許可、儲け、悪徳業者…不用品回収業者の裏側、お答えします

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家にいると家の目の前の道を、タクシーや宅急便のトラックや牛乳屋さんの軽バンなどいろんな車が往来します。

そういった車の中でも多いなと思うのが、便利屋や不用品回収業者の廃品回収車です。

一般家庭で不用になった物を有料で回収してくれる業者なのですが、僕の家の周りだけでしょうか、かなり多くの廃品回収車が通ります。

家の前を行き交う多くの廃品回収車を見てて思うのが、この商売は結構儲かるのかな?ということです。

儲かるのなら、それこそ僕が始めたらワンチャンスあるかなと思うのです。

今このブログを読んでいるあなたも、一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか?

しかし、本当に儲かるのか不明瞭ですし、いろいろなシガラミが多そうなイメージがありますし、不用品を集めるにはノウハウや資格も必要な気がします。

だいたい軽トラックで来る業者も、なんとなく胡散臭いというか、得体が知れない感じがしませんか?

そう思ってインターネットでいろいろ調べてみても、あまり良い情報は出てきません。

今回は、不用品回収業者がどうやって儲けているか、守るべき法律や得るべき資格、漂う胡散臭さの正体などについて紹介します。

なぜ軽トラックの不用品回収業者は胡散臭いのか?

なぜ軽トラックの不用品回収業者は胡散臭いのか?
「不用品なら何でも回収致します」

というようなアナウンスを流しながら、町の中をゆっくり走っている軽トラック。

要件があるので手を挙げて車を停めると、中から首にタオルを巻いて浅黒い肌をしたオッサンが出てくる…

前に一度、自分の部屋にあったいらなくなったキーボードを回収してもらった業者さんが、そのような出で立ちでした。

きっと悪い人ではなかったんでしょうけど、なんとなくこう“胡散臭さ”が漂っていました。

廃品回収車に漂う胡散臭さ、きっとあなたも感じたことがあるのではないでしょうか?

一体あの胡散臭さは何なのでしょうか?

違法営業をしている可能性がある

後ほど紹介しますが、基本的にああいった廃品回収車が無料で不用品を回収するということはあり得ません。

なぜなら、アナウンスを流しながら徘徊している廃品回収車は、「ある許可」を得ていない可能性があり、その許可がないと無料で不用品を回収することが認められていないからです。

しかし、「無料で回収する」と謳ってアナウンスを流しているリサイクルショップや不用品回収業者がいます。

このような業者は「違法」です。

で、無料とアナウンスしながら徘徊し、ニーズのある人の元で回収作業をし、回収作業の後に無理矢理に料金を請求して、人の良い年配の方や奥様方から金をむしり取るのです。

そのような悪徳業者のトラブルは多数報告されています。

また、実際にお客さんがお金を払わなくても、無料じゃないということで業者とお客さんとの口論やトラブルになることもあります。

そのようなトラブル未遂も、数多く報告されています。

町中を回っている不用品回収業者の全部が全部違法営業をしているじゃないです。

しかし、少数の悪い業者のせいで、正当にビジネスをしている方たちも多少懐疑の目で見られてしまうのです。

大きな会社ではない

基本的に大きな規模の不用品回収業者は、アナウンスを流しながら町の中を徘徊するような営業の仕方はしていません。

あのような営業方法をしている不用品回収業者のほとんどは個人または少人数で不用品回収をしています。

不用品回収業者だけでなく大きな規模の会社だと、車がキレイだったりお揃いのカラーリングやロゴがあったりと、車自体に「統率感」が伺えます。

しかし町を回っている不用品回収業者はたくさん車を持っているわけではないですし、使っている車もあまり清潔じゃなかったりカラーリングやロゴも入っていないということもあるので、大きな規模の会社に比べれば多少の「不信感」は感じてしまいます。

