する最適な方法」

「燃えるゴミ?粗大ごみ?古くなった布団を処分する3つの方法」

まとめ

現在、親世代の介護や終活と並行して訪れている大問題が「実家の片づけ」と言われています。

そして大抵の場合、この問題は仕事や家事で忙しい子ども世代に降りかかってきます。

僕の母も最近そのことを意識しはじめ、祖母の住む実家に定期的に片付けをしに行っています。

母曰く、とりあえず自分達で片付けられる物は先に片付けてしまって、例えばタンスや本棚などの大きな物は不用品回収業者に処分してもらおうと考えているようです。

しかし、捨てる捨てないの話になると母と祖母、母の兄や兄嫁と言い合いになるようで、なかなか前に進んでいかないと嘆いています。

いくら親だと言っても、100%分かり合えるとは限りません。

親の意見を尊重しながら、時間をかけて片付けをしていくと言っています。

実家の片付けには、想像以上の長い期間がかかると思っておいた方がいいかもしれません。

あなたやあなたの家庭に合った片付けの参考になれば、幸いです。

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