家にいるといろんな業者や企業から電話がかかってきます。

一番多いのはインターネット・プロバイダの営業の電話、または生命保険の営業の電話です。

かかってくるいろんな電話の中で少し気になるのが、「不用品なら何でも回収します」という不用品回収業者の営業の電話です。

あいにく差し出すことのできるような不用品は無いのでお断りするのですが、なかなかしつこく引き下がらないのです。

ちょっと語気を荒げると引き下がってくれたので良かったのですが、にしてもこういった営業の仕方は如何なことかと思います。

僕の知っている不用品回収業者さんはこのような電話での営業をしていませんが、ちゃんと売上は上がっています。

電話で営業している不用品回収業者は、そうしないと仕事が取れないのでしょうか?

それとも、僕の知ってる不用品回収業者さんが非常に優秀なのでしょうか?

電話の先の営業員は、こちらの断りを聞いてもなかなか引き下がってくれなかったし、電話口での受け答えも何と言うか高圧的で、あまり良い印象を受けませんでした。

僕はこの不用品回収業者に対して悪い印象を持っただけでなく、何か裏で悪いことをしているのではと疑ってしまいました。

今このブログを読まれている方の中に、電話での営業だけでなく、飛び込み営業をされたり徘徊している廃品回収業者の軽トラックを見たりして「不用品回収業者は悪質なのではないか?」と思われたことがあるのではないでしょうか?

今回のこのコンテンツでは、不用品回収業者にどうしてもつきまとってしまう悪徳さの正体について、実際に悪徳な業者はいるのか、なぜ悪徳な業者が存在するのかなどについて紹介していきます。

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なぜ怪しい不用品回収業者がいるのか?

実際、かなり多くの怪しい、または悪徳な不用品回収業者は存在します。

しかし、なぜそのような業者がはびこっているのでしょうか?

法律の穴が多いから

廃棄物を収集・運搬・処理するには、多くの法律や決まりが存在します。

しかし、それらの法律や決まり事は、いわゆる“すき間”が存在し、賢い悪徳業者達はそのすき間を狙って商売をしているのです。

例えば、電子レンジや炊飯器とは別で、冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンなどの4つの家電については、「家電リサイクル法」という法律で処理について詳しく決められています。

その中でもこれら4つの家電の処分について、家電量販店や販売店には収集と処分とリサイクルするためのルートを定めなければならないとしています。

ここまでは良いのですが、問題はこれらの家電を廃棄する側の“消費者”の決まりにすき間があります。

家電リサイクル法では消費者に、家電量販店や販売店が収集・処分・リサイクルするための手数料を「家電リサイクル料金」として払う“原則”を儲けているのです。

そう、あくまで“原則”であり“義務”ではないのです。

家電量販店や販売店にはキチンとした処理をするよう決めているのですが、正直消費者については別に家電量販店や販売店に必ずしも処分を依頼して家電リサイクル料金を払わなければならないという決まりはないのです。

では、家電量販店や販売店で処分するのではない他の選択肢があるのかというと、そこに登場するのが不用品回収業者なのです。

もちろん優良な不用品回収業者やリサイクル業者は正しく処分していますが、消費者から法外な回収料金を取り、あげく回収した家電を山奥や海に不法投棄するという悪徳な不用品回収業者も少数ですが存在します。

このように、法律や決まり事の穴やすき間を狙って、悪どい商売をしている業者がいます。

一部の業者が風評を乱しているから

誤解が無いように表現すると、そのように悪どい商売をしている不用品回収業者は、ごく少数です。

ほとんどの不用品回収業者は合法的に問題なく事業をしていますが、少数の悪徳不用品回収業者が風評を乱しているから、不用品回収業全体に悪徳や胡散臭い空気がまとわりついているのです。

なので、優良で合法的に事業をしている不用品回収業者に不用品回収を依頼すれば、何の問題もないのです。

不用品回収を取り囲む法律

前にも書きました通り、不用品を取り囲む法律が多く存在します。

しかし、ここで重要になってくるのか「不用品の捉え方」です。

存在している法律の多くは「廃棄物」に関わる法律なのです。

廃棄物=ゴミということで、ゴミの処分については法律で厳しく定められています。

例えば、一般家庭から出た廃棄物を収集・運搬・処理するためには「一般廃棄物収集運搬許可」という自治体から与えられる許可が必要なのですが、この許可を得るのは非常に難しいのです。

また同じように企業や法人から排出される廃棄物については、「産業廃棄物収集運搬許可」という許可が必要です。

しかし、「不用品」の全てをゴミとして定義づけることはできるでしょうか?