これらのような要因が、人が廃品回収車に対して“胡散臭さ”や“信頼性に欠ける”という感情を抱いてしまうのだと思われます。

悪い業者の見分け方

とにかく流しているアナウンスの中に「無料」というキーワードが多過ぎる業者は関わらないようにしましょう。

中には「不用品回収の見積もりは無料」とアナウンスしている業者もいますが、そのような業者は良いでしょう。

アナウンスをよく聞いて、都合の良いことばかり羅列されているような業者は避けましょう。

不用品回収業者が守るべき決まり事

不用品回収業者が守るべき決まり事
不用品をどうやって回収したかや、回収した不用品をその後どうするのかで、いろいろと法律や決まり事があります。

廃棄物処理法

一般家庭から排出されたゴミは一般廃棄物、企業・法人から排出されたゴミを産業廃棄物と分けた法律です。

産業廃棄物の中に一般廃棄物を混ぜて処理することや、逆に一般廃棄物の中に産業廃棄物を混ぜて処理することが禁じられています。

一般廃棄物運搬許可

一般家庭から排出された廃棄物を回収して運ぶための、自治体が交付する許可です。

この許可は取得が非常に難しいとされています。

しかし、ここでポイントなのは一般家庭から排出された廃棄物は運べません(有料無料問わず)。

しかし、一般家庭にあった不用品(まだ使える物)を運ぶことはできます。

「ゴミ」は運べませんが、「まだ使える物」は運べます。

古物商

一般家庭からお金を払ってもらって回収した不用品を、再度使えるようにして売るための許可です。

この許可は取得が容易なので、不用品回収をビジネスとしてするとなったら持っておくべき許可です。

この許可無しに営利目的で不用品の売買をしてはいけません。

許可や法律については、「許可がなくてもできるの?不用品回収のビジネスの中身」や、「許可が無いと話にならない!不用品回収を個人でするためのバイブル」を参照してみてください。

こうやって見てみると、どうやって商売として成り立たせて、どのように利益を得ているのかが全く見えてこないですよね。

次は、じゃあどうやってビジネスとして成立させて儲けを得るのかということについて紹介します。

不用品回収業者の儲けの出し方

不用品回収業者の儲けの出し方

取得が難しい許可があるから…

上でも書いた通り、「一般廃棄物運搬許可」の取得は非常に難しいです。

なぜなら、自治体は既にある程度の廃棄物処理業者にこの許可を取らせて、自治体がするべき一般家庭からの廃棄物の収集運搬の仕事を割り振らせているので、これ以上許可を与えられた業者が増えることは、自治体からしてみて不都合なのです。

例えば、既に許可を取得して自治体からの仕事を請け負っている不用品回収業者で、廃業するとか倒産するとかなった場合は「空き」ができるので、そういった場合は追加で許可が取れるかもしれませんが、それ以外では難しいと思われます。

手間はかかるけど…

ではどうするかというと、「古物商の許可を撮って、お客さんからお金を払ってもらったり、逆に買い取ったりして、まだ使える不用品を回収する」ということをすれば、一般廃棄物収集運搬許可がなくても不用品の収集ができます。

集めた不用品は、大きく分けて2つの方法で「新たな価値」になります。

ひとつ目は、不用品を修理して売れる状態にして再販する。

ふたつ目はそのままでは使用せず、分解して部品や資源として再利用するという方法です。

多くの不用品に言えますが、例えば家電で言えば冷蔵庫や炊飯器や洗濯機というような完成品・完動品よりも、分解して部品として売った方が高く売れます。

家電だけでなく椅子や自転車など何にでも言えますが、それそのものではなく部品や資源としての方が高く売れます。

また、特定の物に限って買い取ってくれる専門買取業者はたくさんあるので、資源などはそういった業者に売るとお金になります。

見て分かる通り、不用品をたくさん集めないと利益になりにくく、そんなに簡単には儲けは出ません。

ラクして儲かる仕事では決してありませんが、やる人の動き方・働き方によってはそれなりに利益が出る仕事です。

そして、売れるように努力して、それでも売れない「ゴミ」は、一般廃棄物処理業に有料で処理してもらうという形になると思います。

まとめ

もう既に不用品回収をしている業者が多いので、これから新規参入して始めるというのは正直難しいですが、動き方や考え方でなんとかなるのではと思います。

不用品回収業の良いところは「仕入れる物」は無数にあるということです。

物があり続ける限り不用品は出てきます。

その不用品をキレイにするなり分解して部品や資源にして「新たな価値」にすれば、必要としてくれる人はいます。

僕も先日いらなくなったキーボードを廃品回収に出しました。

電源が入らなくて音が鳴らないので、直されて楽器として売られているか、分解されて材質ごとに新たな物に生まれ変わっていることだと思います。

不用品それその物の価値ではなく違う形の価値を求めている人は必ずいるので、動き方や考え方で儲けることはできると思います。

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