「家や部屋の片付けや収納ができない!!!」この悩みで困っている方、結構いらっしゃるんですよね。

それまでは、片付けや整理整頓が苦手でできなくても、そんなに困るということが無いって方が、結婚や出産等で妻になったり母親になったりがキッカケで、家の中や部屋の中の掃除や片付けをせざるを得なくなったという話をよく耳にします。

この話は、女性の方に多いですね。そして、近年増えているケースが、「年老いた親」の物の片付けで困っている中高年の人が多くいらっしゃると聞きます。今の中高年の親世代の多くの方は、太平洋戦争の戦災をくぐり抜けてこられました。

だからなのでしょうか?

その年代の方たちは、我々の世代のような「モノに囲まれた生活」ではなく、戦争でモノが無かった時代を生きてきたため、モノへの執着心が強い傾向があるとされます。

つまり、もったいなくて「物が捨てられない」ということです。

そういった方の片付けは簡単ではありません。本当に物が多いです。だから、今の中高年の方で、自分たちの親の物の片付けで悩んでいる方は本当に多いです。兎にも角にも、片付けをする上で「捨てる」という行為は避けては通れません。

そんな「捨てる」ということの重要さや、捨てるよりも大切なことや、捨てる方法について、紹介していきます。


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1 どうして片付け上手&収納上手になるために、「捨てる」ことが重要なのか?

捨てる前にすべきこと

「捨てる」という行為が大切という話をしていきますが、「捨てる」の前にもっと大切なことがあります。

それは「分ける」という行為です。

何を分けるかというと、ゴミとゴミでない物を分けるということです。この「分ける」という部分で誤ってしまうと、せっかくの掃除や片付けが台無しになってしまいます。

「分ける」ことで、頭の中が整理される

片付けようとしている物や捨てようとしている物を細かく分けることで、分けずに手当たり次第にポイポイ捨てていくよりも、頭の中が整理されます。「分ける」という行為で、コレが本当に自分にとって必要な物かそうでないのかを、冷静に見ることができるのです。

家の収納には限界がある

家や部屋や収納は、細胞分裂して増えていくものでしょうか?いいえ、違いますよね。居住空間はもちろん、収納スペースが増えていくことはありません。

だから、物が増えたら、使わない物は処分しなければ、収納スペースが追いついていきません。モノを捨てるということが、「もったいない」という気持ちもわかります。

しかし、すでにある物を捨てないと、新しく得た物が収納できません。だからこそ、「分ける」という作業で、自分に何が必要なのか、見つめ直し考えなければならないのです。

2 物は使ってあげないと「かわいそう」

なんでもそうですが、物は使わなければ意味がありません。意味が無いというか…使わないと意味を発揮しないというか。

だから、使わずに放ったらかしにしたり、押入れの奥でひっそりとさせているのは、その物に対してかわいそうだと思うのです。なので、その物が自分にとって本当に大切な物かどうか、これから先も使うかどうかを判断して、使わないようなら、勇気を出して処分をした方が、物にとっても供養になるのだと思います。

今まで果たしてくれた機能や効果効能に感謝して、捨てるべきだと思います。


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3 物を捨てるための「分け方の極意」

「要る物」と「要らない物」に分けるのは当たり前

すなわち「ゴミかゴミじゃないか」ということなのですが、これで分けるのは当たり前のことです。

このゴミの方と、ゴミじゃない方を、さらに細かく分けていきます。そうすることで、後で収納したり処分したりする時に、しやすくなります。

「要る物」を使用頻度で分ける

これが意外と大事です。

例えば、まずダンボール箱を3つ用意します。そして、そのダンボール箱に「よく使う」「ときどき使う」「ほとんど使わない」と書きます。次に、実際に片付けをしていく過程で、この3つに意識しながら、物をそれらのダンボール箱に入れていきます。

こうすることで、「ほとんど使わない物」はその後一定期間を過ぎても使うことが無いようであれば、ゴミとして捨てることができます。

また、「よく使う」と「ときどき使う」だと、収納の中の奥の方に「ときどき使う物」を、手前の方に「よく使う物」を置くことができ、例えば何か探す時に、引き出しやタンスや押入れの中をひっくり返すことなく見つけることができます。

「要る物」をカテゴリーで分ける

自分に必要な物をカテゴリーで分けたら、さらに後で見つけやすくなります。

例えば、薬なら薬でまとめる、家電製品の保証書はそれらだけでまとめる、書類等は書類だけまとめるといったことです。書類に関して言えば、片付けコンサルタントで有名な近藤麻理恵さんは、「基本書類は全捨て」という考え方を示しています。

例えば、家電製品の保証書で言えば、保証期間なんてとっくに過ぎているようなモノは、捨てましょう。また、家電製品の説明書は、捨てましょう。なぜなら、説明書を読み込まなくてはいけないような電化製品の説明書は、はじめから、しまいこんでいないハズだからです。

つまり、しまいこんである説明書は捨ててしまっても構わないということです。わからなくなっても、便利な時代ですから、インターネットで調べたりすれば、解決できるハズです。

また、薬でも、効果効能で分けておけば、頭が痛い時に薬箱の中をひっくり返さないでも、サッと見つけることができます。そのうえでそれらをそれぞれ使いやすい場所に配置していくと、必要な時に必要な物がサッと見るけることができます。

「要る物」を「今使っている物」と「今は使っていない物」に分ける

例えば、要る物を「今使っている物」と「今は使っていない物」に分けます。そして、「今使っていない物」を「捨てたくない物」と「いずれ使う物」と「使うかもしれない物」に分けます。

「捨てたくない物」とはどういった物かというと、いわゆる「思い出」ですね。写真とかCDとかDVDとか、そういった類いの物です。

「いずれ使う物」とはどういった物かというと、何らかの物のストックのことです。カミソリの替刃とか、買い置きしているパスタとか、そういった物です。

要は、使っている物と使っていない物が混在しているから片付けられないのです。

例えば、ダンボール箱を用意して、「捨てたくない物」と「使うかもしれない物」を箱詰めして、タンスなどの収納の奥へ片付けます。そうすると残っているのは、「使っている物」と「いずれ使う物」のみになります。

「いずれ使う物」は、まとめて引き出しや収納の奥に入れておくといいでしょう。そして、「使っている物」だけを、手前の取り出しやすい場所に置きましょう。そうすることで、雑多に入れていても、見ただけでパッとわかります。

まとめ

「捨てる」って、本当に難しいことだと思います。しかし、しっかりとモノに対して接して考え、そのモノが自分にとってどういうモノなのか見極めることができれば、きっと難しいことではなくなると思います。

これから家や部屋を片付けようと思っているあなた、「捨てる」前の「分ける」を、どうぞ試してみてください。