不用品の中にはもちろんもう使えなくて捨てざるを得ない物もあるでしょうが、直したりキレイにすれば使える物もありますし、分解して部品だけにしたり資源にすれば、まだまた活用できる物もあります。

廃棄物に関する法律や決まり事はありますが、不用品全般についての法律は散見できません。

つまり、不用品を廃棄物だと捉えて収集・処分をすることは難しいですが、まだ売れる・使える物として収集・運搬することは可能なのです。

前に書いた「一般廃棄物収集運搬許可」や「産業廃棄物収集運搬許可」が無くても、まだ使える物として収集して、使える物はキレイにして転売したり、バラして部品にしたり金属などの物をまとめて売ったりすれば良いですし、結局売れなかったりバラした時にでたゴミは、「一般廃棄物収集運搬許可」を持っている業者に頼んで処分してもらえれば良いのですから。

しかし悪徳な不用品回収業者は法外な価格で回収したり、捨てるための費用が惜しくて不法投棄をすることもあるのです。

不用品や廃棄物にまつわる法律や決まり事については、「不用品となった粗大ゴミを回収・処分する目的別の2つの方法」や「許可、儲け、悪徳業者…不用品回収業者の裏側、お答えします」を参考にしてみてください。


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この特徴は悪徳業者かもしれない

全部が全部じゃないですが、こういう特徴があったら悪徳な業者かもしれないという物を紹介します。

軽トラックで徘徊している

軽トラックで街中の走っている業者はトラブルの温床です。

特に「無料で回収します」とアナウンスを流しているのに、いざ不用品を回収して軽トラックに載せた後に、「コレは処分料がかかるんで、◯円ください」と請求してくる業者がいます。

それを断ると「じゃあ自力で下ろしてください」と言ってくるので、お客さん側は泣き寝入りをしなければならないというワケです。

もちろん真っ当に回収をしている方もいらっしゃいます。

回収した家電を国外に輸出して売ったり、国内向けの商品にしたり、金属資源として売って生計を立てている方もいます。

電話でしつこく営業してくる

僕が体験したように、不用品があれば回収しますという体でしつこく電話で営業をしてくる業者がいます。

このような業者は単純に鬱陶しいので、まともに応対する必要はないですし、いざ不用品があって回収してもらっても回収費用がべらぼうに高かったりします。

優良業者に不用品を回収してもらう方法

ではどうすれば悪徳な業者ではなく優良な業者に巡り会うことができるのでしょうか?

まずは、怪しいと感じた業者に関しては完全に拒否を貫きましょう。

もし仮に不用品回収の予約を入れてしまったら、クーリングオフに基づきキャンセルができるので、自信を持ってキャンセルしましょう。

次に、不用品の回収処分の必要性が出てきたら、インターネットやタウンページを使って不用品回収業者を探すようにしましょう。

特にタウンページは悪徳な不用品回収業者をあらかじめ調べて載せないようにしているので、信頼度が高いです。

ひとつの業者に見積もり依頼をせずに、なるべく相見積もりをするようにしてプランを比べて、自身の都合や予算に合った業者を見つける方が良いでしょう。

優良業者の見つけ方に関しては、「問題は無いのか?回収された不用品のリサイクル・転売について」を参考にしてみてください。

まとめ

不用品回収業者だけではなく、何となく怪しいと思った業者からの電話や、知らない電話番号からの電話は切るようにしましょう。

僕の父が先日、電話営業をしてきたシロアリ退治の業者に駆除をしてもらったのですが、法外な料金を取られてあわやトラブルになりそうでした。

世の中にはバックにヤクザが付いている不用品回収業者もいます。

上納金を稼ぐために法外な処分代金を要求するなどしてお客さんとトラブルになったり、警察からマークされている業者もいます。

ただ、全てが悪い人ばかりじゃありません。

一部の悪徳業者のせいで業界全体のイメージが悪くなり、仕事がしにくくなったと愚痴こぼす不用品回収業者もいます。

悪徳業者は様々なアプローチをしてきますが、「怪しい」と思った時点でやり取りをやめるようにしましょう。

不用品回収サービスの詳細はコチラをご覧ください。